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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/jyoshige (49)

  • 書評:保守の遺言 - Joe's Labo

    左翼の壊滅についてはわざわざ説明の必要もないだろうが、最近、保守の凋落ぶりもすさまじい。 保守と名乗る人はいても、話題になるのはせせこましいムラ意識丸出しの発言くらいだ。 国民新党なんて、バラマキや郵政国有化というトンデモ政策で支持率が低下するや、思い出したように 「夫婦別姓反対!」と撒き餌を投げる。「みんな、こういうの受けるんでしょ?」というわけだ。 こういった問題を真面目に考えているという人は、足元見られてバカにされているわけだから怒った方がいい。 要するに、もともと“反共”同好会でしかなかったから、“共”が無くなればせいぜい「日最高!」 程度のフレーズしか出てこない薄っぺらい方々なのだろう。 「ギリシャ暴動は資主義崩壊の号砲」といって絶賛しちゃう人たちもたいがいだが、たぶん、 おつむの程度はどっこいどっこいだ。 なんてことを考えている時に、ふと手に取ったのが書である。 氏は冒頭

  • 人生にもクライマックスシリーズは必要 - Joe's Labo

    先日、某紙の編集委員と話していて、ふと会社内のメンタル・トラブルの話題となった。 なんでも地方支局に顔を出すと、4人も休職者がいて驚いたそうだ。記者20人だから実に2割。 それも、全員2,30代の若手らしい。 「いったいどういうことなんでしょうか……」と困惑していたが、無理もない。 その新聞は過去、何度も、“うつ”などのメンタルトラブルの増加は、「IT社会のストレス」だの 「ノルマや過重労働」だのが原因だという論調を張ってきた。 だがこれらは誤りだ。週休二日制の浸透やITの普及で、むしろ日人の年間総実労働時間は (長期的には)減少傾向にある。そもそも、東京の政治部ならともかく、地方支局で過労というのは あまり聞かない。 そしてとても重要なことだが、新聞崩壊とかなんとか言われているが、新聞社の平均賃金は 腐ってもメーカーよりは高く、それくらいの若手でも800万くらいは貰っている。 つまり、

  • 対症療法で問題は解決しない - Joe's Labo

    ポスドク採用480万の大盤振る舞いが早くもこけているらしい。 さんざんあちこちで書いてきたことなので繰り返さないけれども、問題の質は日企業の年功序列体質にあり、 22歳のピチピチの男の子が大好きだという点にこそある。 そこにメスを入れずに金ばらまいたって意味が無い。というより、文科省は自分で採ればいいだろう。 そしたら予算使わずにすむじゃないか。「博士なんて採れないよ」というのであれば、採れない理由を 考えるといい。それが問題の質だから。 とりあえずこの失敗により、若者には「博士過程なんて行ったら500万積んでも就職できないらしい」 というメッセージを、世界には「日はドクターを採用しない変な国だ」というメッセージを送って しまったわけだ。こんなんじゃ留学生も増えませんよ。 そしてもう一つがコレ。 企業の新卒至上主義に対し「卒業後3年間は新卒扱いにしてね」という提言である。 こちらは

    対症療法で問題は解決しない - Joe's Labo
  • 日本における内戦 - Joe's Labo

    の自殺者が年3万人を超えているというのは有名な話だ。藤岡弘は「内戦状態だ」というが、 あながち誇張でもない気がする。 その原因についてだが、よくありがちな「日が厳しい競争社会だから」というのはナンセンスだろう。 年功序列のおかげで、大手のサラリーマンは外資に比べれば競争なんてないようなもんだし、 規制のおかげで正社員と非正規雇用労働者は競争しなくてよい。 そもそも、郵貯を実質再国営化して官僚OBをトップに送りこむような国だ。ほとんど計画経済である。 むしろ競争が無いことこそ、内戦の原因だろう。 新卒至上主義や転職市場における年齢上限からも明らかなように、 日社会というのは「失敗を前提としたシステム」ではなく、 「失敗してはいけないシステム」をベースにしている。 こういう社会では落ちた人へのサポートはとても弱い。落伍者を支えるシステムなんて作ってしまったら、 失敗の存在を公式に認める

    日本における内戦 - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2010/02/25
    "失敗してはいけないシステム"
  • 新卒神話の終焉が意味するもの - Joe's Labo

    12月時点の内定率が96年以降で過去最低を記録した。 73%といっても、この時期になると(進学や留年等で)戦線放棄した人が母数から抜けるため 就職できない学生の実数はもっと多いはず。 ただし、求人倍率的には“元祖氷河期”の方がよっぽど低い。 最低は00年卒業者に対する0.99。年卒業予定者は1.62と、求人倍率だけを見れば氷河期とは いえない数字だ。 つまり、求人は出しても内定は出さない企業が増えたということになる。 この事実は、新卒採用のトレンドが、過去10年の間に大きく変わったことを示している。 90年代半ばまで、「まっさらで従順でポテンシャルがありそうな子」であれば、どこかに 引っかかることは可能だった。現在はそういった資質に加えて、各社がそれぞれに必要な素養の 有無を判定しているわけだ。 企業によって全然違うので一概には言えないが、代表的なものはコミュニケーション能力、 表現力と

    新卒神話の終焉が意味するもの - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2010/01/15
    "求人は出しても内定は出さない企業が増えたということになる。"
  • 労働組合という恐竜 - Joe's Labo

    今週の週刊ダイヤモンドの労組特集。ブログを定期的に読んでいる人なら 理解している内容かもしれないが、コンパクトに良くまとまっている。 正直、よく取り上げてくれたと思う。 労組中央役員の年収が2500万円の日郵政グループ。 懲戒処分対象者の採用をねじ込む自治労。 彼らにはなんのビジョンも問題意識もなく、あるのは動物的エゴだけだ。 企業別労組なんて、もはや存在価値ゼロだろう。 そして、閣僚18人のうち連合関係者を7人も含む現政権にとって、労組問題は 間違いなくアキレス腱と言えるだろう。 個人的には、公務員人事制度改革や雇用対策という分野では、民主党には最初から 期待していない。 一つだけ付け加えるとすれば、欧米と違って日の労組が労使協調路線をとるのは 国民性でもなんでもなく、それがもっとも合理的な判断だからに過ぎない。 いつも言っているように、終身雇用では、労使は文字通り一体化する。 若

    労働組合という恐竜 - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/12/09
    "図体はでかいが何も考えちゃいないということか(笑)"
  • なぜ正社員は会社での飲み会に参加するのか - Joe's Labo

    面白いコラムがダイヤにアップされている。 執筆者は知り合いだし、内容に異論はないのだけど、 別アングルからシンプルに考えると違った側面も見えてくる。 ここでいう正社員というのは、終身雇用契約により正社員村の村民 となった労働者のことで、契約単位は“人生”である。 彼らは「企業の永続的な発展」という点で、企業とほぼ完全に利害が一致する。 一方の派遣社員は最長でも3年の契約期間であり、企業との利害は一致しない。 一致しないのに就労できているのは、彼らは“時給”というきわめて流動的な単位 で契約しているためだ。 人生と時給という観点から見れば、飲み会の意味合いも大きく変わってくる。 村民からすれば村の行事に出て親交を深めておくことはそれなりのメリットがあるが、 真っ先に雇用調整されることが確定している季節労働者にとっては、そんなものは 文字通りの時間のムダである。 これが「派遣社員は正社員との飲

    なぜ正社員は会社での飲み会に参加するのか - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/12/09
    と、ぜんぜん会社の枠とかまったく関係ない(参加者は全員IT関連業)忘年会の幹事を本日請け負ったぼくが通りますよ。 / ちなみにぼくは家飲みはまったくしない下戸中の下戸
  • 政治というコスプレ - Joe's Labo

    若者マニフェスト策定委員会のメンバーで、10月の朝生にも出演した市川市議会 議員の高橋君が、市川市長選に出馬した。 というわけで昨日、2時間ほど応援に行ってきたのだが、人がげっそりしていて 驚いたのなんの。 「選挙のたびに10kg痩せる」と聞いたことがあったけど、話半分というわけでも なさそうだ。 そういえば以前、別の若手議員がこんことをこぼしていた。 当は政策的な勉強会や活動をもっとやりたいのだが、地元周りを減らすだけで 「最近、天狗になった」とか「○○さんは真冬でも毎朝7時に駅前に立ってるのに」 なんて地元で言われるのだそうだ。 昭和というかなんというか、“おしん”みたいな世界観である。 きっと、過去には勉強熱心だったり、高度な専門性を持つ候補もいたのだろう。 が、スポ根と浪花節が大好きな国民の下、選挙という自由競争を通じて淘汰され、 気が付けば選挙バカが適者生存する国になってしま

    政治というコスプレ - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/12/09
    昭和的価値観に支配された選挙活動を打破するには、公職選挙法のWeb解禁が、という話。
  • 日本には大和魂が足りない - Joe's Labo

    まあやるだろうなと思っていたら、案の定「雇用調整助成金の緩和」である。 「助成金が雇用を支えているって言うので緩和します」という菅さんの言葉からは まったく戦略を感じないのは気のせいか。 以前も述べたように、半年なり一年なりバラマいて、それからどうするかという ビジョンが完全に欠落している。永遠にばらまき続けるわけにはいかないのだから 出口を意識しないといけないはずなのだが、誰も意識しているようには見えない。 「一円もまくな」とは言わない。でも、せめて失業給付という形でまくべきだ。 それなら、リソースの移動を通じて(ある程度は)経済の新陳代謝が進むだろうし、 労働者も再就職という目標に向かって自助努力するインセンティブを持つ。 こういった一定の痛みを引き受ける覚悟が、今の日には決定的に不足している。 助成金では、企業にも労働者にも、社内失業状態のまま 亀のように縮こまれというインセンティ

    日本には大和魂が足りない - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/12/09
    タイトルだけ見てネガコメつくと予想
  • 労働市場改革の経済学 - Joe's Labo

    経済学的な観点から、日型雇用の弊害について説く。 最近はかなり一般メディアでも取り上げられるようになったが、書では特に “家族”というアングルが新鮮だ。 たとえば、終身雇用を維持するには、全国転勤を通じた柔軟な組織内再配置が必要だ。 となると、女性には家庭に入ってもらって夫を支えてもらう必要がある。 労組も雇用保証とバーターだとわかっているから、転勤はもちろん、女性の肩たたき にも寛容だ。 こうして、男は過労死するまで企業戦士として働き、女性は学卒 だろうが修士だろうが家庭に入るという家族像が生まれたわけだ。 ここにメスを入れずに罰則強化するだけでは、過労死も男女差別も永遠に無くならない。 だが、大黒柱である男性正社員の昇給モデルが破綻したことで、この家族モデルは 機能不全を起こし、世帯あたりの出生率低下を引き起こした。 来なら北欧やフランスのように共働きで対応すべきなのだが、子育て

  • 民主党が同一労働同一賃金を絶対に実現できないわけ - Joe's Labo

    26日(木)のテレ東WBSにインタビューにて出演予定なので報告。 テーマは“同一労働同一賃金”だ。 先の選挙では、自民を除く主要5党が掲げていたから、おぼえている人も多いだろう。 だが、絶対に実現しないマニフェストでもある。 非正規雇用労働者と正社員が並存している企業は、大きく分けると2種類ある。 (1)大手製造業のように、業務を明確に切り分けているタイプ 最初から切り捨て可能な単純作業に特化させているので、そもそも同一労働と なる余地がない。「同一価値じゃないんです」と労組と会社に主張されれば、 何も変わらない。※ (2)正規、非正規が混在する事務系の職場 実際に仕事内容が非正規≧正規となっているケースも少なくない。 ここではとりあえず、同一労働同一賃金の成立余地のある(2)について述べたい。 成立余地があるといっても、一つ大きな問題がある。 正社員のいったい誰に合わせるのかという基準が

    民主党が同一労働同一賃金を絶対に実現できないわけ - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/11/25
    "格差是正に期待して民主党を支持した人たちは、お上の都合で派遣-請負-パートという具合に非正規内部をグルグル回されるという、なんとも夢の無い状況になりそう"
  • からっぽな国 - Joe's Labo

    ところで、半日ほど仕分けを眺めている間中、ずっと感じていた疑問がある。 今まで、誰がこの国を動かしてきたのか、ということだ。 とりあえず、一番偉かったのが官僚であることは間違いない。 制度設計者自身がまともに説明も出来ないような事業を乱立させ、維持のために 税金や年金積立金、郵貯などをつぎ込んできたのだから。 (当然、相当な額がパーになっているはず) しかも説明責任も結果責任も問われていない。 いつのまにやら日の中心に、霞が関という大木がどっしり生えていたようなもの だろう。ついでに言えば、その大木の根元で言われるがまま、ずっとうたた寝を していたのが自民党である。社会党のことを 「政権運営のことなんて何も考えちゃいない無責任政党だった」という人がいるが、 考えていないという点では自民党もまったく同じだろう。 いざ野党に落ちてみると、逆さにして振っても何も出てこないわけだ。 しかし、官が

    からっぽな国 - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/11/25
    空っぽー
  • ルポ@事業仕分け - Joe's Labo

    複数の人から「アレは見ておいた方がいい」とアドバイスされたので 例の事業仕分けを見学してきた(16日午前)。 というわけで、以下簡単にルポ。 場所は市ヶ谷にある財務省の研修センターだ。 なるほど、こんなところにも財務の仕切りを感じてしまう。 「全然普段着でいいですよ」と言われたのでジーンズにミリタリーパーカーで 行ったら過激派かなにかだと思われたのか、厳重にセキュリティ検査をされる。 会場(というか体育館)は3会場に別れ、それぞれ同時並行で進められる。 僕が見学したのは午前の三つだ。 (1)高年齢者職業相談室運営費 (2)関空補給金 (3)キャリア教育※ 入り口で渡されるイヤホン無しでもいいが、中には小声の人もいるので、付けた方 がいい。 最初の仕分けでは、厚労省が矢面に立たされる。財務省スタッフの論点説明の後、 委員がてきぱきと質問をぶつけていく。 「ハローワークとの違いは?」という質問

    ルポ@事業仕分け - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/11/25
    おそらく、毎年の予算折衝でもこういうやり取りが行われていたんではないかな。たまたま、そこに非・族議員が臨席して、かつメディアが入ったからこう見えているだけのことであって。
  • 映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 - Joe's Labo

    明日から公開の映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 の試写会にお呼ばれしていたので、簡単にレビュー。 労基法無視、低賃金低待遇の“ブラック会社”に勤めることになった若者の奮闘記 である。 卒業してからこのかた、職歴のない主人公に二つ返事で内定をくれたのは、従業員 数名の小さなIT企業だった。その数人の同僚というのがまたくせ者ぞろいだ。 怒鳴るしか芸のないリーダー、腰巾着、有能だがどこか陰のある男…。 もとは「電車男」同様、ネット発のストーリーらしいが、エンタメとしてソツなく まとまっている。個人的にはリーダー役の品川祐が存在感を出していたと思う。 (あれは演技ではなく地だろうが) いるよなあ、ああいうの、どの職場にも(笑) ところで、そういう連中をなんとかまとめていくプロセスを見ていて気づいたのだが、 こういう展開は実は東西問わず映画の王道なのではないか。 古くは

    映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 - Joe's Labo
  • とりあえず「体育会優遇」という会社には、非体育会は行かない方がいい - Joe's Labo

    ちょっと意外だったのだが、まだ「体育会優遇」なんて会社が結構あるらしい。 一方で、こういうニュースもあるわけで、どちらが正しいのか。 結論から言うと、どっちも正しい。要するに混在しているわけだ。 (とはいえ、体育会優遇が減少傾向にあるのは間違いないが) では混在する理由だが、それは企業の人事戦略による違いから生じている。 凄く大雑把に言って、従来型のビジネスモデルでは既に限界だと認識している業種 では、人材に自律的な素養を求めており、何らかの専門性なり能力なりを求めている。 まあこの部分はまだ過渡期で各社も学生も試行錯誤といった感じではあるが、 コミュニケーション能力が必ず素質上位に上げられる点からすると、やはりサービス化 によって付加価値を引き上げることを各社ともに意識しているのだろう。 新興国企業との競争の激しい業種はたいていこっちで、声の大きい体育会系よりも、 向上心が強く勉強熱心で

    とりあえず「体育会優遇」という会社には、非体育会は行かない方がいい - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/11/18
    体育会系というか、軍隊式というか、内部統制というか、ガバナンスというか。理系様V.S.体育会系というバトルはまだまだ続きそうですな。
  • 裸の王様 - Joe's Labo

    土屋プロデューサーのインタビューをふと思い出した。 例の「テレビはバカに見せるもの」というヤツだ。 テレビらしい割り切りぶりだと思ったが、一方で昨年、ゴールデンの 視聴率でNHKがトップを取ったことが話題にもなっている。 中身の薄いバラエティが敬遠されたわけだから、少なくともゴールデンの 視聴者は民放が思っているほどバカではなかったということだ。 ところで、同様のことは書籍についても言えるだろう。 「分かりやすい」というのと「中身が無い」というのは違う。 そもそも、書き手の頭の中には、何かしら伝えたいモノがあるはずで、ジャンルが 何であれ、とはそれを伝えるための手段であるはず。 そういうものがあれば、難解だろうが読みやすかろうが、熱のようなものが伝わってくる。 一方で、とりあえず話題にはなるでしょう的な対談や、ほとんどライターが やっつけたようなは、手に取った瞬間、死んでいるのがすぐ

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  • 福島正則に学ぶ部下のマネジメント - Joe's Labo

    先日の「新人をライン応援に」という話に続き、トヨタがヤマハから応援まで受け 入れているようだ。 もっとも、この手のことは良くある話で、00年前後には電機もトヨタへ応援を 出していた。派遣元は余剰人員を遊ばせずに日銭が稼げるし、派遣先は短期の需要 を後腐れ無しに賄える。実に合理的なワークシェアリングだといえる。 問題は「守られるのが既に正社員という地位を手にしている者だけ」 である点だ。 考えてみれば、実に不思議な話だ。自社の非正規雇用を切り捨てつつ、わざわざ よそから正社員さまを借りてくるのだから。 ふと、江戸時代初期の大名・福島正則のエピソードを思い出した(名将言行録より)。 領内の酷政にたまらず陳情に来た農民達を捕まえて、正則はあっさり処刑してしまう。 その時のセリフがなんともすかしている。 「俺の部下は俺のために命を張っている。それに比べてお前たちは年貢も払おうとせず なんという言い

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  • 長妻大臣の抱える時限爆弾 - Joe's Labo

    最近、周囲で「民主党の大臣で誰が一番大変か」という話題になることが多い。 大変なのは全大臣がそうだろう。自民党なんて、大臣業務を一種のルーチンワーク化 していたから、誰がやっても従来並にはこなせたわけだ(何一つ変えられないけど)。 それを民主党という学生ベンチャーみたいな組織がやってきてゼロリセットする わけだから、党内も霞が関も大騒ぎらしい。 友人の官僚曰く「霞が関は学級崩壊状態」と言っていた。※1 さて、一番大変な大臣だが、個人的には長さんだと思う。 前原さんも忙しそうではあるが、そうはいっても落としどころは見えてきている。 長さんの場合は、答えの無い問題がいくつも並んでいる。 それはいつか爆発する時限爆弾のようなものだ。 たとえば、彼らが廃止を掲げてきた後期高齢者医療制度がそうだ。 以前の制度に戻せば、保険料格差が最大5倍にもなっていた地方の国保は破綻する しかない。逆に「新たな

    長妻大臣の抱える時限爆弾 - Joe's Labo
  • トヨタに学ぶ「日本型雇用の守り方」 - Joe's Labo

    そうきたか、という印象だ。 トヨタが一年目の新人を製造ラインに配置するらしい。 トヨタは現在、期間従業員の採用を再開して生産ラインの繁忙に 対応している。ただ10年春以降の需要が見極めづらいため、 期間従業員の採用を増やす代わりに新入社員を一時的に工場に 応援要員として派遣することにした。 新入社員は9月まで工場や販売店で研修していた。 製造ライン研修というのは(事務系は含まない等の違いはあれど)大手メーカーなら どこでも見られる。今回はそれを全新人にし、期間も三ヶ月と拡大するものだ。 ちなみに僕も長野でシリコン洗ったことがある。 トヨタとしては、プリウスの需要増が財政出動による“先い”であることを 良く理解しているのだろう。来なら期間工や派遣と言った非正規雇用で対応する のだろうが、数ヵ月後に解雇すれば、また盛大にバッシングされるのは目に 見えている。実際、某政党などは手ぐすね引いて

    トヨタに学ぶ「日本型雇用の守り方」 - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/11/06
    喜連川足利家みたいなもんですか>トヨタ正社員の身分
  • 一刻者 中谷巌 - Joe's Labo

    Unknown (じろう) 2009-10-30 18:02:30 経済学は分からないので、正確には言えないのだが、中谷氏は変節者ではないのか? ほとんど半生をかけた学問が、そんなに変ってしまうのか? よく分からない。 この人が雑誌に書いた懺悔文はとても学問的なものには見えなかった。 これでは信用できない。 しかし、時流には乗ってる。新自由主義、市場原理主義、竹中・小泉が悪い。アメリカの金融資主義は破綻したというのが今の時流だからだ。 しかし、市場主義は死んでないし、アメリカの金融機関もよみがえっているじゃないか。

    一刻者 中谷巌 - Joe's Labo
    fujiyoshisyouta
    fujiyoshisyouta 2009/11/02
    フレてないですよ。常にブレ続けていると言う意味で、ブレてない。フフッ、分かります、意味?