静岡県警に世界チャンピオン誕生−。 浜松中央署駅前交番の関根秀樹巡査部長(36)が、アラブ首長国連邦で今月開かれたブラジリアン柔術の世界大会 「ワールドプロフェッショナル柔術カップ世界大会」の98キロ超級で優勝した。23日、優勝報告のため県警本部を訪れ、「何も持って帰らないわけにはいかない、との気持ちだった。ほっとしました」と喜びを語った。 大会は15日から3日間の日程で開催され、関根さんは98キロ超級と無差別級のトーナメント戦に出場。無差別級でも3位の成績を残した。 ブラジリアン柔術は19世紀末にブラジルに移住した日本人柔術家から広まり、独自に発展した関節技などが特徴の格闘技。逆輸入された日本でも近年、格闘技ファンの間で人気が高い。柔道3段で、山梨学院大在学中に山梨県大会で準優勝したこともある関根さんが、ブラジリアン柔術に出合ったのは一昨年11月。 浜松中央署で外国人犯罪を担当するよう