ガンにかかるリスク、というのは、よくバケツに水がぽたぽたしたたってあふれる状態を比喩にして語られます。水の一滴一滴には、様々な要因が含まれている。それは、食べ物かもしれないし、タバコや酒かもしれないし、放射線かもしれないし、遺伝的なものかもしれません。何か一つの原因でガンになる、というケースはほとんどない。多種多様な影響が一滴ずつバケツにたまり、あるときついにあふれ、ガンが発症する、というわけです。 一方で、ガンに罹りにくくする作用、というのもいろいろ語られてはいるんだが、同じように何かをすればそれが効果的、というものはほとんどありません。ダイコンやニンジン、トマト、ブロッコリー、ホウレンソウ、イワシ、アジ、サンマ、エノキダケ、コンブ、シジミ……。ガンになりにくい、とされる食べ物はもう枚挙に暇がありません。しかし、大量のマウスを比較し、大量にダイコンを食べさせたマウスとそうでないマウスとで
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