2020年12月号は「黄八丈 八丈島の織物」特集です。 黄八丈は伊豆諸島にある八丈島(東京都)で作られている織物です。黄・樺(赤みのある橙色)・黒の三色の絹糸を使用した手織りの織物で、現在も伝統的な製法を守りながら製作されています。民藝運動の同人たちも度々訪れ調査を行うなど、仕事の継続と発展に協力しました。 この特集では、黄八丈の歴史や製法、現在について、作品や「永鑑帳」と呼ばれる見本帳などの図版とともに紹介します。 目次 〈図版〉 黄八丈 八丈島の織物 〈特集関連〉 八丈の仕事(柳悦孝) 黄八丈の歴史(山下譽) 黄八丈の糸染 黄・樺・黒(山下譽) 黄八丈とはどんな布?(山下芙美子) 坂本万七・黄八丈調査の写真(1938年) コラム・泥田の不思議(山下譽) 黄八丈の美しさ(柳宗悦) コラム・『永鑑帳』について(山下譽) 黄八丈関連年譜 Kihachijo -Weaving Hachijo