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ブックマーク / ja-bra-af-cu.hatenablog.com (18)

  • フランツ・ボアズ『プリミティヴアート』 - Jablogy

    プリミティヴアート 作者: フランツボアズ,Franz Boas,大村敬一出版社/メーカー: 言叢社発売日: 2011/10メディア: 単行 クリック: 20回この商品を含むブログ (6件) を見る 米国の文化人類学(さらにいえば言語学も)の方向性に大きな影響を与えたボアズ。彼の思考がぎゅっと詰まった一冊だった。なかなかの厚さの書物で、事例が羅列されているところはちょっと読みづらいが、フォントが大きめだったり、細かい索引がついたり、小見出しをつけたり、さらには原文の対照ページが表記されたりと、読みやすくする編集の工夫が多数なされていて好印象である。 書の厚みのうち90ページ分は、訳者による解説が占めている。ボアズのバイオグラフィーと学説の特徴、および書の要点が丁寧にまとめられており、とても助けになった。 内容的には、原書が1927年の出版にして、現在(でも)ホットなトピックが先取りさ

    フランツ・ボアズ『プリミティヴアート』 - Jablogy
  • ニューオーリンズ・ジャズにおけるトランペッターの役割り - Jablogy

    www.youtube.com またまた Jazz at Lincoln Center's JAZZ ACADEMY の動画が興味深かったのでポイントをいくつかメモ。 ニューオーリンズスタイルにおいて、トランペット奏者の役割りは交通整理の警官、あるいはクォーター・バックのようなもの。演奏時間の大部分、前もって書かれたアレンジの譜面はなく、リードシートを使って、演奏しながらアレンジがなされていく。そのためのシグナルを出すのがトランペット奏者。 単にメロディーをやってソロを回して、というだけでは退屈になるので、ストップタイム(リズム隊が頭だけユニゾンしてブレイクするあれ。チャールストンや "4-1" なんかの場合も)の部分を作ったりして、飽きが来ないように指揮を執る。 こうした指示は、全く会話しないで出されるときもあるし、ただ「ストップタイム!」と叫ぶことでみんなの注意を引くこともある。 隙間

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  • 「グルーヴ」概念の変遷 - Jablogy

    フミカレコーズ仲間のやおきさんが「グルーヴ」という言葉がマジックワード的で問題があるのではということで、次のエントリをアップされていたので、語源からどのような変遷があったのかざっと調べてみた。 【レビュー】大谷能生「二つになる一つのもの(グルーヴとは何か?)」 - フシギにステキな素早いヤバさ 来はOEDを引くべきだが、とりあえずの下調べというところで、手軽にひけるOnline Etymology Dictionaryからあたってみた。 Online Etymology Dictionaryより groove (n.) c.1400, "cave, mine, pit" (late 13c. in place names), from a Scandinavian source, cf. Old Norse grod "pit," or from Middle Dutch groeve

    「グルーヴ」概念の変遷 - Jablogy
  • 山田敏弘『あの歌詞は、なぜ心に残るのか』 - Jablogy

    あの歌詞は、なぜ心に残るのか─Jポップの日語力(祥伝社新書) 作者: 山田敏弘出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2014/02/03メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 読了。感想はこちら: あの歌詞は、なぜ心に残るのか─Jポップの日語力(祥伝社新書) じゃぶらふきゅーさんの感想 - 読書メーター 以下、興味深かったポイントのメモ。 旧来の学校文法からの変化 90年前後、日語学習者増加、実用的な文法研究が進んだ(p. 5) これ・それ・あれ 「こ」は話者の領域 「そ」は聞き手の領域 「あ」はそのいずれでもない、両者から遠い領域、をあらわす 鼻濁音 昔の歌謡曲は基ガ行は鼻濁音だったが、いまではあまりもちいられない。 近年のJ-POPとしては珍しく、いきものがかりは初期以外(「ブルーバード」以降が顕著)鼻濁音を使っている。(pp. 56-8) ら抜き言葉 歌詞という

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  • 井上裕章『ジャズの「ノリ」を科学する』 - Jablogy

    ジャズの「ノリ」を科学する 作者:井上裕章発売日: 2019/11/25メディア: 単行(ソフトカバー) • 井上裕章『ジャズの「ノリ」を科学する』アルテスパブリッシング,2019年 医師にしてアマチュア・ジャズピアニストの著者が,40~60年代のモダンジャズにおける名プレイヤーたちの演奏を波形的に分析。発音タイミングの微細なズレを描き出し,各プレイヤーがもつ癖や個人ごとの差異,さらには系譜的な影響関係までをも,統計学の手法をつかって明らかにしている。プレイヤーとしてもっとも気になる事象で,分析する手段は存在しながら,なかなか正面から扱われることのなかった分野にようやく優れた著作があらわれたといえよう。 コールマン・ホーキンスらスウィングの人たちは頭ジャスト裏3連符ちょうどくらいのリジッドなタイミングでプレイ,レスター・ヤングやチャーリー・クリスチャンらのビバップへの過渡期の奏者からバッ

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  • 村井康司 『ジャズの明日へ ―― コンテンポラリー・ジャズの歴史』 - Jablogy

    『スイングジャーナル』や『ジャズ批評』で活躍されている(た)ジャズ批評家村井康司による60年代〜現代までのフュージョンやコンテンポラリー・ジャズをジャズ史として位置づけようという挑戦的な一冊。 ジャズの明日へ―コンテンポラリー・ジャズの歴史 作者: 村井康司出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2000/05メディア: 単行購入: 7人 クリック: 25回この商品を含むブログを見る ジャズは60年代末に死んだ? なぜ挑戦的かといえば、保守的なジャズ言説ではジャズはジョン・コルトレーンと共に死んだことになっていたり、そうでなくてもブリティシュ・インヴェイジョンによるロックの主流化によって終わったものになっていたりするためです。 そのあとの、70年代以降の電化してファンクビートやロックを取り入れたジャズはクロスオーヴァー、後にフュージョンとよばれジャズ史からは正統派とはみなされない状態が

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  • 大谷能生『平成日本の音楽の教科書』 - Jablogy

    平成日音楽の教科書 (よりみちパン! セ) 作者:大谷能生発売日: 2019/05/15メディア: 単行(ソフトカバー) 大谷能生『平成日音楽の教科書』よりみちパンセシリーズ,新曜社,2019年 ジャズミュージシャンにして批評家の著者が平成の30年間に出版された音楽の教科書を網羅的かつ予断を交えず読み,それらのデザイン方針や内在するイデオロギーを明らかにしつつ,理想的な使い方の提案をしていく一冊。 〈よりみちパンセ〉シリーズゆえ中学・高校生程度を対象に書かれてはいるが,音楽教育に現れているナショナリズムを考えるうえで一般の読書人にも極めて有益であるといえるし,音楽は好きなのに音楽の授業には違和感を持っていたという人にもぜひ読んでいただきたい書物であった。 個人的に面白く読んだポイントをいくつか紹介したい。 まず小学一年生の教科書で,いの一番から「みんな」となかよくなるために音楽

    大谷能生『平成日本の音楽の教科書』 - Jablogy
  • 川田順造・武満徹 1980 『音・ことば・人間』 岩波書店(同時代ライブラリー [1992]) - Jablogy

    はじめに このブログのタイトルに書名を流用させていただいた、お気に入りのをここに紹介したいと思います。 書は西アフリカのブルキナファソをフィールドとする文化人類学者・川田順造と尺八や琵琶を現代音楽にもちこんだ作品で知られる作曲家・武満徹の往復書簡の形を取っており、互いに非専門家を意識して書いたためか文体が柔らかく読みやすいです。一般向けの教養読み物としてなかなかよいといえるでしょう。 書が出版されたのは30年も前ですが、国民国家と部族、外来文化の受容と軋轢、再帰的人類学、身体論的な視角など、扱われているトピックの持つ問題は現在でも生きており、ポスト・モダン、ポスト・コロニアル、そしてグローバライゼーションの潮流はこの頃から始まったのだなと感じます。 互いの研究と作品、およびそれを生み出す方法論と美学について報告しあう形での手紙の交換で書の議論は始まっていきます。川田が報告する西アフ

    川田順造・武満徹 1980 『音・ことば・人間』 岩波書店(同時代ライブラリー [1992]) - Jablogy
  • トマス・トゥリノ『ミュージック・アズ・ソーシャルライフ ―― 歌い踊ることをめぐる政治』 - Jablogy

    ミュージック・アズ・ソーシャルライフ―歌い踊ることをめぐる政治 作者: トマストゥリノ,Thomas Turino,野澤豊一,西島千尋出版社/メーカー: 水声社発売日: 2015/08/05メディア: 単行この商品を含むブログを見る 【書誌情報】 Turino, Thomas. 2008 Music as Social Life: The Politics of Participation. Chicago: University of Chicago Press.(トゥリノ,トマス 2015 『ミュージック・アズ・ソーシャルライフ ―― 歌い踊ることをめぐる政治』 野澤豊一・西島千尋訳,水声社) 感想 訳者らによると,米国ではすでに基礎文献となっている民族音楽学の教科書だそう。著者はライヴ・パフォーマンスとレコード音楽という音楽の大区分をさらに参与型/上演型,ハイファイ型/スタジオアー

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  • 大友良英『MUSICS』 - Jablogy

    MUSICS 作者: 大友良英出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/06/27メディア: 単行購入: 6人 クリック: 43回この商品を含むブログ (38件) を見る 聴取やフリージャズ、即興などをテーマに大友良英の音楽観をかたった講演や記事をまとめた。人として、ミュージシャンとして良心的な大友の人となりを伺わせ、リベラルな雰囲気がよい読後感を与えてくれた。 先日、↓の記事中で書中に収録されてる「ミュージシャンはステージで何を聴いているのか」という章が気になったので読んでみたいという話をしたので実際読んでみた。 「ミュージシャンはステージで何を聴いているのか」 意外に、自分の音については(ピッチやリズムが他の人と合っているかとかちゃんと音が出ているかとかはもちろん確認するが)そこまで頓着せず、その場の雰囲気や響き、音楽全体を捉えるようにしているという人が多い印象だった。 よ

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  • ロビン・ケリー『セロニアス・モンク:独創のジャズ物語』 - Jablogy

    セロニアス・モンク 独創のジャズ物語 作者: ロビン・ケリー,小田中裕次出版社/メーカー: シンコーミュージック発売日: 2017/09/27メディア: 単行この商品を含むブログを見る インタビュー資料が少ないために,謎が多かったというモンクの生涯と音楽アフリカアメリカ人の歴史学者である著者が,私的な録音や関係者へのインタビューなどの一次資料を11年の長きにわたって蒐集し,それらを分析することにより不明瞭だったモンクの実像に迫ろうと試みている。 テキストクリティーク,他文献との突き合わせによる考証,背景である米国の歴史とモンクの事績との関連付け,などのクオリティはさすが歴史学者だけあって高い水準を保っている。ディスコグラフィーを文字に起こしてエピソードを羅列しただけのジャズ史とは一線を画しているといえよう。 あえて難点をあげるなら,全体のアウトラインを把握しづらいというところがある

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  • 細川周平『レコードの美学』 - Jablogy

    はじめに 日におけるポピュラー音楽研究の先駆者の一人、細川周平の大著。博士論文を改稿したものとあって、大きなボリュームにもかかわらずロジカルな構成になっていて読みやすいです。 レコードの美学 作者: 細川周平出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1990/07/01メディア: 単行 クリック: 9回この商品を含むブログ (18件) を見るとはいえ、ニーチェ、ハイデガー、ドゥルーズなどの思想を多数援用しているので、哲学の門外漢である私には、理論的な部分はかなり難しかったです。逆に具体的な資料を示して論じているところはとてもわかりやすく、勉強になりました。 目次は勁草書房のサイトに公開されています。 全体の構成は、録音物の美学を論じるに足ることを示す「0 序」、録音の歴史を複製性や書記性などの美学的な質に沿いながら描いた「1 レコードの考古学」、ベンヤミンやニーチェ、ドゥルーズなどに依拠

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  • 塚田健一『アフリカ音楽の正体』 - Jablogy

    アフリカ音楽の正体 作者: 塚田健一出版社/メーカー: 音楽之友社発売日: 2016/05/16メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る ガーナやザンビアをフィールドとする民族音楽学者1によるアフリカ音楽論。アカデミックな音楽研究が文化や社会への注目を強める中,肝心の音楽それ自体という丸に取り組むケースが減っていることを憂い,正面からアフリカ音楽がもつ音の特徴を描写しようと試みている。 こうした出版企画が立てられたのは,坂龍一の音楽番組『スコラ』に出演したとき,Twitter上で視聴者から意識の高い反応が寄せられたことに意を強くしてのことだそう(私もツイートした甲斐があった・笑)。あの番組を楽しめるコアな音楽ファンには一読を勧めたい。 類書と比べてよいところだと感じたのは,現地に滞在して自分でも演奏法を習得している学者による研究だけあって,演奏者が演奏時に音をどのように

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  • My First Impression of Juke/Footwork - Jablogy

    ここ数日、Twitterでフォローしている @mirgliPilgrim さんが最近アップした Juke のリズムを解説する記事が結構な注目を集めている。 シカゴ発の新しいダンスミュージックであるJuke/Footworkには以前から興味はあって、このブログでも「Footwork - 英語Wikipediaより」の記事ではwikipediaの解説を翻訳してみたりした。 けれども、肝心の音源を、ジャンルの特徴をつかめるほどには聴いていなかったので、これをいい機会にと、次のまとめで紹介されている音源を聴いてみた。 以下、その感想を。上のまとめとYoutubeで検索してヒットしたものをいくつか聴いたという段階での印象なので、詳しい方からすると的外れなところもあるかもしれないけれど、初心者なので、ということでお許しいただければ。 Jukeに香るアフリカ音楽のフレイバー ポリリズム性 以前Twi

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  • 英語史のアウトライン - Jablogy

    英語歴史 過去から未来への物語 (中公新書) 作者: 寺澤盾出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/07/11メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る このを読んでみてとてもわかりやすかったので、英語が各時代ごとの背景によってどういう特徴をもつことになったかのあらましをざっくりレジュメにしてみた。レジュメなのでもちろん落としていることはたくさんあるけど、一応、記憶しやすいツリーの形に縮約したつもり。 /* 政治史だけ勉強してるときは各事件の意義がわかりづらかったものだけど、英語を軸に見ることでそれぞれの出来事の性格や重要性がイメージしやすくなったように感じる(音楽史でも同じことなんだけど) */ 古英語 (450-1000) ゲルマン民族の移動でやってきたアングロサクソン人の言葉が起源 ラテン語の借用 もともとのゲルマン語が取り入れていたラテン語 キリスト教布教

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  • 小田部胤久『西洋美学史』読書会の補足と余談 - Jablogy

    @sakstyle氏、@nix_in_desertis氏 、@tieckP、他twitter上で関心を持って下さった皆さんと読書会をしました。 西洋美学史 作者: 小田部胤久出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2009/05/27メディア: 単行購入: 2人 クリック: 76回この商品を含むブログ (20件) を見るメンバー達のまとめ記事 tieckPの読書メーター sakstyle氏の感想 nix_in_desertis氏のまとめ togetterまとめ 初回:はじめに,1章(プラトン),2章(アリストテレス),3章(プロティノス) Interlude I 2回目:4章(アウグスティヌス),5章(トマス=アクィナス) 3回目:6章(ライプニッツ),7章(ヴィーコ),8章(ヤング) 4回目:9章(ヒューム),10章(レッシング) 5回目:ドイツ観念論回:11章(カント),12章(

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  • 『ユリイカ 2008年12月臨時増刊号 : 総特集♪初音ミク――ネットに舞い降りた天使』青土社 - Jablogy

    以前Twitlongerに公開したノート。抜き書きとコメントをつけています。 書全体への感想や考察などはid:sakstyleさんによるまとめ(http://togetter.com/li/139590)をご参照ください。 ■佐々木渉「生みの親が語る初音ミクとアングラカルチャー」pp.9-17 ・Vocaloidのヴィンテージ・シンセ的な側面=単一の音色しか出ない 「今はネットから無料でシンセサイザーを落とせて、しかもその中にシンセシスだっていくらでも入っているじゃないですか。しかもテンプレートでガンガン曲も作れてしまう。そうなるとサウンド的にありがたみが無くなってきてしまって」「シンセサイザーとして初音ミクを考えると、今時、あり得ないことに、一音しか出ないんですよ。立った一音を初音ミクとして認識して、愛してもらっていることって、音としてはとても幸せなことですよね」(p.11) ・欠落ゆ

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  • 佐々木敦 2008 『「批評」とは何か? ―― 批評家養成ギブス』 メディア総合研究所 - Jablogy

    はじめに 音楽を中心に多ジャンルで活躍する批評家、佐々木敦が自身で主催するカルチャースクール〈BRAINZ〉において開講した「批評家養成ギブス」という連続講座をまとめたもの。 (ブレインズ叢書1) 「批評」とは何か? 批評家養成ギブス 作者: 佐々木敦出版社/メーカー: メディア総合研究所発売日: 2008/12/13メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 106回この商品を含むブログ (52件) を見る佐々木によるレクチャーと、それを受けた受講者による批評の作成、そしてそれを佐々木が読んでのワークショップ、といったセットを繰り返す構成になっています。 講義録らしくわかりやすい口語で批評に関する様々なことがらが語られていて、日における「批評」というジャンルに関する恰好の入門書といえると思います。 何度も行きつ戻りつしながら思考の軌跡をたどるかのように語る、という方法を

    佐々木敦 2008 『「批評」とは何か? ―― 批評家養成ギブス』 メディア総合研究所 - Jablogy
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