岡山県備前市のBIZEN中南米美術館では、「古代マヤ文字ドネーション(寄付)」企画を進めている。 同館は日本で唯一の古代中南米美術を専門とする美術館で、中南米11カ国から出土した、約2300点の考古学美術品を収蔵展示。土器、土偶、石器、金属器、織物、翡翠などの装飾品、拓本などは古代中南米の幅広い地域と時代の作品を網羅している。 「古代マヤ文字ドネーション」は、コロナ禍以降に入館者減に見舞われている事から、森下矢須之館長が発案。 1口あたり3,000円(目安)で、寄付者の名前(姓名の名の部分)で、館長がマヤ文字を制作。「解説付きマヤ文字名証明書、マヤ文字名白黒カード入りフォトスタンド」「マヤ文字名ゴム印」「マヤ文字名彩色カードフォトパネル」など3種類のリターン(返礼品)ユニットが用意されている。 → 「古代マヤ文字ドネーション(ご寄付)」大募集! https://quetzalcoatl.a
日本建築に特徴的な木組は、木と木を隙間なく組み合わせる世界に類をみない技術です。大規模建築から、指物と言われる小物まで多様に利用されてきました。非常に複雑で優れた技術ですが、真のすごさは外から見ただけではわかりません。 どうすれば伝わるのか?「そうだ、分解してしまおう」というのが今回の展覧会です。 国立科学博物館・竹中大工道具館による共同企画展が実現しました。しかし分解しただけではまだ伝わりません。会場には模型や図解、CG画像を駆使し、様々な角度からさらに分解し、木組の中に息づく技術や知恵、美意識を引き出そうとしています。 継手、仕口ってなに? 入口では木組の基本の構造「継手」「仕口」の解説がされています。部材どうしを同じ方向につなげる技法を「継手」、直角方向などに角度をつけてつなぐ技法が「仕口」です。 木組は、丸太を縛ることから始まりました。その後、どのように変化したのか、変遷をたどって
旧英国総領事館の敷地に、1981年開館した横浜開港資料館は、今年40周年を迎えます。 それを記念し、日英関係の黎明期ともいえる江戸時代、イギリスと日本の関係を、時代を2期に分けて展示。Ⅰ期の「江戸時代初期~後期」を紹介します。 日英の出会い 「鎖国」と言われた時代、オランダだけに門戸を開いていたと思われがちですが、日本とイギリスとの出会いは、江戸時代が始まる前でした。初めて2人の若者がイギリスの地を踏んだのは1588年。一方、初めて日本に来航したのは1600年。ウィリアム・アダムスは、徳川家康に重用され、 外交顧問として活躍しました。 CHAPTER 01 日英の出会い 17世紀、アジアの海にイギリスが姿を表します。目的は東南アジアの香辛料の獲得。日本は毛織物の市場として期待しました。しかし、毛織物の売り上げは不調、東インド会社は、10年で撤退します。 日本人からみたイギリス 以後、17世
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で「夷酋列像 ─ 蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界 ─」が開催されている。 フランスのブザンソン美術考古博物館に所蔵されている《夷酋列像(いしゅうれつぞう)》と、国内に複数現存する模写や粉本を一堂に集めて紹介する企画展。 夷酋列像は、1789(寛政元)年に起こったアイヌの蜂起「クナシリ・メナシの戦い」を鎮圧した松前藩が、鎮圧に協力したアイヌ12人の肖像を、藩の家老で画家としても高名な蠣崎波響(かきざきはきょう)に描かせたもの。 藩の威信を回復するため、屈強なアイヌ像として描かれた夷酋列像は、光格天皇の叡覧を仰ぐまでに至り、後に多くの粉本や模写が制作された。 展覧会では夷酋列像の実像と伝播の様相を解説。夷酋列像から見えてくる、18世紀から19世紀にかけての蝦夷地を中心とする中国やロシアを含めた北東アジアのつながりや、夷酋列像を見た本州以南の人々が、蝦夷地や外
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