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徽州の朋友からメッセージが届いていた。「この間、農家で”殺猪飯”を食べた。年の瀬特有の料理で、年末(旧正月の)しか食べられないから、来年は一緒に食べに行こう。」ということである。”殺猪”とあるが、イノシシではなく”豚”のことである。”殺猪(豚)飯”とはまたすごい名前だ......以前に朋友とは、真冬の呈坎を訪れて、豚の屠殺現場に遭遇したことがある。なかなか凄惨な場面であったが、この時の事を思い出した、ということだ。 家々が大切に飼った豚を屠(ほふ)るのは、正月を迎える準備の一環である。豚を屠った時の特別料理としてこの”殺豚飯”を作るのだそうだ。 ..........中国の歴史や文学には、たびたび肉屋が登場する。それも優れた戦闘者である場合が多い。戦国春秋時代、信陵君の食客であった朱亥は市場で屠殺を生業としていた。彼は魏国の将軍、晋鄙から兵を奪うべく、鉄槌一撃で晋鄙の脳天を割って暗殺して
添田唖蝉坊(1872~1944)とその息子・知道(1902~1980)は、明治半ばから大正期にかけて巷に流行った演歌の作者・演者として圧倒的な人気を誇った父子です。 明治初期に盛んであった自由民権運動の演説などがそのルーツとされる当時の演歌は、今日の演歌とはかけ離れたメッセージ・ソングであり、歌詞には政治や社会への痛烈な批判や諷刺がこめられていました。 これを作り、街頭で歌う演歌師は気鋭のストリート・シンガーであり、市井のジャーナリストでもありました。 その頂点に立ったのが唖蝉坊です。「ストライキ節」「ラッパ節」「あゝ金の世」「ノンキ節」など、唖蝉坊の演歌は、無骨で啓蒙色の強い従来の演歌(壮士節)とは異なり、民衆の立場から世相を捉えた親しみやすさで、広く人びとの心をとらえました。 父・唖蝉坊の薦めで書いたデビュー作「東京節」が大流行した長男・知道も10代から演歌師として活躍し、「復興節
東京都交通局と東京メトロによる「地下鉄のサービス一体化」の一環ですすめている、九段下駅の乗換え改善工事。半蔵門線ホームと新宿線ホームの間にある壁の撤去が、2012年度中の完了を目指しており、“壁の向こう側の電車”がいよいよ見えてきた。 東西線・半蔵門線・新宿線の接続駅、九段下駅は、地下4階に半蔵門線・新宿線ホームが並び、その上の地下2階に東西線が直交するように走る。東西線ホームが1964年、新宿線ホームが1980年、半蔵門線ホームが1989年と順次できあがった。 この新宿線と半蔵門線が平行して走る区間は、凍結工法が本格的に採用された区間としても知られる。九段下駅の東、日本橋川とその上を走る首都高5号池袋線と交差する付近の地下鉄建設工事は、軟弱な川底の中を掘ることになり、水分を含んだ泥を冷却して固まらせたうえで掘削するという手法がとられた。 東京都知事・猪瀬直樹氏の発言などで注目されるように
PDFが登場してどれくらいたつだろう。EPUBなど新しいファイルフォーマットが登場した今でも、強い存在感を放つPDFだが、それはなぜなのか。 最古の文書ファイルフォーマットの1つ、PDFはAmazon、Barnes & Noble、Koboが電子書籍のファイルフォーマットに独自ファイル形式やEPUBを利用している昨今、もはやそれほど一般的ではない。大手パブリックドメインサイトでPDFがまだ活用されているかどうかを調査してみたところ、以下ような結果だった。 Project Gutenberg:サイト上でPDF形式の電子書籍は見つからなかった。存在するのかもしれないが、無差別に30冊分ほど確認してみたところ、見当たらなかった。 Manybooks:通常版、大型版のPDFファイルが存在する Feedbooks:PDFは『ほかの形式』としてリストされており、ダウンロードにはユーザーによるカスタマイ
私は今猛烈に秋田に行きたい!! と思い調べていると、世にはいろんな大使があるが秋田には観光クチコミ大使がいるらしい。秋田県は今年のデスティネーションキャンペーンの対象地域になっており、その中で秋田市のPRをする方々がクチコミ大使だそう。 秋田の魅力をお伝えしたらエントリーできないかかしら? 秋田市ではなく男鹿市だが、ちょうどなまはげ太鼓に感動したばかり! 勝手にクチコミをしてみることにした。 男鹿温泉近隣の若者たち約10名ほどで活動している恩荷(おんが)というグループ。今月「秋田の雪祭りin有楽町」でひときわ盛り上がったなまはげ太鼓ライブを拝見、実にすばらしかった! 恩荷の迫力ある太鼓の音は何ゆえか? 意気の良いメンバー達に取材をしてみた。ところが取材中、実に穏やかな彼ら、演奏時のノリはどこへ? 私よりもずっと若いのに礼儀正しく、遠慮がち。この腰の低さは秋田の文化? 秋田ではなまはげもだが
魚のすり身シートでチーズを挟んだ細長い珍味があるだろう。「ああ、チーズ鱈ね」と思った方もいるだろうし、「チータラのことでしょ」と思った方もいると思う。 そして、ここまで読んで何の違和感も感じない方も多いのではないだろうか。それは、チーズ鱈とチータラとを特に区別していないからだと思う。 私もつい先日までそうだった。しかし、よくよく観察したところ、気づいたことがあったのだ。
1ヶ月前に書いたナマコの記事で書きましたが、実家の干物屋(松本商店)が父の死去を機に廃業することになりました。でも折角美味しい干物が作れるのにもったいない。だけど店は続けられない。 そこで、干物作りのレシピを公開しようと思います。 四代、120年続いた干物屋のレシピ。営業上の秘密も含めて洗いざらい書いちゃいます。みんな、これを読んだら干物は買わずに自分で作ったら良いと思うよ。自分で食べる分を作るくらいなら簡単だから。 (text by 松本 圭司) ■実家に帰ったついでに干物作りを習った 今回干物作りを教えてくるのは、母。松本商店のしょこたん。写真を撮りながら、 「この写真、インターネットに載せても良い?」 と聞いたら、 「絶対ダメ」 と言われたので後ろ姿で失礼します。 母は元々東京でOLさんをやったり病院の事務をやったりする普通の女性だった。話を聞くと結構ナウなヤングだったりして、若干驚
街路樹とか公園の木なんかに、木の種類を書いた札がついていることがある。 普段そんなに注目してるわけじゃないけど、たまに何となく目に入ってくる。歯磨きしながら歯磨き粉のパッケージを隅々まで読んでしまう感じで、ボーッと道を歩いてるとついつい読んでしまう。 今日はそんな札に注目してみました。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:ついに登場!メガネに指紋がつかないようにする装置の反対 > 個人サイト nomoonwalk
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今年の初詣には、どのコインを賽銭箱へ入れただろうか。十分ご縁がありますようにとの語呂あわせがあるように、お賽銭には5円玉をと思ったものの、財布を探したら見つからなかった人も多いのではないか。実際に、新しい5円玉は確保しづらくなっているらしい。 例年、大山神社(広島県尾道市)では、お札やお守りを購入した人へのお釣りとして、新品の5円玉を「御縁玉」として渡すのを恒例としていた。ところが、この正月は初詣客へ贈るのを断念したと昨年末に報じられ、初詣に訪れた人へ縁起担ぎも様変わりさせられていると話題になった。 本当に、世間から5円玉は姿を消しつつあるのだろうか。 造幣局によれば、平成22年、23年ともに一般流通用の5円玉は製造されなかったという。だからといって製造量がゼロだったのではなく、「ミントセット」と呼ばれる、同じ製造年の硬貨が一種類ずつ専用ケースに収められた貨幣セット用の5円玉は製造されてい
※この記事は1月12日、東京・下北沢にある書店「B&B」で行われたイベント「出版関係者必聴!『著者の磨き方』」のレポートです。 [司会:酒泉ふみ(ボイジャー)、構成:高山みのり(ボイジャー )] ――最初にゲストのお二人をご紹介します。まずはニューヨークと東京を往復する文芸エージェントで、ブログ「本とマンハッタン」でも知られる大原ケイ(写真右)さん。そして、講談社で『バガボンド』『ドラゴン桜』『働きマン』『宇宙兄弟』などの人気作品を手がけ、昨年に作家のエージェント会社であるコルクを設立した佐渡島庸平さん(写真左)です。 大原さん、年末に帰国されて、日本はいかがですか。 大原 ニューヨークより寒いです(笑)。 ――佐渡島さん、コルクを創業して4ヵ月が経ちましたね。まず創業の経緯をお話いただけますか? 佐渡島 コルクは三枝亮介という講談社の先輩と一緒に立ち上げました。僕が主にマンガの担当で、三
Design Works - デザインワークス姉妹ブログ・DesignDevelopのデザインをリニューアルいたしました。 Designworksの新ドメインでの運用・リニューアルのご報告はさせて頂きましたが、Designworksのリニューアルとともに、姉妹ブログとして運用しているDesignDevelopのデザインも、大幅にリニューアルいたしました!!! Design Worksは、様々な商品やインスピレーションから生まれた新しいデザインを発信し、販売促進に繋げる広告やデザインを作り出しています。大幅にリニューアルしたDesign Worksでは、オンラインカジノ 日本語対応のデザインなど、オンラインの新たな分野にも活動を広げています。最新のH P新デザインとなった姉妹サイトブログのDesign Developと共に、今後もウェブデザインに関する様々な情報をお届けしていきます。 今回、
◆暮らしに役立つ工夫光る 慶応大学の糸賀雅児教授(図書館情報学)が昨年、全国の公立図書館を対象に行った調査で、県立図書館(鳥取市)が「活動に注目している図書館」として、国立国会図書館を除く全国の都道府県・市町村立図書館で最高の評価を得た。回答したのは、図書館の館長や司書ら「本の玄人」たち。ビジネス支援など、積極的な活動が注目の的となっている。 糸賀研究室では、国会図書館のサービスや事業について全国の関係者がどのように受け止めているか、を調査。全国の公立や大学図書館計1279館から回答を得た。質問では「国立国会図書館が果たすべき機能」などのほか、「注目する国内の図書館」を挙げてもらった。 活動が優れている注目の図書館の中で、県立図書館は、99館の国会図書館に次ぐ、41館から名を挙げられた。後には千葉県浦安市や東京都千代田区、岡山県など全国的にも有名な公立図書館が続く。 糸賀教授は、本
小田 正枝氏(国際医療福祉大学福岡看護学部・学部長/日本看護診断学会理事長)=司会 中木 高夫氏(天理医療大学医療学部看護学科・教授) 本田 育美氏(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻・准教授) 昨年,3年ぶりに改訂された「NANDA-I看護診断」。新たに加わった診断や大きく変わった診断が複数あるほか,特筆すべきは,診断名をはじめ,診断指標や関連因子等,広範な日本語訳の見直しがなされたこと。より使いやすく,わかりやすい看護診断をめざしたこれらの変更について,広く知ってもらい,臨床・教育現場でのさらなる活用につなげたい――日本看護診断学会理事長の小田氏,前回改訂まで学会内の用語検討委員会委員長を務めた中木氏,現委員長の本田氏が,改訂の経緯やねらいを語った。 日本におけるNANDA-I看護診断の歩みとは 小田 昨年7月に開催された第18回日本看護診断学会学術大会では,用語検討委員会の交
丸善株式会社と株式会社雄松堂書店は2016年2月1日の経営統合に伴い、下記のアドレスにホームページを移行する運びとなりました。 尚、このページは10秒後に新しいホームページに自動的に移動します。 お客様にはご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い申し上げます。 ※自動的にページが切り替わらない場合、下記の新URLをクリックして頂き、新しいページをご覧頂けますようお願い申し上げます。 また、ブックマークをされている方は大変お手数をおかけしますが、再度、新しいホームページにてブックマークをしてただきますようよろしくお願いいたします。 (旧雄松堂サイトの移転先) https://kw.maruzen.co.jp/ (ライブラリアン向け情報サイト Library Navigator) https://kw.maruzen.co.jp/ln/ (新コーポレートサイト) https://yushodo.ma
ブラウザでの文字コードの表示を確認するためのコード表です。 文字が正しく表示されているかどうかは、閲覧環境のフォントに依存します。花園明朝、IPAmj明朝、源ノ角はPCにインストールされている必要があります。 フォントを指定していても、フォールバックで別フォントで表示されている場合があります。 JIS X 0208(第1,2水準漢字含む) JIS X 0213(第3,4水準漢字含む) Adobe-Japan1-6(UniJISX02132004-UTF32マッピング)固有。上段の数字はcidコード。カッコ内は0-6の範囲。 (JIS-UCSのコード変換はこちらのデータを利用させていただきました。) (IPAフォントのWebフォントは、ボイジャー社のBinBサイトで配布されているものを利用させていただいています。)
2013年01月28日 再販廃止15年で、英国出版市場が「どうなった」か Tweet 新文化1/17号に興味深い記事が出た。「再販廃止15年で英国出版界がどう変わったか」というルポだ。 英国の再販制度は20世紀初頭から約100年続いて、廃止された。その結果どうなったのか詳細は購読して読んでいただきたいが、私個人の目を惹いたのは、「独立書店半減」という記述だ。 以前も書いたが、再販廃止の議論となると一番反対するのは書店だ。返本制度が基本的には無くなるので、売れ残りのリスクを一手に引き受けることになるからだ。 それが懸念でないことは、英国の結果を見れば明らかだろう。 ちなみに英国で、その後の出版物流通をどこが結果として担ったのかと言えば、大手チェーン店、スーパー、ネット販売だそうだ。 ただこれ注意しないといけないのは、1995年に再販制度が廃止になったということ。その頃にはまだネット販売市場は
2013-01-27 酒タバコの年齢確認について ネタ提供と聞いて、体脂肪率25%のおっさん堕天使がゆっくりと降臨してきました。ほら見て……僕のなかのモンスターがそれなりの社会的認知を得たよ……。 というわけで日曜の昼下がり、みなさまいかがお過ごしですか。俺はマルタイカップラーメン縦型BIGを試食だと言いはった食った結果、どう考えてもカロリーオーバーです。世界人類が太りますように。やせないと……。 というわけで、タバコの年齢確認の問題です。 じーさんが暴れた云々の問題は別としまして、リンク先のブコメを見る限り、あんがい店側やシステムのほうを叩く意見も見られました。 俺の意見はこうです。 まず、未成年がタバコやお酒を買うことは法律で禁止されています。よって、買いに来た時点で法律に違反しています。つまり、万引きやるためにポケットにうまい棒を入れた状態です。法律はよく知らんのですが、違法行為であ
尾野(しっぽ) @tail_y パズドラ関係の記事についたコメントに「課金は『する』ものではない」という趣旨のコメントは10年来だ、というコメントがあり、確かにこの「ユーザーが課金する」という言葉の使われ方は「最近の間違った日本語」として扱われているが、いつ産まれた用法だろうと気になった。で、調べてみた(続く) 2013-01-26 12:07:36 尾野(しっぽ) @tail_y 軽く気になっただけだったので方法は何でもよかったのだけど、使ったのは「教えてGoo!」課金周りでトラブルになってる人が質問を投げている可能性が高いのではないかということと、質問の日付を絞り込んで検索できるので。 2013-01-26 12:09:30
森美術館の「会田誠展」は“性暴力”にあたるのか/市民団体が抗議、展示物の一部撤去を求める/館長は展示を続ける意向 会田誠さんは、美少女や戦争、サラリーマンなどをモチーフに、独自の視点で奇想天外な対比や痛烈な批評性を提示する美術家です。森美術館が3月31日(日)まで実施する展覧会「会田誠展:天才でごめんなさい」では、新作を含めた約100点を展示。性的表現を含んだ作品もあることから、同館はサイトで理解を呼び掛けるとともに、展示の趣旨を「いずれも現代社会の多様な側面を反映したもの」と説明しました。 特に刺激が強いと思われる作品は、18歳未満が入場できない特別なギャラリーに展示されています。しかし、展示物の一部が「性差別」にあたるとして、市民団体「ポルノ被害と性暴力を考える会(PAPS)」は1月25日付で同館へ抗議文を送付したとのこと。「女性の尊厳を著しく傷つける諸作品」の撤去や、同館の意見を直接
秩父鉄道の踏切で自転車に乗った小学生が電車と接触して亡くなった。4年前にもこの踏切で小学生が亡くなっている。なぜ事故は防げなかったのか。踏切に関する政策を転換し、「安全な踏切」を開発する必要がある。 杉山淳一(すぎやま・じゅんいち) 1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。2008年より工学院大学情報学部情報デザイン学科非常勤講師。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_
硬派の週刊書評紙「図書新聞」に、ようやくまともな拙著の評が出た(2013年2月2日付・写真を2段階でクリックすると読めるうように拡大されます)。 拙著は現在4刷りだが、初刷りから数えて5ヶ月目ということになる。 『江戸の川 東京の川』以降、江戸東京の歴史・地理・地形を横断した旺盛な著作で知られる、鈴木理生さんの執筆である。 「迷著のような名著」という、過分な評価をいただき、恐縮している。 現在の「東京地形ブーム」が、その本質を「テレビ流れ」のトリビアリズムにおいていて、写真や図版をならべ、知ったかぶりをして面白がっている「景観論」の亜流にすぎないという指摘はまったく同感である。 危機意識や、倫理性がまるで欠如しているのである。 そこまでは触れていただけなかったが、拙著の献辞を「フクシマの地霊に」としたのは、「伊達」ではないことを、ふたたび強調しておきたい。 「アウシュヴィッツ以後、詩を書く
2月下旬の刊行予定です。 福島直恭『幻想の敬語論 進歩史観的敬語史に関する批判的研究』(笠間書院) ISBN978-4-305-70686-7 C0081 定価:本体2,200円(税別) 四六判・上製・カバー装・238頁 「敬語」とはいかなるものか。ほんとうに存在するのか。 当たり前とされている敬語システムは、日本文化の優越性を唱えた近代の想像上の産物にすぎない。 システムの存在を前提とした敬語史研究の問題点を明らかにして、言語の歴史的研究の、学術的・社会的意義を問いかける書。 【敬語とは近代の産物である。近世以前の日本語に敬語体系を見出したのは、近代以降の日本語話者が獲得した敬語体系という認識上の枠組みを、それ以前の日本語に投射するという操作をした結果である。しかし従来の多くの敬語研究では、日本語の中に敬語体系が所与のものとして存在するということを前提としてきたといえる。…つまり日本語と
一昨日の朝日新聞夕刊be東京版「昭和史再訪 当用漢字の告示『楽に読み書き ローマ字化阻む』」を読んでほしい、との連絡を複数いただいた。読んでみたのだけど、まあ、新聞紙面のせいもあって、かなり大雑把な内容だった。特に、GHQやCIEの「日本語ローマ字化政策」に関して書かれた以下の部分は、かなりヒドイので、筆者の宮坂麻子には悪いが、ここに晒しておく。 終戦で事態は一変する。45年9月、占領軍が道路標識や駅名などをローマ字で書くよう指令したのだ。漢字に詳しい阿辻哲次・京都大教授(61)は「アメリカ教育使節団は、漢字は書き言葉としては全廃しいずれ音標文字へ転換すると報告した。ローマ字へ変えたかったのだ」という。 引用後半の『米国教育使節団報告書』(1946年3月30日)に関しては、確かに日本語のローマ字化をかなり強く主張しており、阿辻の主張そのものは正しい。ただしそれは、引用前半のSCAPIN-2
図書館を彷徨ってたら偶然見つけた本。マイノリティとは何か―概念と政策の比較社会学 (MINERVA人文・社会科学叢書)作者: 岩間暁子, ユヒョヂョン出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2007/05メディア: 単行本 序章で「マイノリティとは何か」という問いを立て,その概念に様々な用いられ方があることを述べる。第1部では,それをうけて日本,フランス,ドイツ,アメリカ,ロシア/ソ連,韓国,中国における「マイノリティ」概念について考察される。 第2部は,「マイノリティ-マジョリティ関係の諸相――日本とヨーロッパにおけるあゆみと現状」と題して,各論が述べられる。 村井紀「近代日本文学とアイヌ民族――純血幻想をこえて」(pp.237-258)では,近代北海道/日本文学史においてアイヌ文学がほぼ無視されていることを取り上げ,未だ残る植民地的眼差しを批判する。「純粋なアイヌ文学」という幻想や
以前,国際先住民サミットで「アイヌ語の公用語化」という提案がなされた時,ぼくは以下のエントリを書いた。 先住民族サミット「アイヌ語を公用語に」提言 - nasturtium これに関して,例えば,「実質的に滅んだ言語を公用語にしても子供の負担が増えるだけだ」といった見解が聞かれる事がある*1。「そんな事に何の意味があるのか」と。 けれどそれは,結局「日本語なんて日本だけでしか通じないじゃないか。英語を公用語にしようぜ」と,程度は違うものの同質な論理なんじゃないかと思う。 「滅びた」「滅びつつある」と思われた言語が復興した例は幾つかある。イスラエルのヘブライ語,連合王国のウェールズ(カムリー)語などが有名だ。後者の場合,偏見や差別で話者が減っていたが,保存運動が功を奏した。 アイヌ語は,確かに消滅しかかった言語かもしれない。しかし一般に思われている以上に話者,もしくは話者と成り得る人はいるし
東日本大震災による大津波などで1700人以上の死者・行方不明者が出た岩手県の陸前高田市。そのトップとして復興の指揮をとってきた戸羽太市長だが、被災から2年が経とうとしている今でも「復興という状況にはまだない」という。【写真追加】 東日本大震災による大津波などで、死者1556人、行方不明者218人、家屋倒壊数3341人と、大きな被害が出た岩手県陸前高田市(2012年12月31日時点)。死者・行方不明者を合わせると市の人口の7%以上が失われたことになり、トップである戸羽太市長も妻を亡くしている。 震災から2年が経とうとしているが、日本外国特派員協会で1月24日に講演した戸羽氏は「正直申し上げて復興という状況にはまだない」と訴え、その原因として縦割り組織の弊害や、通常時のルールから抜け切れていない問題があると指摘した。 通常のルールを変えられないでいる 戸羽 岩手県の中では陸前高田市が一番大きな
今日1月26日の朝日新聞夕刊「昭和史再訪」の「21年(1946年11月16日) 当用漢字の告示」は大きな問題がある。見出しは「楽に読み書き ローマ字化阻む」である。コラム「証言」は元国立国語研究所長の甲斐睦朗によるもので、その見出しは「『昼』か『晝』か、母と議論」であり、1949年の新字体の採用時のことを強調したものとなっている。 これらからは《(使用する漢字を制限した)1946年の当用漢字の告示と、(当用漢字の字体を簡略化し新字体を採用した)1949年の当用漢字字体表の告示とが、日本人の読み書きを楽にして(占領軍が意図した)ローマ字化を阻んだ》という文脈が読みとることになろう。 占領軍が意図したローマ字化を阻んだのは、占領軍自身が1948年に指導し、日本人が実行した、15−64歳の約1万7千人を対象とした「読み書き能力調査」である。この調査により日本人の識字率の高さが明らかとなったのであ
県教委は25日、平泉町の柳之御所遺跡から、擬人化されたカエルが墨で描かれた木製の折敷(おしき=お盆)の破片が出土したと発表した。12世紀後半のものとみられ、京都市の高山寺(こうさんじ)にある国宝の絵巻「鳥獣人物戯画」に描かれたカエルと類似し、年代的にもほぼ同時期。平泉の文化的な卓越性を示し、日本美術史に新たな側面をつけ加える発見としても注目される。 折敷は宴席でかわらけ(素焼きの酒器)などを載せて利用されたもので、右手に扇、左手にススキを持ったカエルが墨で描かれていた。破片(縦10センチ、横4センチ)のため、板の右側が欠けており、カエルが何をしているのかは判断し難い。 カエルが登場する「鳥獣戯画」の甲巻は、12世紀半ばの作とみられる。折敷の年代は、共に出土したかわらけなどの年代から12世紀後半と考えられ、時代的にも符合。動物を擬人化した表現は鳥獣戯画に続き全国2例目という。 【写真=柳之御
高知県高知市に自社工場を持つ印刷と紙製品の専門店「ペーパーメッセージ」が東京初出店となる吉祥寺店(武蔵野市吉祥寺本町4、TEL 0422-27-1854)を昨年9月にオープンし、3カ月がたった。現在高知市内に2店舗を構えており、同店は3店舗目となる。店舗面積は31平方メートル。 「PAPER MESSAGE吉祥寺店」限定販売の紙アクセサリーコーナー 同社代表の本山さんは「好きなお店もいっぱいあるし、吉祥寺の雰囲気に引かれた」と出店の動機について話す。「高知とは人口が違うので(笑)、たくさんいらしてくださり、狭い店なので週末は混雑してしまって」と、店は盛況の様子。 商品はデザインから制作まで職人による手作業でほぼ行うという自社製品の取り扱いが主で、ポストカードやシール、レターセットなどのオリジナルアイテムが並ぶ。同店のみの限定品としては、指輪やブローチなど紙を使った特製のアクセサリーを販売。
このたび「やかん」のコレクションを開くという人形作家の粟辻早重さんに、やかんの何がいいのかを聞いてみた。 ――さっそくですが、やかんのどこがいいのでしょうか? 「やかんは、機能がたったひとつだけというのが一番好きなところです。 40年前からやかんが好きで集めるつもりもなく、いつのまにか自然に40年間のあいだに溜まっていました。その間に、やかんのブログを書いて、やかんの形とか背景とか、やかんの映画とか、やかんを見つめていたらますます面白くなってきました」 ――やかんの映画ですか? 「小津安二郎の映画では『彼岸花』や『お早よう』といった作品にやかんが出てきます。私が思うに小津監督は非常にやかん好き。特に『おはよう』では、やかんが最後に主役になって出てくるんです。小津監督に心酔していたアキ・カウリスマキの作品でも、『街のあかり』や『浮雲』に、やかんが非常に重要な役割で出てきます。他にも溝口健二監
「今日の夜は何してる?」みたいな感じで誰かを飲みに誘うことがあると思う。それぞれに夜の過ごし方があり、中には明日に疲れを残さないための夜を過ごすコツみたいなものもあるだろう。 もちろん夜を過ごすのは人間だけではない。人間の場合は「あったかい布団で眠るんだろな」という予測はできるけれど、動物の場合はどうなのだろう。そこで、鹿の夜をのぞいてみたいと思う。
保存食のことを調べていたら、肉をあぶらで柔らかくなるまで煮た後に、あぶらを混ぜながら細かく砕いて最後にあぶらでフタをして保存する料理が有ることを知る。 しかも、肉の部分と一緒にそのフタにしたあぶらも食べるそうだ。 なにそれ、そんなのうまいに決まっているだろ! 1972年生まれ。元機械設計屋の工業製造業系ライター。普段は工業、製造業関係、テクノロジー全般の記事を多く書いています。元プロボクサーでウルトラマラソンを走ります。日本酒利き酒師の資格があり、ライター以外に日本酒と発酵食品をメインにした飲み屋も経営しているので、体力実践系、各種料理、日本酒関係の記事も多く書いています。(動画インタビュー) 前の記事:おせちだけどカレーだね! > 個人サイト 酒と醸し料理 BY 工業製造業系ライター 馬場吉成 website その肉をあぶらで煮て、砕いて、あぶらで閉じ込めた料理はリエットと言います。フラ
1月10日(木)に開業150周年を迎えるロンドン地下鉄。遅延やストライキ、週末の補修工事に値上げなど様々な問題を抱えながらも、ロンドン市民たちを運ぶ公共交通機関として長い歴史を築いてきたロンドン地下鉄にクローズアップしてみた。 取材・文/長野 雅俊 人込みと臭いにまみれた都市、ロンドン ここは産業革命を経て、「世界の工場」として君臨する大英帝国の首都、ロンドン。1851年の時点で230万人余りの人口を抱え、街は既に飽和状態にあった。 混雑した道路を、せわしなく行き交う馬車が残していく大量の馬糞と、それに飛び交うハエ。飲料水、下水の区別なく使われていたテムズ河を渡る蒸気船は河水の汚染を一層すすめ、あまりの臭いに橋を渡る人々はハンカチで鼻を被うほど。また、乱立する家屋やオフィスは新たな鉄道の建設を阻み、郊外からの交通費さえ払えない労働者達の生活環境は、都心部にスラムを生んだ。これらの都市問題を
ウィトゲンシュタインの誤診 -『青色本』を掘り崩す- 作者: 永井均出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2012/08/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (7件) を見る 青色本 (ちくま学芸文庫) 作者: ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン,野矢 茂樹,大森荘蔵出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/11/12メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 162回この商品を含むブログ (31件) を見る 永井均の新刊は、ウィトゲンシュタインの『青色本』の後半部分を、永井自身による翻訳と解読でつづったものである。永井はウィトゲンシュタイン中期の独我論と私的言語をめぐる論考を、切れ味は鋭いがあるところから先は誤りの考察(少なくとも強引な主張)として解釈している。 彼の開発した治療法は、さまざまな病気を治すのに使えたが、彼自身の病気だけは治
【題名】モーツァルトを「造った」男 〜ケッヘルと同時代のウィーン〜 【著者】小宮正安 【出版】講談社現代新書 【発売】2011年3月20日 【値段】760円 【感想】 現代人の活字離れが話題になるようになってから久しいですが、芸術関係の本だけでも、毎月、何十冊も新書が発刊され、食指が動く本を厳選しても、社会人にとってはその全部を読破するだけの時間を確保することは困難です。この本は昨年購入してから積読本となっていたのを偶々手にとってみたところ、大変に面白い内容だったので、その感想を簡単に書き残してみたいと思います。最近は、電子書籍が流行しているようですが、どうも僕のようなオールドタイプの人間にはデジタルデバイスで読んだ活字はすんなりと頭に入って来ないようで(デジタルデバイスは読むものではなく観るものという潜在意識が脳に刷り込まれているのかもしれませんが)、保管場所に苦慮しながらもせっせと紙媒
Robin Sloan ハードカバー: 288ページ 出版社: Farrar Straus & Giroux ISBN-10: 0374214913 ISBN-13: 978-0374214913 発売日: 2012/10/2 文芸小説/現代小説/出版業界とIT業界の風刺 『これを読まずして年は越せないで賞』2012年候補作(渡辺推薦) サンフランシスコのトレンディなベーグルショップで広告デザインを担当していたClay Jannonは、不景気のあおりを受けて失業してしまった。たいしたキャリアのない彼は再就職どころか面接にもこぎつけない。「仕事さえあれば何でもいい」という心境になっていたClayがようやくみつけたのが、24時間営業の本屋の「夜勤」の仕事だった。 Mr. Penumbra's 24-Hour Bookstore(ペナンブラ氏の24時間営業書店)」という奇妙な名前で、中はもっと奇
エジプトのファラオの軍勢に海辺へ追われたモーゼが、海の上に手を差し出すと水が分かれて道ができた――「旧約聖書」の出エジプト記に記述されているこの有名なシーン。“海が割れる”という状況が現実離れしていると感じる人もいるだろうが、このほど米国の気象研究者チームが、記述されている現象が本当に起きるのかどうかを探るべく、コンピュータシミュレーションで再現する試みを行った。すると、実際に道ができた可能性があることが判明したという。 この可能性に言及したのは、米国立大気研究センター(NCAR)の研究員カール・ドリュース氏らのチームで、米オンライン科学誌「PLoS one」で発表した論文で明らかにされた。出エジプト記にはモーゼが手を差し出した後、「一晩中強い東風が吹いて海水を押し分け、陸地に変えた」(米紙USAトゥデーより)とする記述があり、ドリュース氏らはこれをもとに可能性を研究。コンピュータシミュレ
カツラの話が面白いと以前書いた本。夏目漱石が大学で行った講義をまとめた本である。読み終えたので全体を通した感想を書いておこう。上巻の構成はこんな感じ。 序言 十八世紀の状況一般 アヂソン及びスチールと常識文学 やはり十八世紀の状況一般のところが特に面白かった。当たり前という感覚は時代とともに変わるということがよくわかる。とりわけ「文学者の地位」という項目が非常に興味深い。 女王アンの時代にはそれぞれうまく立ち回って、衣食に不自由しないくらいにはやっていた文学者。ジョージ一世の時代となり、サー・ロバート・ウォルポールの時代になると政府とは縁が切れてしまった。また当時「読書界」なる者は成立しておらず、書籍の販路も知れたものだったものだったとのこと。 一方では政府に見放され、一方では読者を有っていない彼らは、唯一の策として個人的保護の下に麵麭を得るの途を講じ出したのである。詰り国家的保護が衰えて
片岡義男は、ハワイのマウイ島生れの日系二世の父親と滋賀県に生れた日本人の母親のもとで、幼児期からバイリンガルで育った。英語と日本語をほぼひとしく話したが、《子供の僕の核心に、より深く届いていたほうがドミナントだったと考えるなら、それは英語のほうだ》と片岡は自伝的エッセイ『言葉を生きる』*1に書いている。 《なぜ英語だったのか。実用的だったからだ。英語という言葉はアクションに則しているから、という言いかたが出来る。考えるときに使った言葉が、圧倒的な優位を保って英語だったから、と言ってもいい。 具体的な事実関係に則して、そのことだけについて述べる言葉、という性格が英語には強くある。子供の僕はここに、根源的なと言っていいほどの共感を覚えたのではなかったか》 その後、片岡は生活の大半を日本でいとなみ、日本語で原稿を書いて暮すようになるのだが、幼少期の一種の「刷り込み」のような自覚は、かれの人間形成
「世のなかは絶えまのない動きのなかにあり、変化は最終的には常に進歩の方向にあるのです」 こういう文章をわたしたちはよく見かける。評論や論文などの書物のなかであったり、演説で耳にしたりする。そして、こういう言い方をわたしたちはすこしも怪しまないが、ちょっと「かみしもを着けた」ような言い方だと感じる。つまり、日常会話のなかではあまりつかわない文体であり、それは「動きのなかにあり」や「進歩の方向にある」という言い方による。これはいわば「欧文脈」であり、こういう文章がわたしたちにかなり馴染みのあるものになっているとすれば、それは翻訳文がそれだけわたしたちの日常に浸透したということだろう。 英語の例文は以下のとおり。 The world is in constant movement, and in the long run change is always in the direction of
大島渚が亡くなった。大島さんには30年前、『戦場のメリークリスマス』の公開にさいして本を2冊つくったときに聊かの面識を得た。記憶にのこる出来事などもあるけれど、今回はちょっと別のことについて書いておきたい。 今月21日の朝日新聞朝刊に篠田正浩、吉田喜重と映画評論家の樋口尚文の追悼文が掲載された。吉田さんの短い談話が、大島さんと自分との気質や志向するものの違いを強調していて心に残った。ちょうどいま編集している本の参考に篠田正浩や吉田喜重の著書を読み返したりしていたのでひときわ感慨深いものがあった。 よく知られるように松竹大船撮影所から相次いで監督となった大島、篠田、吉田らは松竹ヌーヴェルヴァーグと称されて脚光を浴びた。命名したのは当時週刊読売の記者だった長部日出雄さんである。むろんフランスのヌーヴェルヴァーグにあやかってのものだが、従来の映画を批判的に乗り越えようとする意志において彼我の新進
思い込みを補強するために資料を探す人っていますよね。 日本語の問題に限らないと思いますが。 自説に都合のいいもの以外をガン無視する人。 今回は、日本語に関してそのようなものを見たので、ここで取り上げてみたいと思います。 日本語には「目をみはる」という表現があります。 この「みはる」は漢字で書くとどうなるのか。 結論から言うと、「見張る」でも「瞠る」でも、またもちろん平仮名で「みはる」と書いても、間違いということはありません。 ですが最近、次のような記事を見つけました。 瞠ると見張る この人の思い込みは、次のようなものです。 目を大きく見開くの意味の「みはる」は「瞠る」が本来の表記ではないのだろうか。瞠が常用漢字の表外字であるため、代用表記として「見張る」も許容されるようになったというのが自分の理解である。 「自分の理解である」と言っておきながら、その後の論はすべて、この理解が正しいという前
きのう(2013年)1月25日(金)、日本ビジネスプレスのウェブニュース「JBpess」で、「鯨食の扉を閉ざしてはいけない 日本人と捕鯨の過去・未来(後篇)」という記事が配信されました。この記事の取材と執筆をしました。 この記事をふくむ連載「日本食の先端科学」では、日本人が伝統的に関わってきた「食」を毎回テーマにとりあげ、その食をめぐる過去の歴史と現在の科学技術を紹介しています。 鯨を食べることは日本固有の文化です。しかし、戦後は捕鯨国がつぎつぎ反捕鯨国になり、1985年からは国際捕鯨委員会(IWC:International Whaling Commission)の決議で、商業のための捕鯨が一時禁止(モラトリアム)状態となっています。しかも、「一時禁止」の状態が28年もつづいています。 捕鯨を一時禁止した理由にあるのは、人が鯨を乱獲したことにより、種類によって鯨が激減したこととされます。
「×」を基点に書いたこと(2013年版)ができました. 2011年11月15日(「倍」と「積」から学んだこと)以降,これまでの記事を読み直し,分類を試みました.言わばガイドです. まとめ 「×」から学んだこと・2012年秋冬モデル 俺流逆引き「かけ算」 「かけ算の順序」はニセ科学だと思っている人向けツアー かけ算・資料集 2010年までの書籍 2011年以降の書籍 その他 俺流・「かけ算の順序」ツアー 本から学んだ「かけ算の順序」ツアー 俺流・かけ算の文献ツアー 雑報一覧(2012年版) きりぬき 「かけ算指導案」をお探しの方へ かけ算派生プログラム一覧 少し古い,まとめ 「×」から学んだこと 「×」を基点に書いたこと 書籍から学んだ,かけ算の順序 俺流・かけ算の順序ツアー 雑報一覧 5×3をめぐるお話一覧 その後「×」から学んだこと その後「×」から学んだこと・毒編 出題例から学ぶ,乗法
1. Nunokawa (2010) Nunokawa, K. (2010). Multiplication: introduction, 日本数学教育学会誌, No.92, Vol.11, pp.122-123. http://ci.nii.ac.jp/naid/110007994852 Students are required to clearly distinguish between multiplicands and multipliers at this stage because this distinction helps them understand the meaning of multiplication. Teachers pay attention to whether their students understand that multiplicands
ぼろ太@C104 月曜日 東 “ホ”37ab 東地区 @futaba_AFB 初期の農業の手法で有名な焼畑農業は石斧程度の簡単な道具で未開の森林を効率的に焼き払い開墾することが可能で耕地の確保更に森林の植物たちが持っていたリン・カリウム・カルシウムなどの養分を灰にして可溶化し効率良く土に供給し、雑草の種子まで死滅することもできた ぼろ太@C104 月曜日 東 “ホ”37ab 東地区 @futaba_AFB さらには火の熱で土壌表層の生物が死滅することで土壌中の生物相を撹乱し活性化され土壌有機物の分解を促進させこれにより土壌中の窒素養分も供給することが可能になる。焼畑農業は植物の生育には3大要素と言われるほど重要な窒素・リン酸・カリウムを全てを満たすことができる
週末にジャムを作って自ら楽しんだり、知り合いにお分けして来ました。この瓶詰めのジャムは誰がいつ頃開発したのか、以前から気になっていました。私が入手した専門書『ジャム』(小清水正美、農文協、2004年初版)にその答えが載っています。 今日、ジャムをガラスビンに入れ、殺菌することはあたりまえの技術になっていますが、これは1804年、フランス人ニコラ・アッペールによって発明、発見されたものです。発明から200年たった今では、ガラスビンとふた、加熱装置があれば困難なくできる保存技術となっています。(2ページ) 瓶詰めによって食品を保存する技術を開発したのはフランス人ニコラ・アペール(Nicolas Appert、1749年11月17日 - 1841年7月1日)であることが分かりました。さらに巨大事典の「瓶詰」には、参考文献『保存食品開発物語』が挙げられています。アマゾンで古書が買えることが分かった
【花野雄太】文部科学省は、公立小中学校の全学年に少人数学級を導入する計画を断念することを決めた。今年度までに小1、小2の「35人以下学級」を実現した民主党政権は、新年度から5年間で中3まで全学年に広げる計画を立てていたが、政権交代で白紙に戻った。 文科省は昨年9月、小3〜中3を35人以下学級にするには教員1万9800人の定数増が必要と判断。2013〜17年度に実現する計画で、新たに1学年分を増やす3900人分(85億円)の予算を概算要求していた。どの学年に先に導入するかを都道府県が選ぶ方法を想定していた。 しかし、自民党内には全国一律の底上げよりも、学力向上やいじめ問題対応などに焦点を絞った追加配置(加配)の方が費用対効果が高いとの主張が強い。その意向を受けた財務省と文科省が調整した結果、(1)小学校で担任とは別に理科や英語を教える専科教員を配置する(2)いじめ問題への対応などで生徒指
明治大学の生涯学習講座「明治大学リバティアカデミー」で雪嶋宏一氏(早稲田大学教育・総合科学学術院准教授)が講師として行っている講座「西洋古版本の手ほどき」の内容をまとめたものが刊行されています。 内容(目次)は次のとおりとなっています。 第1章 西洋書誌学とは 1節 活版印刷に至るまでの書物の歴史 2節 西洋古版本と西洋書誌学 3節 西洋書誌学の領域 第2章 活版印刷術 1節 活字 2節 料紙 3節 組版 4節 組付け 5節 印刷作業 6節 製本 7節 生産性 8節 書籍販売 第3章 記述書誌学 1節 書物の同定 2節 表題の転写 3節 版型と校合式 4節 技術面の注記 5節 内容細目 6節 その他の注記 7節 講義で作成した記述例 終 章 西洋古版本研究調査の意義 ※購入先などはこちらからご確認ください。
どこかあるところで、終わりなきままに 超常戦士。自分は地球に奉仕・親切を行うために来た。 日々生きる中で、学び・読み・感じ・考えたことを記しながら、 多くの人に開かれた言葉を探求している。 大塚信一『河合隼雄 心理療法家の誕生』トランスビュー、2009 本書は、河合隼雄氏の『未来への記憶』を中心にして、またその他の河合氏の著作を用いながら、河合氏が心理療法家になるまでの過程を辿ったものである。 著者は河合氏への全的信頼を抱いて本書を書いている。河合氏の半生が生き生きとした筆致で描かれており、とても楽しめた。 私は本書を、批評家・若松英輔氏の『井筒俊彦 叡知の哲学』にて知った。興味を抱いた直後に書店で目にし、手に取って引き込まれてしまった。河合氏については岩波新書の『コンプレックス』を以前に読んだが、著者はこの本の執筆依頼をしたのがきっかけで、以後40年にわたって河合氏と共に物語をつむいでい
納豆工房「せんだい屋」から味わい豊かな手づくり納豆をお届けします。 富士山麓、八ヶ岳山麓の上質な大豆を取り揃え、皆様のご来店をお待ちしております。
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