大津(青)は強引な突破からたびたび相手のファウルを誘い、韓国をいら立たせた(Getty Images) 写真を拡大 ■ 韓国を混乱させた大津の強引な突破 銅メダルを懸けた日韓対決は0−2の敗戦だった。 日本がボールを支配し、前半のなかば以降はリズムの良いパス回しと絶好調のMF大津祐樹(メンヘングラッドバッハ)のドリブルで韓国の守備陣をきりきり舞いさせた。しかし、何回かあった決定機を決めることができず、逆にカウンターから前半38分にFWパク・チュヨンに先制点を許し、後半12分にもMFク・ジャチョルにゴールを割られた。 失点はいずれも自陣ペナルティーエリアから大きく蹴られたボールから。韓国の攻撃が実ったわけではなく、偶然生まれたチャンスをエースがきっちりと決めたという形だった。 実際のところ、韓国は疲れ切っていた。準々決勝では英国を相手に延長PK戦まで戦い、準決勝ではブラジルの個人技に翻