日本の食卓を支えたカマボコが、落ち込んで久しい。生産量は30年前の120万トンをピークに、今では50数万トンまで落ち込んだ。業者数もピーク時の2500社から1000社へと激減している。 カマボコは魚から動物性タンパクを摂取できることから、健康食としてもてはやされ、ダイエットや美容にもいい。だが、日本ではすっかり存在感が薄れた。だが、実は「ねり製品」の市場は今では海外で急伸していて、その規模は130~140万トンに膨れ上がっている。 今回の震災に負けない人々は、小田原で150年近くカマボコを作り続けてきた鈴廣にスポットライトを当てる。カマボコを手がけたのは慶応元年(1865年)。そして、東日本大地震によって、他のサービス業と同じように一時は客足がすっかり消えた。 「これはかなりでかいな」 いつもの地震と全く違うとは分かりました。遠い所の地震だけど、かなりデカイと。 この時、本社の隣にある店舗