ティッシュで出来たミンミンゼミ(左)と本物のアブラゼミ。羽はセロハンで作られているティッシュで作られたエンマコオロギカマキリの触角を付ける駒宮さん=川口市戸塚2丁目の自宅 カブトムシやセミなどの昆虫を、ティッシュペーパーで本物そっくりに作ってしまう達人がいる。約50種類120点の力作を楽しんでもらおうと、さいたま市浦和区北浦和3丁目の「さいたまふるさと館」で、初の「昆虫展」が開かれている。「子どもたちに無限の可能性を伝えたい」という。 個展を開くのは川口市の貸しビル業駒宮洋さん(64)。十数年前に建設業をやめ、幼少期を過ごした栗橋町の生家のような、自然に囲まれた古民家を探し、各地を訪ね歩いた。わらや木材を使い、古民家の模型を作るのが趣味になった。 生家で飼っていた鶏を再現しようと、白くてふわっとした材質を探していて、ティッシュペーパーに着眼した。花や野菜も作ることができ、面白さと奥深