幼少期に手足の痛みなどの発作を起こす疾患の原因が、特定の遺伝子の変異にあることが分かったと、京都大や秋田大などの共同研究チームが突き止めた。患者の遺伝子を調べた結果、痛みに関連する「SCN11A遺伝子」に変異があることが共通していた。この研究成果を生かし、今後は疾患に効く鎮痛剤の開発などにつなげる。 研究成果は米オンライン科学誌「プロスワン」に掲載された。チームは疾患の名称を「小児四肢疼痛(とうつう)発作症」と命名した。 小児四肢疼痛発作症は、1~2歳ごろの小児期から、ひざやひじなど関節周囲に痛みを感じる病気。不定期に痛みが生じ、患者の中には不眠症になったり、学校を長期間欠席したりするケースもある。成人すると症状がなくなるという。 研究チームは国内の患者23人の遺伝子を調査したところ、SCN11A遺伝子の変異を持つことで共通することが判明。患者の親や兄弟ら親族も同じ症状を体験した事例がみら
グラスに注がれるビール。メキシコ市で(2015年1月13日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/OMAR TORRES 【5月24日 AFP】中国北部の遺跡発掘現場から出土の遺物に付着していた残留物から、約5000年前に醸造されたビールの痕跡が見つかったとの研究結果が23日、発表された。このビールの製法には、アジア地域及び欧州地域の要素が含まれているという。 査読学術誌の米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究論文は、この遺跡から見つかった証拠は、当時の人々が「高度なビール醸造技術」を習得していたことを示唆しているとした。遺跡は、同国でのビール醸造に関する最古の証拠を提供しているという。 陶器製のじょうごと広口つぼから採集された、黄色がかった残留物を調査した結果、キビ、オオムギ、ハトムギとして知られる硬い穀物、塊茎類などの原料を一緒に発酵させていたことが分かった。 研究論文
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