タグ

ブックマーク / heartbeats.jp (56)

  • 日本語表記ガイドラインのすすめ

    こんにちは、技術開発チームの滝澤です。 わたしは弊社のブログや資料などの文書に対して技術的観点からの確認を依頼されることがあります。しかし、内容以前に日語表記の点で気になり、指摘することが多いです。それでは、どのような点に注意して文章を作成すればよいでしょうか。日語表記についてのガイドラインや参考資料がウェブ上で閲覧できるので、それを利用すればよいです。記事ではそのガイドラインや参考資料について紹介します。 なお、記事は社内勉強会で発表した資料に加筆して再構成したものです。 まとめ 結論を先に述べると、日語表記ガイドラインとしては次の資料が参考になります。 公用文作成の考え方(建議) JTF日語標準スタイルガイド(翻訳用) 外来語(カタカナ)表記ガイドライン第3版 書籍『日語表記ルールブック第2版』日エディタースクール編 書籍『日語スタイルガイド(第3版)』一般財団法人テ

  • ハートビーツの監視チームはアラート対応で何を見ているのか

    こんにちは。 運用グループ所属の安藤です。 私の所属する運用グループでは主にサーバーの監視業務を行っており、アラートが発生したら対象のサーバーにログインして状況を確認します。状況確認のために行う様々なことの中に、社内で「基コマンド」と呼ばれている5種類のコマンドの確認があります。今回は監視業務においてそれらの基コマンドをどのように使用してアラート状況を把握しているかを紹介します。 基コマンド 弊社で使用している基コマンドは以下の5種類です。 アラート対応でサーバーにログインした際に最初に必ず実行します。 w コマンド ps コマンド top コマンド vmstat コマンド netstat/ss コマンド 監視業務における基コマンドの使い方 ここでは監視業務で各基コマンドをどのように使っているのか具体的に紹介します。記事ではコマンド実行結果の確認ポイントにフォーカスし、コマン

  • RFCの読み方

    こんにちは。技術開発室の伊藤です。 ハートビーツではメールサーバを自社で運用しています。そのメールサーバの移設を実施するにあたり、移設を対応するチームでさまざまなメールの仕様を理解しておく必要がありました。 メールプロトコルの仕様についてはRFC(Request For Comments)が発行されているため、メールに関するRFCを読んでまとめる勉強会を行いました。 その際にRFCを読むにあたって知っておくとよいことがいくつかあったので紹介します。 RFCとは RFCとはIETF(Internet Engineering Task Force)というインターネット技術の標準化を推進する団体やその他の団体が発行している、インターネット標準や技術提供の文書です。もともとは非公式な文書であることを明確にするため、Request For Comments(コメント募集)という名前にしていたようです

  • Apache HTTP Serverのgraceful stop/restartを理解する

    こんにちは、去年の8月に入社しましたMSP事業部エンジニアリンググループの鈴木です。 記事は、Apache HTTP Server(以降「Apache」と略す)のgraceful stop/restart(以降、2つを指す場合「graceful」と略す)について調査・理解したことをまとめたものになります。具体的には以下について調査しました[※1]。 gracefulの概要、通常のstop/restartとの違いおよびユースケース systemd(systemctl)でgracefulを実行する方法 gracefulを実行する3つのコマンドの動作や関係性 gracefulを実行するコマンドの動作確認(ドキュメントの裏取り) 付録:graceful関連のソースコード解析(理解できている範囲のみ) なお、今回は私個人の学びの一環としてgracefulの基的なことから調査しましたので、内容とし

    Apache HTTP Serverのgraceful stop/restartを理解する
  • 電子メール技術移転:メールプロトコル勉強会をチームで開催してみた

    こんにちは、技術開発室の滝澤です。 技術開発室の基盤システム担当チームで電子メールプロトコル勉強会を開催したので、その概要について紹介します。 この記事ではプロトコルの内容についてではなく、どのようなことを行ったかを紹介します。どのRFCを調べてもらったかについてはおまけに掲載しましたので、もしメールプロトコルについて学習したい人や組織の参考になれば幸いです。 背景 先月(2022年11月)に技術開発室の基盤システム担当のメンバーで自社のメールサーバーの構築・移設を完了させました。 メンバー構成としてはベテラン1人(わたし)と中堅1人と新人2人です。メールサーバーに関しては、わたし以外のメンバーは運用のみ経験があるか、構築・運用経験が全くないようなメンバーでした。そのため、この移設プロジェクト開始時の最大の課題は、メンバーへの電子メール(以降、単にメールと呼ぶ)に関する技術移転と技術習得で

  • メンバー教育について意識していること

    はじめまして! 運用グループでチームマネージャーをやっている小谷です。 早いもので私がチームマネージャーになり数年が経ちました。 この立場になるまで教育について何も学んでこなかった私にとって勉強とトライアンドエラーの毎日です。 今回は日々学んだことの中から私が普段意識している教育手法の1つについて紹介します。 ティーチングとコーチング それは「ティーチング」と「コーチング」という手法です。 ティーチングは経験上すぐに理解しましたが、コーチングは自分の中に全くなかった視点でした。 ティーチングとは? 目的は「知識、技術、経験などを伝えること」 そのため実施者が明確な答えを持つ必要がある 英語の"teach"に由来 いわゆる"授業"もティーチングの1種(そのためすぐに理解できた) コーチングとは? 目的は「自分で考える力をつける」「自律的な行動ができるようになる」 基的な進め方は問いかけをし

    fumikony
    fumikony 2022/11/24
  • 安心してリザーブドインスタンスを購入するために

    はじめまして。 今年の5月に入社した、エンジニアリンググループの佐藤です。前職ではメディア関連の会社で就業していて、WebサイトやWebシステムの開発チームでインフラ構築・運用・保守を担当してきました。この度、自分自身の技術力向上を目的にハートビーツに入社しました。 今回は、業務の中でAWSのリザーブドインスタンスを購入する機会があったので関連するTipsをご紹介します。 リザーブドインスタンスとは AWSのリザーブドインスタンスとは、1年もしくは3年の長期間利用を予約することで、通常のオンデマンド料金に対して割引が適用され、オプションによってはキャパシティーを予約できるサービスです。その他様々な購入オプションがありますが、今回はそのオプションについて詳細は触れません。 詳細については AWSの公式サイトをご確認ください。 高額決済ってこわい リザーブドインスタンスの購入手続きは、先述の通

  • AWS Network Load Balancer + syslog転送における注意点

    皆さんは、日々の運用の中で発生するログについてどのように管理していますでしょうか。 ログを周期的に圧縮してサーバ内に保存し、かつ一番古いログを削除(ログローテーション)する ログを定期的にクラウド内の外部ストレージに転送して管理する(CloudWatchエージェント / Fluentd / etc.....) など、考えれば考えるほど様々な案が上がります。 今回はログ転送において、私が実際に業務の中でぶつかった問題について紹介します。 記事の概要としては、下記になります。 AWS Network Load Balancer + syslogを用いた負荷分散を構成する際には、意図した負荷分散が正しく行えているか確認するべきである。 送信元サーバで定期的にAWS Network Load Balancerへ再接続する設定を加えることで、送信先サーバの偏りの緩和や、耐障害性の向上ができる。 今

    AWS Network Load Balancer + syslog転送における注意点
    fumikony
    fumikony 2022/10/23
  • リモートワークで気にしておくとさらに快適にお仕事できるポイント・4選

    こんにちは! エンジニアリンググループの相坂です。みなさまこの世の中でのリモートワークいかがお過ごしでしょうか? 弊社もリモートワークの形式となって2年以上経ちますが、改めて、リモートワークにおける普段のコミュニケーションの中でちょっとだけ気にしておくとさらに快適にお仕事できそうなポイントを考えてみました! 弊社が導入しているリモートワークの詳細はぜひ下記をご覧ください。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000093709.html 発話している内容の現在位置を知らせる 同じ資料を見ているはずなのに、なんか話が噛み合わなかったり、今どこ見て話してるんだろう、と聞きにくいシーンはありませんか。これは資料の他に現在位置を知らせるのが音声しかないリモートならではの悩みかなと思います。資料タイトル、見出し、課題IDなどを利用して、発話している

  • ハートビーツの自己学習支援制度の紹介

    こんにちは、運用グループの廣田です! 今回はハートビーツの自己学習支援制度の1つである書籍購入リクエスト制度をご紹介いたします。 みなさんは普段どのように学習されていますでしょうか? 日々の業務や社内研修から学ぶのは基として、今はインターネットで手軽に情報を調べることができる環境です。 そんな中で体系的に密度高く知識を得る手段としてもまだまだ有用です。 ただで学ぶデメリットとしてお金がかかることが挙げられます。 ビジネス書(特に専門性の高い)は値段が高いものも多く、自費で購入するのをためらうこともあるかと思います。 そんな人のためにハートビーツでは書籍購入リクエスト制度というものがあります。 これは業務に関係する内容の書籍であれば、会社に購入してもらえるという制度です。 購入の条件は以下のとおりです。 業務に関係する内容であること 上長の承認を得ること 読後は気づきや感想を社内に共

    fumikony
    fumikony 2022/10/03
  • サーバ作業を安全に行うための工夫

    こんにちは。 2021年7月にハートビーツに入社後、エンジニアリンググループに所属している北岡です。 以前は同じMSP企業で10年以上勤務しておりましたが、自身のスキル向上などを目的としてハートビーツへ入社しました。 私の転職の経緯やハートビーツへ入社して感じたことなどは今後お話するとして、今回はお客様のLinuxサーバ上で作業する際、私がオペレーション中に意識していることやミスを防ぐために行っていることについて紹介します。 コピー、ペーストのショートカットキーを変更する コピー「Ctrl + c」とペースト「Ctrl + v」はキーが隣り合っており、タイピングミスによってコピーしようとしたつもりがペーストしてしまったということが起こりえます。 メモ帳などで起きた場合は特に問題にはなりませんが、サーバ上で起きると不要なコマンド実行に繋がります。小さなことではありますが防止策をとるべきです。

    サーバ作業を安全に行うための工夫
  • DNS前史:HOSTS.TXTとドメイン名ができるまで

    こんにちは、技術開発室の滝澤です。 先月(2022年7月)、『Software Design 2022年8月号』の特集記事『WebエンジニアのためのDNS速習講座』に『第2章:DNSの構成要素と名前解決のしくみ』という記事を寄稿しました。第1章でも滝澤が趣味で作成した資料『ドメイン名の歴史』が参考文献として掲載されていました。よい機会なので、ドメイン名ができるまでの歴史について文章としてまとめようと思い、このブログ記事を書きました。 なお、筆者自身はインターネットの原型であるARPANETや80年代のインターネットをリアルタイムには体験してはいないため、RFC(Request for Comments)やインターネット上にある当時のホストアーカイブを元に調査した内容をまとめたものになります。 ARPANETの時代 1969年から1980年代初期にかけてのインターネットの原型となったAR

    fumikony
    fumikony 2022/08/30
  • 社内システムのご紹介

    こんにちは。エンジニアリンググループ所属の金子です。 ハートビーツでは様々なプロダクトを使用しています。 今回社内紹介の一環として社内システムや運用方法について紹介します。 ハートビーツでは業務の効率化のため、様々なプロダクトやソフトウェアを使用しています。 使用しているものはOSS(オープンソースソフトウェア)や提供されているサービスだけではなく、自社で開発したものなど多種多様なものがあります。 使用しているものを一部ご紹介します。 当社で利用しているOSSや提供されているサービスは以下の通りです。 Nagios 監視ツール Redmine 自社のタスクを管理するのに使用 Backlog お客様とのコミュニケーション、課題管理に使用 GitLab 社内のコード管理に使用 Serverspec 構築したサーバの設定のテストに使用 Slack 社内のコミュニケーションに使用 Ansible

  • Cloud Operator Days Tokyo 2022 に動画登壇しました!

    こんにちは。エンジニアリングチームの照井です。初めてインフラエンジニアwayに投稿します。 Cloud Operator Days Tokyo 2022 というイベントにおいて、「文書作成ソフトからの脱却 ~Markdownによるアラート対応手順書CI/CD~」という題名で「社内ドキュメント作成の自動化」について動画登壇させていただきました。このイベントではハートビーツがゴールドスポンサーとなっております。 なお、登壇動画はイベントページにて2022/06/27より公開されております。 Cloud Operator Days Tokyoのご紹介 Cloud Operator Days Tokyo は、クラウド運用者に焦点を当てた技術イベントです。 運用技術の発展やインフラ、アプリケーション運用に興味がある若手の教育、育成を目的に掲げています。 Cloud Operator Days Tok

    Cloud Operator Days Tokyo 2022 に動画登壇しました!
  • 「在宅勤務制度」の正式導入について

    皆さんこんにちは。コーポレート部の戸島です。 今回は、2022年3月1日付で実施した「在宅勤務制度」の正式導入についてご紹介したいと思います。 ブログでお伝えすることは以下です。 ハートビーツでは、「在宅勤務制度」の正式導入を実施 当社の「在宅勤務制度」とは、在宅勤務をベースとしつつ業務の都合に合わせ在宅勤務と事務所勤務を適時選択できる「ハイブリッドワーク」の勤務形態。エンジニアはほぼフルリモートの状態 リアル・コミュニケーションのメリットと相互尊重の精神。行動・振返りを実践しながら、丁寧な対話と議論を今後も続けていく ハートビーツでは、新型コロナウイルス感染症への対応として2020年2月より全社を対象に「全社リモート勤務の推奨」を実施し、定期的にこの臨時策を延長することで対応してきました。今回、2022年2月末をもって臨時策としての「全社リモート勤務の推奨」の延長は終了し、2022年3

    「在宅勤務制度」の正式導入について
  • TLS証明書チェッカーcheck-tls-certの公開

    こんにちは、技術開発室の滝澤です。 TLS証明書チェッカーcheck-tls-certを開発して公開したので紹介します。 このcheck-tls-certについて簡単に説明すると次の通りです。 check-tls-certは、TLS証明書の有効性と証明書チェインの検証するツール 主な用途は、TLS証明書の設置・更新作業の際の各種確認およびTLS証明書の(有効期限を含む)有効性の監視 様々な検査を実施し、各検査結果を出力することで問題箇所を把握しやすい check-tls-certの概要 TLS証明書チェッカーcheck-tls-certはTLS証明書の有効性と証明書チェインを検証します。 主にTLS証明書の設置・更新作業の際の各種確認およびTLS証明書の(有効期限を含む)有効性の監視のために利用できます。 次のサイトで公開しており、ReleaseページからLinux向けとmacOS向けのバ

  • 技術とは・技術者とは・成長とは・倫理とは・結果を出すために重要な考え方......ハートビーツのエンジニアの倫理規定を公開します

    こんにちは。CTOの馬場です。 ハートビーツで社内ドキュメントとして策定した「ハートビーツのエンジニアの倫理規定」を公開します。 技術とは・技術者とは・成長とは・倫理とは・結果を出すために重要な考え方といった内容を含んだ、 CTOとしてのわたしからの・わたしたち中堅/ベテランエンジニアから新規参画者へのメッセージでもあります。 ものごとの考え方やとるべき態度など、属人的な事柄を伝達するための取り組みです。 エンジニアや学生のみなさんには、 ハートビーツとハートビーツのエンジニアの雰囲気を知っていただくきっかけとなれば幸いです。 また各社のCTOやVPoEのみなさんとは、お互いに知見を持ち寄り情報交換・議論したいです。 おそらく似たような悩みを抱え様々な取り組みを実施されているかと思いますので、 情報公開や情報交換、議論などを通じてよりよい業界にしていければと思っています。 ダウンロード:

  • Serverspecでユーザに弱いパスワードが設定されていないか調べるユーティリティを作りました - インフラエンジニアway - Powered by HEARTBEATS

    こんにちは。CTOの馬場です。 Serverspec使ってますか? ハートビーツでは使っています。 サーバ構築後などに弊社標準のスケルトンをもとにテストを作成・実行しています。 最近「弱いパスワードを利用しているユーザがいないかチェックしたい」という要望があったため、 実現するために ServerspecWeakPassword を書いて公開したので紹介します。 自分のメイン言語はPythonGoですが、ServerspecはRubyなので素直にRubyで書きました。 ServerspecWeakPassword Utility to check specified user's password is so weak. - github.com/heartbeatsjp/serverspecweakpassword パスワードが以下の条件に合致しているかを確認し、 合致している場合はテ

    fumikony
    fumikony 2018/10/22
  • Mackerelチェックプラグイン check-smtp を開発しました - インフラエンジニアway - Powered by HEARTBEATS

    はじめまして。技術開発室の與島( @shiimaxx )です。 先日、mackerelio/go-check-pluginsにSMTP接続の正常性を監視するプラグインcheck-smtpを追加するPull Requestを送り、Mergeしていただきました。 そこで、記事ではcheck-smtpの概要、新規プラグイン開発をするにあたってどのような点を意識したか、について紹介します。 なお、チェックプラグインの作成方法自体については説明しません。作成方法については、以下のヘルプが参考になりますのでご参照ください。 checkersを利用してチェックプラグインを作成する また、プラグインの開発時のGoのバージョンは1.10です。 背景 ハートビーツでは、NagiosとNagios Pluginsを使って監視をしています(その他、監視の要件によっては自作Nagiosプラグインも使っています)。

    fumikony
    fumikony 2018/10/18
  • hbstudy#74 SRE大全:序章 活動報告

    はじめまして、入社5年目、新卒2年目アイドル部部長兼運用エンジニアの阿部( @abnoumaru )です。 2017年07月25日に開催された「hbstudy#74 SRE大全:序章」の活動報告です。 なぜ SRE の勉強会を開催したか Googleが"Site Reliability Engineering"(SRE)を提唱した後、 その手法は世界中で瞬く間に広まり、日でも"SRE"の名前が付くチームを持つ会社が増えています。Web サービスを中心としたインフラを担当するハートビーツにとってもSREを専門職としてはいないものの、現在行なっている業務に近しい分野です。 そこで、hbstudyではSRE大全と題して、様々なSREの話を聞くべくシリーズで勉強会を開始します。今回は、 2017年8月12日に発売される『SRE サイトリライアビリティエンジニアリング --Googleの信頼性を

    hbstudy#74 SRE大全:序章 活動報告