「ラブ・ストーリーは突然に」のようなアップテンポから、「言葉にできない」に代表されるバラードまで、なんでも対応できる抜けのある高音ボイス。しかも、何年経っても枯れるイメージがまったくない。小田和正の歌声を聴くたびに、いつもそんなことを思います。きっとみなさんも同じような感想ではないでしょうか。あまり年齡の話をするのもなんですが、1947年生まれなので、現在68歳。先日リリースされた3枚組のベストアルバム『あの日 あの時』は、オリコンのアルバム・チャート(5月2日付)で初登場1位。なんと、最年長1位記録を作ったそうです。しかも、次週には2位に順位を下げたにも関わらず、その翌週には再び首位に返り咲き。この”返り咲き首位”でも最年長記録を更新しました。 それにしても、なぜ小田和正はここまで根強い人気があるのでしょうか。ざっくりと言ってしまうと、彼の音楽は万人受けするポップスです。小難しいことはや
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ディスクユニオン LATIN / BRAZIL イベント 【アルゼンチン音楽】- 2013年これまでの掲載品,注目作,名盤復刻など一挙公開★フアナ・モリーナが約5年振りにアルバムをリリース!!
世界の音楽を紹介する雑誌「ラティーナ」で、毎月アルゼンチン音楽についての連載をさせていただいているのですが、なんと今月号で50回を迎えました。長旅から帰国した直後に編集部に遊びに行き、「アルゼンチンは面白いですよ〜」なんて語っていたら、本田社長がその場で「で、いつから連載やる?」なんておっしゃっていただいたのも、もう4年半ほど前。月日の経つのは早いものです。というわけで、連載50回目の今号では、“コンテンポラリー・フォルクローレ再入門”と題して、アルゼンチンの新しい音楽潮流であるフォルクローレの魅力を、6ページの拡大版でお送りすることになりました。 もう何度も書いているのですが、あらためてこのコンテンポラリー・フォルクローレの魅力について語っておきましょう。フォルクローレというと、一般的にはサイモン&ガーファンクルでおなじみの「コンドルは飛んでいく」とか、上野公園なんかで民族衣装を着てケー
日本語のロック――そういって違和感ある人は、いまどきいないでしょうね。日本語で歌ってもロックはロック。これはすっかり当たり前のことになりました。もっと突っ込んでいうと、日本語で歌って、お茶の間に浸透しているロックは、どれも“歌謡ロック”といってもいいでしょう。そういう意味では、矢沢永吉も長渕剛もサザンオールスターズも、立派な歌謡ロック。そこに続く、奥田民生、宮本浩次(エレファントカシマシ)、斉藤和義、吉井和哉あたりは完全に歌謡曲の影響を受けているし、最近でいえば、クリープハイプもKEYTALKも、こういった流れでいえば歌謡ロックなわけです。 では、実際の歌謡ロックのルーツは、どのあたりなんでしょうか。60年代のグループ・サウンズという意見もあるでしょうが、個人的には、おそらくサザンオールスターズが突如ブレイクし、ゴダイゴや甲斐バンドといった“ロック系”ミュージシャンたちがテレビの歌番組に出
渋谷系と呼ばれる音楽ムーヴメントが最盛期を迎えたのは、1990年代初頭。フリッパーズ・ギターやオリジナル・ラヴといったアーティストが脚光を浴びたが、その頂点に位置するのがピチカート・ファイヴだと断言することに異論を挟む者はいないだろう。そして、その中心人物の小西康陽こそ、渋谷系という小宇宙の中心に位置する太陽のような存在である。デビューして30周年となった今年、ソロ・プロジェクトであるPIZZICATO ONE名義での新作をリリース。そして、ソロ・プロジェクトとして初のスペシャル・ライヴも決定した。ここでは、日本のポップス界における革命児、小西康陽の世界にスポットを当ててみよう。 ▲『couples』 1959年、札幌生まれの小西は、大学進学を機に上京。サザンオールスターズを輩出した青山学院大学の名物音楽サークル「ベターデイズ」に所属。そこで高浪慶太郎、鴨宮涼らと知り合い、佐々木麻美子をヴ
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現在進行形の民謡歌手・太鼓奏者、木津茂里。細野晴臣をはじめ幅広いジャンルでの共演や、数十カ国に及ぶ海外公演など多岐に渡る活動の成果を集約した初のフル・アルバムがこの『SHIGERI BUSHI』だ。 北海道から沖縄まで全国各地の民謡を、青柳拓次(リトル・クリーチャーズ)プロデュースにより、伝統を重んじながらもアコースティックで繊細でモダンな息吹を吹き込んでいる。また、細野晴臣(曲)&青柳拓次(詞)のコンビによる表題曲「SHIGERI BUSHI」や、沖縄・石垣島出身の唄者・大島保克が手がけた「十日の村に」といった書き下ろしの新曲に加えて、伝説のユニット・HIS(忌野清志郎、細野晴臣、坂本冬美)の名曲「幸せハッピー」や、青柳のソロ作品に収められていた「つきのにじ」といったカヴァーもセレクト。レコーディングには、青柳拓次、細野晴臣、大島保克、澤田勝秋、新良幸人、サンデー、伊賀航などジャンルを超
5月に来日を果たすボサ・ノヴァ・ブームの旗手であり音楽界の至宝 セルジオ・メンデス。ポップなブラジリアン・ミュージックで世界を魅了し、70歳を過ぎた今も精力的に活動を続けているマエストロの足跡を辿る。 セルジオ・メンデス 2014年来日公演 5月15日(木)~17日(土) ビルボードライブ東京 公演詳細はこちら 5月19日(月)~20日(火) ビルボードライブ大阪 公演詳細はこちら 躍動するサンバのリズムと、高揚感に満ちた混声コーラス。そのサウンドを聴けば誰もが心浮き立ち、寒い冬から春を通り越して一気に真夏の気分になってしまうのではないだろうか。ブラジル出身ではおそらく世界一有名なミュージシャンであるセルジオ・メンデス。その活動歴は50年以上経つが、常に色褪せることなくコパカバーナのビーチに照りつける太陽のように輝いている。FIFAワールドカップ・イヤーである今年は、さらに彼のサウンドを
DrillSpinは事業構造の検討を行なうため、 現在、すべてのコンテンツページが 非表示となっております。 表示再開までしばらくの間お待ちください。 2018年6月29日 DrillSpin
石郷岡 学(山ブラ会長) × 花田 勝暁 スペシャル対談 〜素晴らしきメランコリーの世界〜 10月某日。今回、OTOTOYさんから、「得体の知れない盛り上がりを見せ始めている南米の音楽についてざっくりと語ってほしい」という依頼があって、山ブラこと「山形ブラジル音楽普及協会」の会長である石郷岡さんを、山形県山形市まで訪ねてきました。紅葉と旅気分が相まって気分高揚! ! ! マックス・ハイ・テンション(by AKB48)な状態で、市内の某ホテルで石郷岡さんをつかまえました。いざ突撃〜〜ぃっ! インタビュー&文 : 花田 勝暁 国境やジャンルや時代 そんな制約から自由で 純粋な美しさを追求する音楽 そんな美しい音楽への共感の輪が繋がった 2010年の空気感を、もし言葉にするなら、 そんな風に言えるかもしれないです。 (山ブラ会長:石郷岡 学) 山ブラって? 石郷岡 学(以下I) : 東京から山形
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