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ブックマーク / www.kosho.ne.jp (19)

  • 横田順彌追悼展

    展示概要 SF作家・横田順彌(1945-2019)。その業績は、ひとことでは言い表せぬほど広範かつ深いものでした。 抱腹絶倒の「ハチャハチャSF」。実在の人物や当時の風俗を描き抜いた「明治SF」。独自の語り口で現物より面白いと言われた「古典SF研究」。日SFの祖とも言われる人物の生涯を明らかにした「押川春浪研究」。その仲間たちを紹介し大河ドラマ『いだてん』の礎とすらなった「〔天狗倶楽部〕研究」。明治という時代の風俗や出来事そのものに注目した「明治文化研究」。自らの趣味に立脚した「古書研究」……。 それらの他にも、リリカルなファンタジイや児童向けSF、読者をSFの世界へ誘った『SF事典』や仁侠SF、日の黎明期野球史研究や飛行機開発史研究など、多角的に活躍しました。 SF界では「ヨコジュン」の愛称で親しまれ、日SFファンダム初期から活動。若き日にはアイドル的な扱いすらされていました。日

    横田順彌追悼展
  • 伏字とは何であったのか - 日本の古本屋メールマガジン

    名古屋大学での院生時代に、私は大学付属図書館で書架整理のアルバイトをしていた。返却されたを棚へ戻す作業の合間に、目に付いた古めかしいを手にとってはパラパラと見ていた。ある時、スターリン/ブハーリン著『十月革命への道』(昭和3年4月、白揚社内著作集刊行会)というに出会う。私が驚いたのは、×印の伏字が文中に散らばっていたことに対する物珍しさとともに、全てではないが、伏字の右側の行間へ細かく書き込みがなされていたことである。「国家権力」「ボルシエヴイキ党」といった言葉を書き入れたのは誰か分からないが、そのは寄贈されたものではなかったので、おそらくある時代の勉強熱心な学生か、教員ではないだろうか。 同じ頃に、日の戦前・戦中期に行われた検閲について学ぶ機会があったので、伏字と検閲制度の関連や影響関係を研究のテーマに設定した。手当たり次第に関連する文献を集め、様々な形態の伏字を見ていく中で、

    伏字とは何であったのか - 日本の古本屋メールマガジン
  • 日本の古本屋:リニューアルのお知らせ

    いつも「日の古屋」をご利用いただき有難う御座います。 「日の古屋」は、2015年1月19日(月)にリニューアルをする予定です。 このリニューアルで、新たな「日の古屋」が稼働致します。 このため、以下のスケジュールにてシステムの切り替え作業を実施致します。 切り替え作業中は、アクセスが出来なくなります。 また、切り替え期間中は、返信が遅れる場合もございます。 お客様には、ご不便、ご迷惑をお掛け致しますが、予めご了承下さい。 移行スケジュール 1月16日(金) ~ 1月19日(月) ※16日(金)・19日(月)は2時間~3時間程度、一時的にシステムを休止します。 それ以外の時間は通常通りご注文頂けますが、一部ご利用できない機能がございます。 ※マイページご利用の方にご注意 この切り替えにより、「注文履歴」及び「気になる」のデータが移行されず消去されます。 「注文履歴」及び「気にな

  • 「青き心」と「時代の匂い」~『五十嵐日記』を読む - 日本の古本屋メールマガジン

    日記というものは、の中でも人気のあるジャンルのひとつである。文学者や政治家や俳優など著名人の日記が多数出版されている。この度、笠間書院より早稲田の古書店、五十嵐書店店主・五十嵐智氏の、神保町での修業時代の日記が公刊された。五十嵐氏は昭和9年、山形生まれ。『五十嵐日記 古書店員の昭和』は、五十嵐青年の昭和28年から37年に渡る、まさに戦後の高度成長第一期に重なる時代の労働者の生の声である。 五十嵐書店は「専門店化されてないが故に値段が安い」という早稲田スタイルとは違う、国文学書専門の早稲田を代表する古書店の一軒である。平成14年の店舗建て替えに伴うリニューアル後は一階が跡継ぎである次男の修氏による、アートなどを中心に様々にセレクトされたたちが並ぶギャラリー的な見やすいスペースに、地下を今まで通りの国文学中心の学術書にという店舗に変わって現在に至っている。 五十嵐氏は昭和28年に上京。職業

    「青き心」と「時代の匂い」~『五十嵐日記』を読む - 日本の古本屋メールマガジン
  • 江戸時代の司馬遼太郎:『近世刊行軍書論』 : 日本の古本屋メールマガジン

    歴史学者も、日文学研究者も、司馬遼太郎のことは嫌いだ。歴史学者から見れば、司馬は小説家なのに、一般から「司馬史観」などと持ち上げられている、からけしからん存在だ。日文学研究者から見れば、政治家が愛読者になるような体制寄りの言説をばら撒き、文章は優しすぎて、通俗的すぎるという評価だろう。しかし、いや、それゆえにこそ司馬の読者は多い。そこがまたインテリから非難を受ける要因となっていく。 軍書とは一般の方に説明するなら、江戸時代の司馬文学なのである。歴史を標榜しつつ、文章は平易で勇ましい。歴史の流れを人物やエピソードに集約させて物語るから、わかりやすくて頭に入る。そのうえ、当時の社会のリーダーたる武士の成功例・失敗例が満載されているから、一種の自己啓発書として実践的倫理を引き出すことも可能だ。 この啓蒙性と雑種性が、一般には歓迎されてよく読まれた。江戸時代の蔵書調査をやったことのある人なら、

    江戸時代の司馬遼太郎:『近世刊行軍書論』 : 日本の古本屋メールマガジン
  • 『芸術批評誌REAR 32号 特集「本をとどける」』- 日本の古本屋メールマガジン

    芸術批評誌REAR(リア)は、2003年1月に特集「名古屋発/名古屋脱」で創刊しました。 以来、特集・批評・レビューを軸に構成している批評誌です。中部地域の芸術を「後衛(rear)」として批評・記録しながら、書き手や読者の広がりとともに視野を拡大してきました。 10年30号を超え、美術界隈ではそれなりに存在を知られるようになってきましたので、きちんとした事務所で編集者たちはバリバリと…と思われがちなのですが、みな他に業を持ちながらの非営利活動で、某シアトル系カフェを拠地に編集会議を行っています。 メンバーもゆるやかに新陳代謝を繰り返しながらなんとか続けています(実働部隊が2人になってしまったときはさすがに限界を感じました…)。 8月に32号(特集「をとどける」)を発行しました。 の製作、出版から流通、販売、活用や保存にいたるまで、さまざまな立場から論じていただきました。創刊以来はじ

    『芸術批評誌REAR 32号 特集「本をとどける」』- 日本の古本屋メールマガジン
  • 日本の古本屋メールマガジン「黒岩比佐子さんの『忘れえぬ声を聴く』について」

  • 日本の古本屋メールマガジン 『戦争俳句と俳人たち』について

  • 本音と建前 - 日本の古本屋メールマガジン(平成25年11月)

    版元ドットコムでは先日から品切・重版未定や絶版の書籍について「日の古屋」へのリンクを設定しています。同時に図書館検索のカーリルにもリンクするようにしました。実際の例は版元ドットコムで探してみてください。現在191社の出版社が書誌情報を提供しています。けっこう面白いありますよ。 『男でも女でもない性 インターセックス(半陰陽)を生きる』 青弓社 http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7872-3155-0.html 『暴走列島80 全日暴走族グラフティ』 第三書館 http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-8074-7903-0.html 『スリ その技術と生活』 青弓社 http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7872-3101-7.html 『陸軍登戸研究所の真実』 芙蓉書房出版 ht

  • 日本の古本屋メールマガジン『ベストセラーで振り返る中公文庫の40年』について

    一九七三年、中公文庫が創刊されてから四〇年を記念し、四月十月に記念小冊子を作成しました。春号は、『ベストセラーで振り返る中公文庫の40年』と題し、小池真理子、角田光代、誉田哲也、島理生、嵐山光三郎、鵜飼哲夫、瀧井朝世の各氏に思い出の中公文庫について語っていただきました。 秋号は、「中公文庫40年 メディアをにぎわせた名著」と題しました。橋治(青春小説)、三浦雅士(歴史物)、小谷野敦(谷崎潤一郎)、岡崎武志(日人論)、香山二三郎(エンターテインメント)、末國善巳(歴史・時代小説)の各氏に、中公文庫の特色をジャンルごとに分析していただいた他、新聞や雑誌メディアで話題となった品を、編集部作成のコラムで取りあげています。 コラム執筆に際して多くの資料を集めましたが、面白かったのは、『週刊読売』一九七一年五月七日号が「特別企画 日人」と題した、「日人論」についての三〇ページにわたる特集です

  • 日本の古本屋メールマガジン

  • 『表紙裏の書誌学』評判記 日本の古本屋メールマガジン(平成25年3月)

    [頭取]  『表紙裏の書誌学』というが出ました。 [ワル口]  屋根裏、路地裏、足の裏、裏のつく字は数々あれど、表紙裏ってのは初耳だ。 [ヒイキ]  表紙はいわばの顔、和では浅葱色とか栗皮色とかに染めた紙、あるいは金襴とか緞子などを使ってお洒落をしてます。そして表紙のもう一つの役目は中身の保護、芯紙というやや厚手の漉返しを表紙に貼りつけますが、それは板の発行部数が増大した以降のこと、江戸時代の初期までは反古紙二枚ほどを貼って補強材に充ててました。これを表紙裏反古と申します。 [頭取]  表紙屋の手元に集まってくる反古紙といえば、印刷現場から出る校正刷りとか試し刷り、刷りやれ等々、それも……。 [ヒイキ]  それも今回出現したのは、淀君と秀頼の最期を伝える『大坂物語』とか邦初の一切経摺とされながら全貌の明らかでない宗存版などの古活字版、はたまた表紙屋のものと思われる大福帳などのお

  • 日本の古本屋メールマガジン

  • 日本の古本屋メールマガジン

  • 日本の古本屋メールマガジン - かつて、ポスターはニューメディアだった。『近代広告の誕生』

  • ふらり、お店探訪(1/4) | 東京の古本屋 | 東京古書組合

    聞き手 西平守次 (球陽書房) 聞き手 五木広子(苔花堂書店) 青木 大正十四年九月二十一日生まれの八十五歳。「昭和」と同じ年だよ。この商売をやるきっかけはね、が好きだからっていうわけじゃなくて、結局は経済的な理由なんだ。軍隊から戻ってきて勧銀に勤めていたんだけど、親父が定年退職して収入が無くなっちゃったし、弟もいたから私が家族を養わなきゃいけなくなった。でも預金封鎖なんてあった頃だから銀行の給料はすごく安かったんだ。ボーナスが月給にふり分けて配られていたくらいで、とてもじゃないけどやっていけない。とにかく物が無かったから商売をやってみようかと思っていたんだけど、どうしたら良いのかわからなくてね。あれこれ考えているうちに、たまたま村口さん(四郎氏・村口書房)が理事長を務めていた時に副理事長だった杉山さん(留治氏・杉山書店)が、同僚の親父さんだということが分かって。その伝手で紹介していた

  • 東京古書組合/東京古書会館 理事長がゆく Vol1−1

    ■セカイとニホンの書籍デジタル化事情、その先に見えるもの 対談 ― 長尾真 氏(国立国会図書館長) 小沼 私たち東京古書組合では新たな広報手段として、「日の古屋かべ新聞」を作成し、来年一月から全国古書籍商組合連合会に加盟している約二二〇〇の古書店、また図書館などに配布することと致しました。組合活動や全国各地で行われている古書に関するイベントを宣伝すること、そして私たちが運営している「日の古屋」「東京の古屋」をもっと知ってもらうことが狙いです。その目玉企画として「理事長がゆく」と題し、私が出版業界に限らず様々な分野の方々とお会いして古屋に対する率直なご意見を承り、ご一緒に新しい試みを始められたらと考えているのですが、その記念すべき第一回目は、四月に開催致しました「日の古屋シンポジウム」でも大変お世話になりました長尾先生に是非お話を伺いたいと決めていました。ご多忙のところ、お

  • 東京古書組合 創立90周年記念シンポジウム 滅亡か、復権か 大規模デジタル化と本の可能性

    東京古書組合 日の古屋 シンポジウムです。

  • 文学館リンク/全国の文学館・美術館のリンク

    文学館・美術館情報紹介 このページでは、おすすめ全国の文学館や美術館、企画展を紹介いたします。 ※このページはリンク集としての機能を目的としております。解説も一応付けましたが、詳しくはぜひそれぞれ文学館さんのWebサイトをご鑑賞下さい。 開館期間にご注意下さい。冬季閉鎖のところや、独自の期間のみ開いているところも多々ございます。また、見学に予約が必要なところもありますので、事前にご確認ください。 文学館・記念館リンク 日全国の文学館・美術館などを紹介いたします。特に、独自の所蔵品がある館を紹介いたします。 ◆段階的に拡充してゆきたいと考えております。 ・目次・ 総合的文学館 特定作家の文学館 総合的美術館 特定画家の美術館 山岳関係の文学館 明治維新・文明開化に関する展示館 その他文学館・美術館(上記に分類されない物) 総合的な文学館(含む博物館) ▼地域の文学に根ざしながら多彩な文学者

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