僕は2014年2月に『Jazz The New Chapter』を刊行した。その時に売り場を見にタワーレコードに行ったら、店内演奏の音源が耳に留まった。「あれ、この感じ、自分の本でも取り上げてる感じのサウンドじゃん…」。何がかかっているのかを見たら、それはKan Sanoの2ndアルバム『2.0.1.1.』だった。「わ、日本人かよ」。そこから彼のファンになった僕は何度かライブにも足を運んだりもした。 2017年にKan Sanoは3rdアルバム『k is s』をリリースした。その頃、ふと「そういえば、今ではCharaやUAのバンドにも参加していたり、関ジャムでも紹介されたり、注目度は上がっているのだが、彼のバイオグラフィーっていまいちわからないな」と思った。バークリー音大を卒業していることは知っていたが、そこで何をやっていたのか、その後、どうやって今のようなアーティストになったのか、一度ま
世界中で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るう中、いま音楽家はどのように生活をし、何を考え、行動を起こしているのか。それを伝えるため、Kan Sanoにオンラインでインタビューを行った。聞き手は『Jazz The New Chapter』シリーズで知られるジャズ評論家の柳樂光隆。 SKY-HIが4月7日に公開した新曲「#Homesession」にも“オリガミ付きのスキルはサビつかない”という一節があるように、コロナ騒動に揺れる音楽シーンにおいて、origami PRODUCTIONSの存在感はますます大きくなっている。ただ一挙一動にスピード感があるだけでなく、ミュージシャンやリスナーの視点に立って誠実に考え抜きながら、革新的なアクションを見せてきたことはもっと知られるべきだろう。 まずは3月30日に「origami Home Sessions」を始動。origami所属
現在放送中のNHK連続テレビ小説『エール』。この作品で主人公のモデルとなっているのが、作曲家の古関裕而だ。 古関裕而は1909年に福島県で生まれた作曲家で、『栄光は君に輝く』、『スポーツショー行進曲』、『オリンピック・マーチ』、『大阪(阪神)タイガースの歌(六甲おろし)』、『巨人軍の歌(闘魂こめて)』、『モスラの歌』など、現在も多くの人に親しまれる名曲を数多く残している。 しかしその一方で、古関裕而には戦争中たくさんの軍歌をつくり、そのうちのいくつかは大ヒットを記録、「軍歌の覇王」とまで呼ばれた暗い過去がある。 彼はなぜ軍歌をつくったのか。そして、その事実から私たちが学ぶべきことはなにか。『古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家』(文藝春秋)を出版した、近現代史研究者の辻田真佐憲氏に話を聞いた。 辻田真佐憲 1984年、大阪府生まれ。政治と文化芸術の関係を主なテーマに執筆。著書に『たのしい
「日出処(ひいずるところ)の天子、書を日没処(ひぼっするところ)の天子に致す」。7世紀、倭国(わこく、日本)の国書を携え、中国大陸に向かった遣隋使。初めて派遣された年や、隋に対する優位感情が国書から読み取れるというとらえ方は変わってきている。 遣隋使は「607(群れなす)船」と語呂合わせで覚えた人も多いかもしれない。しかし、第1回の派遣は、600年という見方が現在では優勢だ。 遣隋使の記録は、「日本書紀」と中国の「隋書」に残る。本居宣長以来戦後の一時期までは、国内史料を特に重視する立場から、日本書紀に記述がない600年は顧みられる機会が少なかった。だが、史料分析が進み日本書紀の一部に誇張があることが明らかになり、隋書に残る600年を第1回と考える見方が広がった。 この7年の差は大きい。607年に次の遣隋使が派遣されるまでの間に、「冠位十二階」や「憲法十七条」が制定されるなど矢継ぎ早に改革が
各界のクリエイター、アーティストの方々に、自分の好きな、または思い入れのある紙アイテムをご紹介いただき、紙と人の物語を綴ります。 家族からの手紙、旅先での切手、美しい装幀の本、昭和の遊び心あふれたトイレットペーパーの包み紙、憧れの菓子の包装紙… メールという痕跡のない文化に対して、手のぬくもりや、ザラザラ、しわしわとした痕跡のあるもの、存在感、物語を含んだ紙というアナログなよさを伝えています。 2006年にポプラ社より刊行された『かみさま』は、本書掲載の活版印刷工場をきっかけに「活版再生展」(世田谷文化生活情報センター)が開催され、活版印刷を見直す潮流の大きなきっかけの一つともなりました。 好評だった『かみさま』の内容を一部残しながら、大幅に加筆修正をして新版化しています。 いま活躍するさまざまなクリエイターへの取材をはじめ、数十年ぶりにリニューアルを果たした資生堂パーラーのギフトボックス
銅牛樋口勇夫『漢字雑話』(郁文舎、吉岡宝文館、一九一四年八月一日四版)。題字は説文学の研究で知られた高田忠周だそうだ(雑が襍としてある)。 樋口勇夫(ひぐちたけお)は筑後久留米藩の漢学の家に生まれ、銅牛、得川、東涯などと号した。伯父に樋口和堂。鹿児島県立二中で教鞭を執った後、九州日報記者、さらに明治四十一年に東京朝日新聞社会部に入っている。中塚一碧楼とともに朝日俳壇の選者をつとめた。本書(初版は明治四十三)は朝日紙上に連載した同名の読物をまとめた著作のようである。大正元年退社後、早稲田大学、国学院大学、法政大学等で講師を勤めた。著書はざっと調べたところ以下のごとし。
shrutibox_veena @shrutibox_veena @Catfish_nama 喉歌のホーミーに動物が不思議な反応をするというテレビ放送を見たことがありますが、笙の音色や倍音も馬にとって気持ち良いのでしょうかね。 単に物珍しいだけかもしれませんが。 (それにしても、シャツの柄が可愛いですね。カワウソでしょうか) 2020-05-09 21:34:22 Capotasto @Capotasto_11 @Catfish_nama 綺麗な音色に吸い寄せられるのかも ^ - ^ 昔、父が若い頃、中国の大草原で目をつむってバイオリンを弾いていて、目を開けたら目の前に牛🐄がいっぱい集まって来たって聞いたことあったんですけど。 本当だったんですね 2020-05-10 13:27:07
「ノアTVマッチ」の10日放送回に降臨するグレート・ムタが、重大な決断を迫られたことが明らかになった。代理人の武藤敬司(57)によれば、新型コロナウイルスの飛沫感染が問題視される世界情勢を受け、ムタは自身の代名詞とも言える「毒霧」の使用に葛藤を抱えているというのだ。かつてない危機に陥った“魔界の住人”の決断やいかに――。 ムタは10日放送回で丸藤正道(40)の化身とおぼしき魔流不死とタッグを結成し、桜庭和志(50)、望月成晃(50)組と対戦する。代理人を務める武藤は本紙の取材に「ムタの近況? 至って何もないよ。魔界は非常に穏やかですよ。コロナも蔓延してないしな」と言いつつも「ただ、一つだけ気がかりなことがある」と表情を曇らせた。 「今、TVプロレスがこうやってる中で、イメージ戦略なんかも必死にやっているわけだ。ノアも頑張ってな。その中で、果たして毒霧は許されるのか? そこをムタは若干気にし
テレビCMなどで見かける機会の増えた、携帯電話の新規格である第5世代移動通信システム(5G)。そんな5Gは現在の携帯電話よりも高速で大容量の通信が行え、ひとつの基地局からの同時接続数も飛躍的に増加すると言われています。 東京五輪は2021年の延期が決まりましたが、都内各地ではそれに向けて基地局の整備が進行。3月にはNTTドコモとソフトバンクが一般向けサービスを開始しています。 「2019年から携帯電話が新たな時代を迎える」と5Gに対して期待をする人がいる一方、「そんな大容量通信が必要なのか」といった意見を述べる人もいます。 しかし開始当初は無駄な投資と批判されたインフラが、後から「やってよかった」となるのは、これまでの歴史で何度も起こってきました。 思い出してみましょう。つい30年ほど前までは携帯電話をひとり1台持つなんて思いつきもせず、「そんなに必要?」と思われていたのです。ましてや、当
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