沖縄、薩摩半島、そして屋久島へ。海の民が伝えた屋久島古謡“まつばんだ”の謎を追うノンフィクション大作! 出版社のキルティ株式会社(本社:鹿児島県屋久島町/代表:国本真治)は、出版レーベルであるキルティブックスから「南洋のソングライン ―幻の屋久島古謡を追って」を2022年11月20日(日)に刊行することになりましたので、ここにご案内させていただきます。 [画像1: https://prtimes.jp/i/64770/2/resize/d64770-2-e4cf43fadf61baf67af7-2.jpg ] 本の内容 かつて屋久島で歌われていた「まつばんだ」は、琉球音階が取り入れられた民謡です。ただ、屋久島は沖縄や奄美からはるか北方にあり、琉球文化圏ではありません。なぜ屋久島に琉球の名残があるのか、ごくわずかな例を除いて本格的な調査が行われてきませんでした。それならば、と我々が3年がかり
私たちが音を聴く上で重要な働きを果たしているのが外耳と内耳の間にある「中耳」だ。ここには小さな3本の骨があり、振動することで音を内耳に伝え、神経シグナルに変換される。 化石の研究によって、中耳の起源は魚のエラ穴(呼吸孔)であろうことは知られていた。だが大きな謎だったのは、最初に呼吸孔を進化させた脊椎動物は何だったのかだ。 20世紀の研究者は、初期の脊椎動物には、下顎と舌弓の間に完全なエラを持っていたに違いないと、100年以上にわたってその痕跡を探し続けてきたが、今の今まで見つけられなかった。 しかし今回、その謎を解く手がかりが発見されたそうだ。それは過去20年の調査で発掘されたアゴのない魚「ガレアスピス」の化石だ。 この研究は『Frontiers in Ecology and Evolution』(2022年5月19日付)に掲載された。 エラに由来することを示す初の証拠 耳の謎を解く手がか
55歳日本人と29歳韓国人、そんな不思議な組み合わせの2人組バンド「Hachi&TJ」が、韓国で話題を集めている。 彼らのライブは、とにかく楽しい。 終始にこやかな顔を見せるロマンスグレーの紳士、「ハチ」さんの鮮やかな演奏に、釜山出身の好青年「TJ」君の朗らかな歌声が乗れば、ライブハウスは温かな雰囲気に包まれる。演奏は基本的に二人だけで打ち込みは使わず、ギター、ベース、ドラム、ウクレレ、ケンガリ(小型のシンバルに似た韓国の打楽器)など多彩な楽器が登場。おもしろいほど幅広いサウンドが飛び出し、観客を決して飽きさせない。 ファンは年齢層も様々で、演歌テイストたっぷりのポップナンバー『チャンサハジャ(商売しよう)』が始まれば、老若男女の観客がそれぞれのやり方で踊りだす。その様子は、まさに村のお祭りだ。 韓国では「ハチ」の愛称で知られているミュージシャン、春日“Hachi”博文さん。現在はソウルに
当時の技術では、信号を青くしようとすると光が暗くなってしまうため、そもそも青にはできなかったといわれている(写真はイメージです) 思わず誰かにLINEしたくなる! 知って楽しい、おもしろ雑学を2つ紹介。今回は、なぜ緑色に見える信号を「青信号」と呼ぶのかと、かに缶の中に白い紙が入っている理由ついて。 ■新聞記事などが『青』と報道 【Q】信号機の青は緑色に見えるのになぜ「青信号」というの? 【A】当時の新聞で「青信号」と報じられたからです。 信号機の青信号は、実際は青色ではなく緑色だが、どうして青信号というのか。 埼玉大学理工学研究科の栗木一郎教授によると、「1930年に日本で初めて信号機が設置されたときの法令では『緑信号』と書かれていました。しかし、信号機の設置を紹介した当時の新聞記事などが『青』と報道し、青信号という呼び方が広まりました。青と緑は、明確には使い分けられず、混同されることがよ
最近ではメールやSNSなどで絵文字を使う人が多いが、顔文字もまだまだ健在で両方を使い分けている人も多いだろう。しかし、同じ顔文字でも日本と欧米とでは少し異なっている。 中国メディアの網易はこのほど、「なぜ日本人の使う顔文字は欧米と違うのか」と題する記事を掲載し、この理由について考察している。 中国では最近は特に絵文字の方がよく使われており、メールやSNSで顔文字を見ることは少なくなったが、これまでは欧米式と日本式の顔文字の両方が使われてきた。中国版ニコニコ動画とも言われる動画上にコメントが流れる動画サイト・ビリビリ動画では、今でも日本式の顔文字が多用されている。 また、中国オリジナルの顔文字もあって、「囧」という漢字はもともと「ジョン」と発音し、「明かり」などを意味する文字だったが、うなだれた様子を意味する中国式顔文字として愛用されるようになった。 使われる絵文字や顔文字は国や文化圏によっ
前回は伝統芸能としての「万歳」の、平安時代から現代に至るまでの長い歴史を見てきました。今回は本題である「漫才」が産声を上げる瞬間をのぞくため、時計を明治時代に巻き戻します。 万歳という芸能が枝分かれをはじめたのが明治中期なのです。その枝先で咲いた花が「しゃべくり漫才」でした。 ■万歳の近代化は名古屋からはじまった? 古来の神事としての万歳を「古典万歳」とするなら、明治以降に寄席で演じられた万歳は「近代万歳」といえるでしょう。 近代万歳の立役者となるのは、大阪の芸人「玉子屋円辰(たまごや・えんたつ)」「砂川捨丸(すながわ・すてまる)」「横山エンタツ・花菱アチャコ」の三組。というのは有名な話ですが、実は三組が登場する前に近代万歳の礎となった芸能がありました。尾張万歳の演目の1つ「三曲万歳」です。 尾張万歳は幕末の頃から小屋がけで演じられるようになります。正月の門付け芸から、365日演じる舞台芸
玉置浩二が安全地帯時代も含めて自身最大のヒット作という『田園』(作詞:玉置浩二・須藤晃 作曲:玉置浩二)は、1996年7月21日にリリースしたソロ11枚目シングルだ。また、玉置もキャストを務めた浅野温子主演ドラマ『コーチ』(1996年7月期)の主題歌でもある。 当時、ドラマを見て「サバカレー」を買った人も多いのではないか。 『田園』が発売されておよそ22年となる7月14日、TBS系音楽特番『音楽の日』で様々なアーティストや著名人に「心に残る“アノ日の歌”」を聞いたインタビュー映像を流した。 そのなかでビートたけし(71)が「玉置浩二の『田園』がすごい好きで…」と明かした。 彼は1994年8月に原付バイクで自損事故を起こし、重傷を負って生死の境を彷徨う。一命をとりとめたものの「マスコミに叩かれて。映画も撮れなくなって視聴率も悪くなって『たけし終わりだな』って言われた時に、落ち込んだ時によく聴
2021年に公開延期になったビートルズの新作映画『The Beatles: Get Back』に合わせて、公式ブックが出版されることが明らかに。アルバム『レット・イット・ビー』を生んだ1969年の収録風景から「未公開の写真数百枚」を掲載した240ページのハードカバー。 その気になる内容は? アルバム『レット・イット・ビー』、および同名のドキュメンタリー映画の制作舞台裏を描いたピーター・ジャクソン監督による待望のドキュメンタリー『The Beatles: Get Back』の公開日が、2021年8月に延期された。ショックを少しでも和らげようと、ビートルズは映画公開に合わせた公式ブックの出版を発表した。 ●【動画を見る】映画『Get Back』公式ブックの告知トレイラー 2021年8月31日――映画公開日のちょうど4日後――に出版予定の240ページのハードカバーブックには、のちに『レット・イッ
仙台銘菓「萩の月」の菓匠三全は8月3日、JR東京駅に新しくオープンするグランスタ東京内に、菓匠三全として東京初の常設店舗を開店する。 東京の常設店舗では、「新しい日本の銘菓」をめざし、JR東京駅限定で「萩の月」姉妹品「萩の調(しらべ) 煌(こう)ホワイト」を発売。ピュアな「ホワイトエッグ」を使用し、独自の製法で炊き上げた「ホワイトカスタードクリーム」を白いカステラ生地で包み込んだお菓子だ。 また、菓匠三全グランスタ東京店オープン記念として、宮城県出身の乃木坂46メンバー・久保史緒里が、仙台を中心とした宮城の様々な観光名所を訪れ、その魅力を紹介するWEB動画のシリーズ企画「乃木坂46 久保史緒里の宮城・仙台 旅しおり」をモチーフとした「萩の月」特別パッケージを、7月30日よりオンラインショップ限定で発売する(※グランスタ東京店での販売はなし)。
さまざまな言語でネコに話しかけている動画がTikTokで話題を呼んでいます。 https://www.tiktok.com/@g.catt.eng/video/6847431933165604102 話題の動画はこちらです。英語で“ネコちゃん”を意味する“Kitty”で呼びかけてもガン無視のネコ。続けて韓国語、ロシア語で話しかけても反応無し。ところが、ドイツ語(Stardenburdenhardenbart)で話しかけるとこちらに向かってきます。 https://www.tiktok.com/@g.catt.eng/video/6847434281216642309 今度は英語、中国語、イタリア語で話しかけてみますが、やはり反応無し。例の魔法の言葉“Stardenburdenhardenbart”で呼びかけると、すぐさま反応を示します。 https://www.tiktok.com/@g.
日本ユニシスは、大日本印刷が開発した「読書アシスト」を9月30日まで無償提供すると発表した。「読書アシスト」は、独自の文章表示アルゴリズムによって、読んでいる最中の目線の動きをスムーズに誘導し、読むスピードを向上させる文字レイアウト変換技術で、利用者に新しい読書体験を提供する。 「読書アシスト」を適用したレイアウトでは、一般的に1分間に読める文字数が400~600字程度に対して、特別な訓練を必要とせずに最大で1,000文字程度まで向上するという。今回の無償提供では、任意の文章を「読書アシスト」で変換して文章の読みやすさを向上させるものと、あらかじめ「読書アシスト」で変換済みの名作文学を体験できるとのことだ。 ■「読書アシスト」について日本語の文節(意味のわかる最小単位)を判別し、文節ごとに視線をスムーズに誘導するレイアウトに変換する技術。日本語は英語などの他言語と比較して「文節」が表記上不
『日本語のために』(河出書房新社) ◆形成に関わる前代未聞の「アンソロジー」 日本語のネイティヴスピーカーは、「漢字仮名交じり文」をもつ自分たちの言語が相当入り組んだ造りであることは自覚している。とはいえ、どんな成立過程を経てこうした造りになったのかには、意外と無関心のように思う。『日本語のために』は、祝詞、漢詩、漢文、仏教典、キリスト教典、琉球語・アイヌ語の文献、五十音図、シェイクスピアの邦訳、大日本帝国憲法、日本国憲法など、日本語の形成に深く関わる、あるいは、その時代の日本語の特徴を顕著に表す文章、文書のサンプルを広範に採集し解説を加えた前代未聞の「アンソロジー」である。かつて国語教育を鋭く批判した丸谷才一の『日本語のために』(1974年刊)を意識したタイトルだろう。中立的な見本収集では当然なく、編纂(へんさん)の仕方は高度に批評的だ。 本書中の文章のほとんどが、翻訳を通して/に伴って
岩佐又兵衛と荒木又右衛門――しばしば混同しそうになる。名前が似ているうえ、ほぼ同時代の人だからだ。二人につながりはない。又兵衛は絵師、又右衛門は剣豪だ。 本書『岩佐又兵衛風絵巻の謎を解く』 (角川選書)は、絵画史料研究の泰斗、黒田日出男・東京大学名誉教授が「又兵衛」作品の謎を解明したもの。帯に「通説を覆す」「隠された『真実』に迫る」とある。これがまた大変な内容なのだ。というのも「通説」の主は、日本美術史の最高権威、辻惟雄・東大名誉教授。 黒田vs辻、すなわち東大名誉教授が同じく東大名誉教授の通説に挑む形になっている。 東京大学史料編纂所所長も務めた 黒田さんは1943年生まれ。専門は日本中世・近世史、絵画史料論・歴史図像学。著書に『源頼朝の真像』、『国宝神護寺三像とは何か』、『洛中洛外図・舟木本を読む』、『豊国祭礼図を読む』、『江戸図屏風の謎を解く』、『江戸名所図屏風を読む』(以上、角川選
人類は古くから繊維を使ってきました。綿、羊毛、麻、絹など種類も多様で、使用目的も衣服はもちろんロープや網、袋に敷物、装飾品など極めて多様。時代によっては国の主要産業となることもありました。 そんな繊維を人類はいつ頃使い始めたのか。その歴史をはるか5万年前までさかのぼらせる発見がなされました。詳細は以下から。 ケニオン大学のBruce Hardy博士らの研究チームはネアンデルタール人が長く居住していたフランス南東部にあるAbri du Maras洞窟の地下3mの位置で鋭利な剥片石器を発掘しました。これは5万2000年前から4万1000年前の地層です。 この石器を顕微鏡で観察したところ、底面に長さ6mm、太さ0.5mmの糸が付着していたことが判明しました。糸は「右撚り」と呼ばれる繊維の束を反時計回りにねじって作られており、さらにこの右撚りの糸を3本時計回りの「左撚り」に束ねてひとつの糸になって
マヤ文明の歴史がわかる石碑 / Cultura y Deportes Guatemala 中央アメリカの国、グアテマラの南西部、タカリクアブアジュ遺跡公園で、数年前、彫刻が施された石碑が発見された。この石碑は当時考えられていたよりも重要なものであることが新たなる研究で明らかとなった。 この約2000年前の石碑からは、メキシコ南部と中米の一部を支配したマヤ文字の誕生の様子が読み取れるのだという。 【石碑に記されたマヤ文字の最初の例】 この石碑87は、2018年9月、グアテマラの首都から南西へ125キロ、エル・アシンタル自治区にあるタカリクアバジの遺跡で発見されたものだ。 [画像を見る] Cultura y Deportes 「これは、マヤ文字の起源がわかるひとつの例です」と語る、ドイツの碑文研究者ニコライ・グルーベ氏。 この石碑87が意義深いのは、メソアメリカでの文字の発達の最初の例だからで
2020年5月末頃、最大光度に達する彗星は月よりも明るく輝くかもしれないという。条件がそろえば、春の夜空を月と彗星の2つが地球を照らしている姿を肉眼で観察することができる。 【はるか遠方からの来訪者、新たに発見された長周期彗星】 おおぐま座の方角でATLAS彗星(C/2019 Y4)が発見されたのは昨年12月28日のこと。そのときは微かな輝きだったが、たった数ヶ月で劇的に明るくなった。 ATLAS彗星は1844年の大彗星と同じ軌道を持つことから、これとの関係性が推測されている。その公転周期は6124年であり、太陽系外縁の彼方よりやってくる長周期彗星だ。 なおATLASという名称は、これを発見したハワイの観測システム「Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System(小惑星地球衝突最終警報システム)」に因んだものだ。 12月の段階では太陽から4億39
避難所に訪れ、来援者と協力し、戸惑い、模索しながら、心のケア・ネットワークを立ち上げた。 ドラマ「心の傷を癒すということ」は、その精神科医安克昌をモデルにして、全4話で、彼の生涯を描いたドラマだ。 脚本は、桑原亮子 在日韓国人や。それで医学部や 第1話は、精神科医・安和隆の生い立ちが、1995年1月17日直前まで描かれる。 演じるのは、柄本佑。 「知らなくてもいいコト」(レビュー)では、吉高由里子の元カレを演じてイケメンっぷりを発揮しているが、「心の傷を癒すということ」では、おだやかなで、のんびりした精神科医を見事に造形した。 「ぼくな、ほんまは安田ちゃうねん。安って言う名前やねん。在日韓国人や。それで医学部や」 在日韓国人3世として生まれ、厳しい父の期待に答えられないことや、アイデンティティについて悩みながらも、終子(尾野真千子)と出会い、結婚し、こどもも生まれる。 写真を撮ることが被災
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」では、第13週の終わりに、ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の育った北海道・十勝の柴田家に電話が取りつけられ、東京に住むなつと家族が連絡をとりやすくなった。先週放送の第14週では、さっそくこの電話が活躍した。 十勝の家に、なつの実妹・千遥(清原果耶)が突然現れたと、なつの養母の柴田富士子(松嶋菜々子)が彼女の勤務先の東洋動画まで電話をかけて伝えてくれたのだ(7月1日放送の第79話)。千遥は、戦争で実の両親を失ったあと、なつと兄の咲太郎(岡田将生)とも終戦直後に生き別れ、10年以上行方不明になっていた。富士子から知らせを受け、なつは会社を早退して下宿先に戻ると、咲太郎とともにあらためて十勝に電話をかける(同2日放送の第80話)。 千遥は、姉たちには自分がここへ来たことは黙っていてほしいと伝えていた。しかし富士子たち家族はなつが千遥をずっと探していたのを知っている
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く