印刷 関連トピックス芥川賞・直木賞プレシオサウルスの母親と胎児の化石=米ロサンゼルス自然史博物館提供プレシオサウルスが赤ちゃんを産む様子の想像図=米科学誌サイエンス提供(C)1993Coo製作委員会 プレシオサウルスという首長竜の仲間は、卵ではなく赤ちゃんを産み、群れで暮らしながら子育てをしていたかもしれない。化石になった身重の母親を調べた米国の研究チームがそんな論文をまとめ、12日の米科学誌サイエンスに発表する。 プレシオサウルスは恐竜のいた時代に海で暮らしていた爬虫(はちゅう)類。景山民夫さんの直木賞作品で、現代に生き残ったプレシオサウルスの子「クー」を少年が育てる物語「遠い海から来たCOO(クー)」に登場。アニメ映画にもなった。 チームが、米カンザス州の7800万年前の地層から掘り出された化石を調べたところ、母親の腹の部分から胎児とみられる骨も見つかった。胎児は1頭。母親の体長