インラインフレームを使用しております。未対応ブラウザは閲覧できませんのでご了承下さい。 320万部を超え、国内作家の文芸書としては過去最高の発行部数となった『世界の中心で、愛をさけぶ』(片山恭一著)。映画化、テレビドラマ化されたこの小説は、若い人たちを巻き込み「セカチュー現象」とも呼ばれ、今まで本を読んだこともない層に受け入れられた。どのような考え方の下にこの本はつくられ、また映画など他のメディアに展開されたのだろうか。編集、宣伝に携わったスタッフに聞いた。 ――『世界の中心で、愛をさけぶ』は、発行されてから2年たって売れたと聞いています。 石川 セカチュー」の売れた段階は3つに分かれると思います。第1段階は草の根営業でクチコミで売れた時期、第2段階は柴咲コウさんの推薦がきっかけとなってロングセラーになった時期、第3段階が映画が公開される1か月前ぐらいからの時期です。