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ブックマーク / dragon8.hatenadiary.org (15)

  • 人々は今、自分の好きな本、面白い本に出会いたいと思っている!? - ほんとほんやさんのはなし

    今日はまた、冬に後戻りした感じだが、春が近づくにつれ、日各地で続々とブックイベントが開催される。そして、どのイベントも予想以上の人が訪れ、盛り上がっているようだ。離れ、活字離れと言われ、が売れないと言われるようになって、もうだいぶ経っているが、今でも、面白いを読みたい、自分の好きなと出会いたいと思っている人は、まだまだたくさんいるということだと思う。 確かに、若い世代がケータイやゲームの影響で、昔よりもや雑誌を読まなくなっているのは事実なので、「趣味読書」といった層が減り続けるのを止めることはできないだろう。 しかし、当だったらもっとを読みたい、や雑誌の面白さをもっと味わいたいと思っている人まで、今の書店からは、様々な理由から足が遠ざかるようになっているのも事実だと思う。これは言うまでもないことだが、屋さんだけのせいではなくて、今のをつくり、を売る仕組みやかたちそ

    人々は今、自分の好きな本、面白い本に出会いたいと思っている!? - ほんとほんやさんのはなし
  • Cawaii!(カワイイ)休刊とエスクァイア休刊のニュースの波紋 - ほんとほんやさんのはなし

    いろいろなサイトでご紹介いただいたこともあり、「Cawaii!(カワイイ)休刊」と「エスクァイア休刊」のエントリには、それまでの30倍以上のアクセスがあり、雑誌休刊に対する関心の高さに改めて驚いている。 私の書いたエントリは、ネット上で検索したデータや、書籍や雑誌誌上ですでに発表されている公式数字やニュースをもとに書いたり、数字を整理し直したりしたもので、業界関係者の生の声を直接聞いているわけではないので、出版業界内の方や当事者の方から見ると、今さらの話だったり、突っ込みが甘いところも多いと思う。 ところが、当ブログのようなエントリにアクセスが多数あるということは、ネット上では思っている以上に、出版界についての情報や数字というのは公表されていないということかもしれない。私自身も、今回ネットで情報を検索してみて、出版界の情報や数字というのはネット上では、あまり公表されていないことを感じた。

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  • それでも雑誌は死なない!!:本格的なパーソナルメディアの時代の幕開けか - ほんとほんやさんのはなし

    雑誌休刊のニュースが続き、雑誌の未来への不安ばかりを強調するかたちになってしまったが、昨年6月17日にエントリした記事「屋さんの話:雑誌は決して死なない!! 生き残れる雑誌考1」で書いた思いは、出版界や雑誌業界を巡る状況がますます悪化してきた今でも変わっていない。 ネットやケータイがいくら普及しようとも、私自身はメディアとしての雑誌は永遠に不滅だと信じている。 くりかえしになるが、今、休刊や廃刊に追い込まれたり、存続が難しくなっている雑誌というのは、 はじめに広告クライアントありきの広告収入に依存した雑誌 ネットでも手に入ってしまう一次情報のカタログ誌 つくり手の高齢化により読者のニーズに応えられなくなった雑誌 読者対象を年齢や大まかなテイストで切り、ターゲットがあいまいな雑誌 もともと赤字だった看板雑誌を、経営的にもささえられなくなったために休刊する雑誌 雑誌が売れていた時代からの

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  • 「Cawaii!」休刊のニュースが暗示する女性誌の未来 - ほんとほんやさんのはなし

    主婦の友社発行の10代ギャル系女性誌『Cawaii!』が、5月1日発売の6月号で休刊することがわかった。 主婦の友社によると部数が伸び悩み、今回市場の拡大は困難だと判断したという。 “ギャルブーム”火付け役の雑誌『Cawaii!』が休刊 昨年から雑誌の休刊が相次いでいるので、ニュースとしては、またかという感じで、ケータイとネットの影響による部数減と広告収入の減少が休刊の理由ということで終わってしまうだろう。 しかし、このニュースは今後の女性誌市場の将来、ひいては広告媒体としてのビジュアル誌の今後を考えるけっこう貴重なきっかけになると、個人的には思うので、勝手に考察してみた。 『Cawaii!』は平成8年(1996年)に創刊。“読者モデル”として一般の女子高校生をモデルとして起用する読者参加型雑誌の先駆けとして注目され、いわゆるギャル系雑誌としても話題になり、最盛期の2000年には、約40万

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  • こんな本屋さんなら、用がなくてもつい行ってしまう8:昨日のお店とはどこが違っているのかを教えてくれる本屋さん - ほんとほんやさんのはなし

    屋さんというのは、店を開けていれば自然にお客さんが入ってくる(もちろん立地や品揃えにもよるが)、一般的には、いわゆる集客力の高い業種だと言われてきた。でもそれは、や雑誌を日常的に買う層がある程度存在していることが前提であり、今後はその数は減ることはあっても、増えることはないだろう。 屋さんの多くが日々努力している、その地域やそのお店の顧客層に合った品揃えをしっかりしていれば、自然にお客さんはついてくるという時代では、ますますなくなってくる。 屋さんだから、いらっしゃい、いらっしゃいという呼び込みはそぐわないというイメージはあるが、雑誌の創刊号キャンペーンやハリポタの発売のようなときにやるようなワゴンセールなどの、呼び込み的なものを日常的にもっとやってもいいのではないかと思う。 そのほか、例えば、よくレストランの店先に、手書きのランチメニューや新メニューなどをチョークで書いた黒板や看

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  • 本と本屋さんの話:売れる雑誌考4・バックナンバーが売れる雑誌 - ほんとほんやさんのはなし

    前回までに、雑誌をビジネスとして成立させるためのヒントをいくつか書かせていただいたが、バックナンバーに対する考え方も一つのカギになると思う。 リアルタイムのニュース記事の論評や旬の話題や情報については、速さでは当然テレビやネットにはかなわないので、性別や年齢層を対象にし、様々なジャンルの情報を、広く網羅し、提供するような雑誌はやはり厳しいだろう。 読者としては、買ったときに読むだけでなく、とっておきたいと思わせるような資料的な価値とか、コレクションしておきたいと思わせる要素がある雑誌なら、続けて買いたいと思う。 そのためには、1号1テーマの特集主義であるだけでなく、そのテーマは狭く、内容も深いものほどうれしい(編集するほうは大変だとは思うが)し、それができれば5万部〜10万部の雑誌を支える固定読者を獲得することが自然にできるはずだ。 雑誌のバックナンバーについては、一部の大きな書店や各出版

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  • 本と本屋さんの話:本と本屋さんのニュース・10月上旬 - ほんとほんやさんのはなし

    最近のや雑誌、屋さんについてのニュースを忘れないうちにメモしておく。 10月20日 文教堂、5期連続の減収、前期に続き赤字決算:新文化 http://www.shinbunka.co.jp/news2008/10/081020-02.htm 「ビジネス書を毎月5冊以上読む」が多数(エグゼクティブ編集部調べ)        http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/0810/20/news034.html 10月18日 知りたい!:女性誌サバイバル ブーム一転「超氷河期」 やっぱり王道は「読者目線」:毎日新聞 http://mainichi.jp/enta/book/news/20081018dde001040028000c.html 満喫 都心の秋 福岡市などで11月「ブックオカ」 一箱古市や文庫フェア:西日新聞

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  • こんな本屋さんなら、用がなくてもつい行ってしまう6:ブックガイドしてくれる本屋さん - ほんとほんやさんのはなし

    ブックガイドしてくれる屋さんとは、どんなを読めばいいのか、どんなを買えばいいのかのヒントや選ぶための情報やきっかけが店内にある屋さんである。 をたくさん読む、いわゆる読書家と呼ばれるような人たちは、自分で情報を集め、自分で書店のあたりをつけて探し、なければネット書店で注文したり、古書店やブックオフで買ったりと、「を探し、選ぶ技術」を持っているし、逆に自分で探すことが楽しみでもある。 ところが、私を含めた読者の大半は、面白いを読みたいと思っても、これだけ毎日、多くのが出版されていると、そこからどのを選び、どう読めばいいのか迷ってしまう。 また、これだけ社会全体の景気が悪くなり、業界を問わず収入は頭打ちか減少し、生活費をあの手この手で節約しているわけだから、大半の人のに回せるお金というのは減ってきているのは当然で、以前なら新刊書を月10冊買っていた人が月5冊に、月5冊買って

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  • こんな本屋さんなら、遠くでもわざわざ行ってしまう5:偏りのある本屋さん - ほんとほんやさんのはなし

    「偏りのある屋さん」というのは、どんなジャンルもまんべんなく、ある程度のレベルで品揃えしているという、大手書店のミニチュア版的な屋さんとは違う、見方によっては「バランスの悪い屋さん」というイメージだ。 言い換えると、まったく充実してないジャンルがいくつもあったとしても、その規模の屋さんにしては、いやに充実しているなと思わせるジャンルがあったり、一人の作家だけは異常に品揃えがいいとか、品揃えとしてはいびつというかバランスが悪いのだけれど、その偏りに何か、お客さんにまた来てみようと思わせる魅力のある屋さんだ。 その屋さんの立地や客層にもよるので、お店全体を専門化したり、何かのジャンルに特化するのは難しいことだと思うし、そこまでする必要はないと思う。 たとえば、コミックの品揃えだけは同規模の書店には絶対負けないとか、そのコミックでもこのジャンルだけはとか、この作家の作品だけはとか、全

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  • 売れる雑誌考3:雑誌で儲ける方法・女性誌編 - ほんとほんやさんのはなし

    日曜朝放送の「がっちりマンデー」(TBS)は、今儲かっている会社やビジネスを取り上げ、なぜ儲かっているのかをわかりやすく分析・解説してくれる番組だが、12日は「儲かる〇〇限定ファッション誌」という特集だった。 この番組は色々な業界の裏事情がわかり、けっこう参考になるので、人気番組のようで、見れるときはできるだけ見ているのだが、12日は用事があって見逃してしまった。ただ、番組のHPで詳しく内容がアップされており、取り上げた内容はわかるようになっている。 がっちりマンデー(TBS)http://www.tbs.co.jp/gacchiri/ 当日、取り上げた雑誌や会社は、 ・「ニコラ」(新潮社)=小・中学生限定で成功 ・「エクラ」(集英社)=アラフィー限定、通販と連動で成功 ・(株)スタートトゥデイ=女性誌12誌と提携、誌面で紹介されたファッションを「ZOZORESORT」というサイトで注文で

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  • 本と本屋さんの話:売れる雑誌考2・CVSより本屋さんで買える雑誌 - ほんとほんやさんのはなし

    「出版ニュース」の10月中旬号に掲載されている「2007年出版物販額の実態と分析」の中で、販売ルートごとの伸び率や構成比が出ている。 この記事によると、2007年の書籍・雑誌実販売額の総計2兆1983億4680円の内訳は、 ・書籍: 9746億6435万円(前年比96.6%)・返品率40.3% ・雑誌:1兆2236億8245万円(前年比97.6%)・返品率35.3% で、構成比は書籍44.3%:雑誌55.7%。 書籍と雑誌実売金額の販売ルートごとの内訳は、 ・書店ルート:1兆4503億8900万円(前年比3.7%減) ・CVSルート:4044億9100万円(前年比16.6%減) (ほかに卸売、生協、鉄道弘済会、スタンド販売、輸出、その他のルートがある) 販売ルートごとの構成比を見てみると、 ・書店ルート:66.0%(前年比0.6%減) ・CVSルート:18.4%(前年比3.0%減) 全ルー

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  • 本と本屋さんの話:雑誌は決して死なない!! 生き残れる雑誌考1 - ほんとほんやさんのはなし

    今年に入って、雑誌の廃刊・休刊のニュースが相次ぎ、インターネットの普及などにより、雑誌の未来は明るくないという記事が目立つようになった。 確かに、現在の雑誌全体の売上げは減少を続けていることは確かであるが、廃刊・休刊に追い込まれた雑誌というのは、 1.読者よりクライアントに顔が向いている広告主導型の雑誌(女性誌など) 2.ネットで検索可能な情報を中心にした情報誌 3.単体ではもともと利益が出ていなくても、出版社の看板雑誌(総合誌)であったり、関連書籍の発行で利益が出る雑誌(コミック誌など)で、会社全体の経営的な判断で休刊する雑誌 4.読者層の高齢化により読者が減少し、読者の世代交代に失敗したり、新たな読者を開拓できなかった雑誌(編集部の高齢化や世代交代の失敗も) などで、ネットの急速な普及により淘汰されるスピードは速まったかもしれないが、遅かれ早かれ、休刊に追い込まれる可能性があった雑誌だ

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  • ほんとほんやさんのはなし:在庫検索ができる本屋さん - ほんとほんやさんのはなし

    24日のエントリでケータイで在庫検索ができたら、という話を書いたが、7月10日から、電子書籍の販売サイト「hon.jp」で在庫情報検索サービスが始まっていたのを思い出した。 GPS搭載の携帯端末で「hon.jp」にアクセスし、自分の位置情報を取得し、探したいのタイトル、著者名、出版社名などのキーワードを入れてを検索すると、以下の書店の中で在庫がある書店の所在地を表示してくれるという。 ・紀伊國屋書店(63店舗) ・三省堂書店(33店舗) ・丸善(25店舗) ・旭屋書店池袋店 ・ジュンク堂池袋店 同時に電子書籍化されている作品も表示され、電子書籍だけを購入することもできるので、電子書籍の販売戦略の一環らしいが、私のケータイはGPS対応機種ではないので、試せないのが残念。 PCからは、実践女子大学図書館のサイト内に、 店頭在庫状況が分かる日の書店 http://www.jissen.a

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  • こんな本屋さんなら、用がなくてもつい行ってしまう・その1 - ほんとほんやさんのはなし

    や雑誌という商品は、改めて言うまでもなく、どこで買っても価格は変わらないし、たくさん買うと大きな特典をもらえるということもないし、サービスがすごくいい屋さんというのもないのがフツーだ。 早く読みたいほど、見つけた屋さんで買ってしまう。 雑誌も急いでいれば、キオスクや駅前の屋さんで買ってしまう。 これは、が再販の対象商品である限り変わらないので、屋さんて、努力が確実に実を結ぶとは限らないというか、徒労に終わる場合が多いというか、ある意味厳しい商売だなあと思う(長い眼で見れば、ムダなことはないとは思うが)。 が好きだとか、好きなをすすめたいとか、といった気持ちがないとやれない商売ではないか(どんな商売でもそうだとは思うが、利益率だけを考えたら、書店専業というのは厳しくなるばかりだと思う)。 でも、単行を買うなら、この屋さんで買おうとか、この雑誌は毎号この書店で買おうと、思

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  • 本と本屋さんの本-1 - ほんとほんやさんのはなし

    このブログを始めるにあたって、書店についての棚から引っ張りだしたり、古書店で手に入れたりして読んでみた。 10年ぐらい前から数字は多少変わってはいるが、出版業界や書店の抱える問題や課題はあまり変わっていないようで(先送りされており)、書店やを巡る環境はどんどん悪くなっているようだ(業界内の状況や議論はあまり一般的には出てこないので、当のところはわからないが)。 1990年代後半から2008年までに出版された「書店に関する」を出版順に整理してみた(古書店に関するは別にした。データは順次追加していく予定)。 【2008年】 『ブックオフと出版業界 ブックオフ・ビジネスの実像』小田 光雄 (論創社)2008/05 『出版社と書店はいかにして消えていくか―近代出版流通システムの終焉』小田 光雄(論創社) 2008/03 『石塚さん、書店営業にきました。』石塚 昭生 (ポット出版) 2

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