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ブックマーク / blog.livedoor.jp/ogitetsu (4)

  • Peg Leg : ブルブル ブルース (Blues)

    二つ前の記事でルイジアナ・レッドを紹介した時に載せようかとも思ったけれど別記事で、Peg Leg Sam(ペグレッグ・サム)を扱うことにした。ペッグレッグは義足のことだ。 次は、レッドのギターをバックに歌うペグレッグ・サムの<Joshua Fit The Battle Of Jericho−ジェリコの戦い>。 ギター、歌、ハーモニカ、それぞれは何の変哲も無い演奏なのだけれど、この三つが合わさると、あら不思議なんですねぇ、なんとも渋い雰囲気が醸し出されるんです。料理でもいくつかの調味料のサジ加減で味がガラリと引き立つというのがあるだろうけど音楽も同じだね。 サムの歌は、「我等は忘れず、ジェリコ、ジョシュアは攻めたりジェリコ」と始まる黒人霊歌<ジェリコの戦い>のはずなんだけど、僕が知っているのとは節も歌詞もかなり違う。マヘリア・ジャクソンのスタンダードな<Joshua Fit The Batt

    Peg Leg : ブルブル ブルース (Blues)
  • デル・レイ(Del Rey) : ブルブル ブルース (Blues)

    オバちゃんでかっこ良くブルースを弾くミュージシャンと云うとすぐに思い出すのはボニー・レイトだろう。僕も彼女のコンサートを観て惚れ直してしまった。 しかし、今回はもう一人のオバちゃんを紹介するのだ。彼女の名前はデル・レイ(写真)。ボニーほどビッグネームではないけれど、ご機嫌なミュージシャンだと思う。どこにでも居そうな感じだが、声もよく通るし、ギターやウクレレも上手に弾きこなすのだ。 なんでも、最近、<Bicycle Blues>という新曲を出したデル・レイさんなのである。地味な印象があった人なので、こんな元気な曲だと、クラクラするなあ。 「ガソリンが高いと皆さんは不平タラタラ、でも私の自転車はイエスイエスでいくらでも走るの、私の自転車は100ドルで買ったのよ」 そうそう、頑張って走って下され。ハンドルに括りつけたダック君といい、赤毛といい、なんだか可愛らしいんです。 さて、ボニー・レイトは若

    デル・レイ(Del Rey) : ブルブル ブルース (Blues)
  • スペンス爺、大いに語る : ブルブル ブルース (Blues)

    ジョセフ・スペンス:「俺っちの<サンタが街にやって来る>なんだけど、分かるね? みんなこの歌知ってんだろ? サンタさんもよ、寒い北国から俺っちの住んでいたバハマ辺りまで下りて来る頃には、ラム酒かなんかで千鳥足になって家々を訪れちゃうのよ。暑いから上半身裸になってなあ。そんな雰囲気あんだろ?」 オギテツ:「う〜ん、サンタじゃなくて日の布袋さんみたいですねぇ。ところで、スペンスさんはすごく個性的ですね。余りにも個性的なので、人によっては、違和感を感じる人も居るかもしれない。歌を聴く分には、酔っ払いの鼻歌、咳払い、ついついもらす笑い声、てな感じですもの。つられて、こちらも笑い出す始末です」 ジョセフ・スペンス: <Good Morning Mr. Walker>っう歌もあるんだ。チョイと聞いてみ。<お早う、ミスター・ウォーカー。貴方の娘さんと結婚させてくれませんかね?>という歌なんだったけどよ

    スペンス爺、大いに語る : ブルブル ブルース (Blues)
  • Mississippi Fred McDowell : ブルブル ブルース (Blues)

    しばらく聞いていなかったフレッド・マクドウェル。ある時、ラジオからの彼の一曲が流れて来た。最近、いろいろと物事が思うように進まずくさくさしていたので、このもの静かな語り節がなんだかとても心に沁み込んだのである。 Woke Up This Morning With My Mind On Jesus (1959) 歌詞は、<朝起きて、ずっとキリストのことを考えていた>ということで、信心深くない俺は、なんだか、へぇ、そんなもんですか、という感じだが、この手の音楽は、その時の気分にツボが合う(変な日語だな)と、ジンと来るもんなんだ。 そう言えば、昔もこの人の歌う歌は、どちらかと言えばゴスペルの方が好きだったことを思い出した。なんだか、素朴で田舎びた感じがする。聞いていて、一度だけ訪れたことがあるミシシッピのハイウェイから見える広大に広がる綿花畑を思い出す。大きく開けた車窓から入ってくる乾いた草の

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