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ブックマーク / note.com/konpyu (8)

  • Railsプロジェクトをモジュール分割して見通しをよくする|こんぴゅ

    今年もRubyKaigiが始まりましたね!noterubyスポンサーとして協賛しています。三重の会場にきている方は、ぜひnoteのブースにも足を運びください。 さて、noteRuby on Railsを用いたwebサービスとして2014年にリリースされました。現在でも継続してRailsのコードベースを利用しています。 しかし、多くの機能がリリースされ、開発者も増えたため、モノリスの巨大化が進んでおり、開発効率に影響が出始めていました。 今回はそれらの問題を解消するために、noteが継続的に取り組んでいる・取り組んできたバックエンドの改善プロセスについて説明していきます。 モジュールでサービスを構成するモノリスは大きくなるとメンテナンスが難しくなります。Railsは、MVCの各層に全てのドメインがフラットに並び、レイヤごと・レイヤ間の結合度が高くなる設計思想で、巨大モノリス化への対処が難

    Railsプロジェクトをモジュール分割して見通しをよくする|こんぴゅ
  • エンジニアが向き合うべき障害|こんぴゅ

    このポエムでは、IT屋なら避けては通れない障害について話してみたいと思います。 システム障害と体験的障害システムの安定性を表す指標としてSLAが業界でよく使われています。これは、障害時間を稼働時間で割ったパーセンテージでして、99.9%以上正常稼働するならスリーナインが保証されているシステム、といった感じで使います。 これはこれで便利でわかりやすい指標です。しかし、個人的には、サービス運営においてはこういったシステム障害に関する紋切り型な指標だけを拠り所にする運用は避けたほうが無難と考えています。 たとえば、あなたはCtoCのSNS系サービスを運用しているとします。このとき、障害をもっと大きく捉えると.... ・コンテンツを投稿して数時間たっても何も反応がない ・おすすめコンテンツ紹介メールが送られてきたので開封してみたが、なにも刺さるコンテンツがなかった ・読み込みが遅くてストレスが貯ま

    エンジニアが向き合うべき障害|こんぴゅ
    fumikony
    fumikony 2020/03/19
  • noteの決して止まらないカイゼンを支える、エンジニアリングへの挑戦|こんぴゅ

    Developer Summit 2020にて、「noteの決して止まらないカイゼンを支える、エンジニアリングへの挑戦」という発表をしました。そのスライドや補足など。 この発表では、下記のようなことについて話させていただきました。 ・noteチームが重視するサービスのグロースサイクルとは? ・そのグロースサイクルを円滑に回すために、開発チームをどう組織したか?データをどう活用したか? noteのグロースサイクル noteをどう伸ばしていくかが表現されたのがこのグロースサイクル図です。"ブロック"が達成したい指標で"矢印"が具体的な施策にあたります。作者が集まれば、コンテンツが増え、読者も集まり、さらに作者が増え……という構造です。各指標をバランス良く伸ばすことでサイクルが回り、正のフィードバックでどんどんグロースしていきます。 ですので、単一のKPIだけを追うことはしません。たとえば売上だ

    noteの決して止まらないカイゼンを支える、エンジニアリングへの挑戦|こんぴゅ
    fumikony
    fumikony 2020/02/14
  • noteのドメイン移行を支えた技術|こんぴゅ

    こんにちは、ピースオブケイクのコンです。先週、noteのドメインがnote.muからnote.comに移転されました 移転の詳しい背景はこちらの記事を参照いただくとして、稿では技術的側面からこのドメイン移行について振り返ってみます 2000万MAUのサイトを移転する技術webサービスがドメインを移転する事はたまにある...といえばあるでしょうが、noteのようにそれなりに複雑で、2000万MAUもあるサイトをドメイン移転するというのは聞いたことがありません。 2019年2月にcomを取得後、具体的に移行の作戦を考え始めたのですが、ググって成功事例を探しても「理屈は分かるけど、ウチの規模だと、どこにどう影響出るか完璧に把握するのは難しいな...」と思いました。それでもやるしかない状況だったわけです。 なので、今後、ドメイン移転を実施するサービスのスタッフ(特にエンジニア)さんの参考になれば

    noteのドメイン移行を支えた技術|こんぴゅ
  • 実はHerokuで充分なのでは問題|こんぴゅ

    Herokuはwebアプリをインターネット上にデプロイする場所として広く使われている。web業界の人は誰もが一度は触った事があると思う。 何が便利なのかというと、デプロイ作業が極めて簡単なことだ。コマンド一発でサーバーが用意され、これまたコマンド一発でデプロイが出来る。一般に、webアプリは依存するライブラリが多種多様あり、それらを漏れなくインストールしないとデプロイ出来ないのだが、代表的なwebアプリケーションの作り方に添って作っている限り、後は構成を検知してよしなにやってくれるのだ。noteのリリース時の検証にも大活躍してくれた。 別にHerokuの回し者ではないのだが、一旦これを経験すると、VPSを借りてLinuxのセットアップをしてミドルウェアいれて....といった一般的な構築作業が気の遠くなる工程に思えてくる。 しかし、HerokuはUSとヨーロッパにサーバーがあり、日からの通

    実はHerokuで充分なのでは問題|こんぴゅ
  • リニューアルした日経電子版が高速すぎてヤバイ件|こんぴゅ

    経済新聞は国内を代表する経済誌だ。その電子版はwebでの継続課金を大成功させ、いまや50万以上の有料会員を擁するモンスターサイトだ。 その日経電子版が11月6日に全面リニューアルしたのだが、公開後、web業界がにわかにざわついた。表示速度が爆速だったのだ。日経公式もモバイルで2倍の表示速度を達成したと堂々と宣言していた。 webサービスは継続率こそ神KPIで、その継続率には速度が大きく影響する。 これはチェキらないとヤバイと感じ、友人のkitakさんとスピードの秘密を調査してみた。 Fastlyをコンテンツキャッシュに使う殆どのデータはFastlyを経由して取得されていた。Fastlyは最近注目を集めているCDN(世界中にエッジサーバーを配置し、高速にコンテンツを配信するサービス)で、非常に高機能でユニークなサービスだ。 一般に、CDNはいったん世界中にコンテンツをばらまくと、それを無

    リニューアルした日経電子版が高速すぎてヤバイ件|こんぴゅ
  • Facebookの特許条項付きBSDライセンスが炎上している件について|こんぴゅ

    先月あたりから、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のライセンスのあり方について、Facebookを火種にして侃々諤々の議論が起こっているので解説してみる。 ASFがFacebookにNOをつきつけることの始まりは、Apache Software Foundation(以下、ASF)という著名OSSプロジェクトを多数保有する非営利団体が、Facebookが自社OSSに付加している独自ライセンス Facebook BSD+Patents license を「Category-X」リスト(禁忌リスト)に追加したことだ。 ASFプロジェクトは、Category-Xに含まれるOSSに依存してはいけない決まりがあるため、Facebook製のOSSに依存しているプロジェクトは、8月31日以降はそれらの依存を取り除いてからではないと新しいリリースが出来ない。影響を受けたプロジェクトは少なくとも C

    Facebookの特許条項付きBSDライセンスが炎上している件について|こんぴゅ
  • 「人々が求めているものを作り出せ」を実現する簡単な方法|こんぴゅ

    Y Combinatorはシリコンバレーの有名なVCで、少額を多くのスタートアップに投資するユニークなスタイルで知られている。その代表者、Paul Grahamの言葉に「Make Something People Want(人々が求めているものを作り出せ)」というのがあり、スタートアップを成功させるコツを簡素に表したものとして業界では広く知られている。 このスローガンを地でいっており、こりゃすげえわと感じた事例を見つけたので紹介したい。ipinfo.ioというサービスなのだが、やっていることはかなり地味で、IPアドレスを与えるとそのIPの国や緯度経度や管理組織などの情報を返すAPIを提供している。 ↑これだけ、といえばこれだけである Make What People Ask For(人々がいま要求しているものを作り出せ)stackoverflowという開発者なら誰もが知っている技術系Q&A

    「人々が求めているものを作り出せ」を実現する簡単な方法|こんぴゅ
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