今日はまた、冬に後戻りした感じだが、春が近づくにつれ、日本各地で続々とブックイベントが開催される。そして、どのイベントも予想以上の人が訪れ、盛り上がっているようだ。本離れ、活字離れと言われ、本が売れないと言われるようになって、もうだいぶ経っているが、今でも、面白い本を読みたい、自分の好きな本と出会いたいと思っている人は、まだまだたくさんいるということだと思う。 確かに、若い世代がケータイやゲームの影響で、昔よりも本や雑誌を読まなくなっているのは事実なので、「趣味は読書」といった層が減り続けるのを止めることはできないだろう。 しかし、本当だったらもっと本を読みたい、本や雑誌の面白さをもっと味わいたいと思っている人まで、今の書店からは、様々な理由から足が遠ざかるようになっているのも事実だと思う。これは言うまでもないことだが、本屋さんだけのせいではなくて、今の本をつくり、本を売る仕組みやかたちそ