矢野経済研究所の調査によると、2008年度の食品宅配サービス市場は前年に比べ4%拡大し、1兆5844億円規模になった。市場の過半を占める生活協同組合(生協)の「個人宅配」サービスが6.0%増の8064億円と、大幅な伸びを続けたことが影響した。核家族化や共働き世帯の増加で、これまで生協の主流だった共同購入に代わり個人宅配の普及が進んでいる、と矢野経済研は分析している。 またスーパーやコンビニなどがインターネットで注文を受け付け、店頭の商品を宅配する「コンビニ・ネットスーパー宅配」も大手スーパーを中心に導入店舗が増え、市場規模は231億円と前年の1.7倍に急伸した。有機/低農薬野菜や無添加加工食品の会員制宅配サービス「自然派食品宅配」も12.6%増と成長が続いている。矢野経済研では、食品の安全に対する意識の高まりが背景にあるとみている。 食品宅配サービス市場全体の規模は2013年度に1兆792
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