8月下旬~9月中旬にかけて東京・京都2会場で開催 読売新聞社、読売書法会は、2024年で第40回展を迎えた読売書法会の記念事業として、特別展示「名品でたどる文字文化、書の歴史」を東京・京都の2会場にて開催します。 開催日程は、2024年8月23日(金)から9月1日(日)までが国立新美術館(東京・六本木)で、9月11日(水)から9月15日(日)まで京都市勧業館みやこめっせ内、日図デザイン博物館(京都・岡崎公園)となっています。 読売書法会の先達書家らは、古典に向き合い書法を鍛える姿勢を継承し、芸術性を高め錬磨を心がけました。本展では、彼らが学んだ日中の貴重な古典作品を約100件展示。伝統書法の継承と発展を目指す読売書法会の書家のみならず、書を学ぶ者なら誰もが知る貴重な名筆の数々が一堂に会する絶好の機会となりました。
世間話研究会会員および関係者の皆様 先日の4月例会にご参加された方は、ありがとうございました。 5月例会のご案内を下記のとおり差し上げます。 【内容】 研究発表 田澤 真衣 氏 【題名】 互いを忌避する書道文化―展覧会書道と書道パフォーマンス 【要旨】 2000年代以降、高校生を中心に「書道パフォーマンス」という活動が盛んになっている。書道パフォーマンスとは、詩や文字を書いているさまを観客に鑑賞させるという行為である。高校生向けには全国大会が開催され、書道パフォーマンスを「仕事」とする「書道アーティスト」が数多く現れるなど、一つの大きな文化潮流となっている。 この状況にもかかわらず、日本の書道文化の中心に立つ「展覧会書道」の書家たちは、書道パフォーマンスに否定的な言説を繰り返す。反対に、書道アーティストは書家に認められようとすることもない。同じ「書」の文化といえども、意図的に距離を持ってい
新春特別展 書の紙 「漉く・染める・引く・摺る・撒く・散らす・描く・継ぐ・磨く・打つ」これらはすべて紙を加工するときに使われる言葉です。これらの多様な言葉が象徴するように、一枚の紙には様々な技法が込められています。本展は書を書くための紙の加工に焦点をあてた展覧会です。 紙を染料に浸けたり刷毛で引いたり、漉く段階で着色したりする染紙や版木を用いて文様を摺り出す唐紙、箔を撒いたり継ぎ合わせたり下絵を描いたりする様々な装飾、さらに滲みを止め、紙を平滑にする打紙などの加工方法があります。どれも紙を美しく書きやすくするための加工で、多くはこれらの技法を複合的に用いています。 本展は無地の紙から装飾を凝らした平安の古筆まで、多様な展示に渡ります。なかでも宮田三郎の唐紙制作、大柳久栄の染紙や打紙の加工に注目し、その技法にもクローズアップして紙作りの一部分を詳しく紹介するコーナーを設けます。書の紙がどのよ
本観覧料で当日の平成知新館の全展示をご覧いただけます。 大学生の方は学生証をご提示ください。 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。 キャンパスメンバーズ(含教職員)は、学生証または教職員証をご提示いただくと無料になります。 障害者手帳等(*)をご提示の方とその介護者1名は、観覧料が無料になります。 *身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証 学校の教育活動・総合学習等で、名品ギャラリーに小学生・中学生・高校生を引率する先生方は、無料となります。 関連土曜講座 9月16日(土)13:30~15:00 「中国の写経と日本の写経」 講師:上杉 智英(京都国立博物館 研究員) 2023年6月~9月の土曜講座 展覧会の見ど
開催趣旨 越後出雲崎(現・新潟県三島郡出雲崎町)の名主橘屋の長男として生まれた良寛(1758-1831)。名主見習いとなりますが、18歳で出家。22歳の時に備中玉島(現・岡山県倉敷市)の円通寺の国仙和尚に師事します。10余年の修行ののち、諸国を行脚。39歳で帰郷し、国上山の中腹にある五合庵や乙子神社の草庵に住庵。清貧のなかで子供と戯れ、友と語り、多くの人達に親しまれ敬われ、74歳で遷化しました。富や名声を求めず、托鉢僧として村人たちに溶け込む生活を送るなかで、内面を深化させ、無我のなかにある本当の自分を求めた良寛は、和歌・漢詩を能くし、優れて独創的な書を遺したことで知られています。今回の特別展では、日本有数の良寛コレクター秘蔵の作品を中心に、初公開作品を含む47件の「良寛の書」を展観します。 良寛は王羲之『澄清堂帖』、懐素『自叙帖』、平安時代の『秋萩帖』などを江戸時代に流通していた法帖によ
展示概要 風雅な貴族文化が爛熟した中国・東晋時代(317~420)。 王羲之(303~361、異説あり)は書の芸術性を飛躍的に高め、能書の代名詞として称えられました。 その最高傑作「蘭亭序」(353)は、王羲之が催した修禊の雅会で詠まれた詩集の序文として、自ら書写した草稿です。 情緒豊かな名文で綴られた蘭亭修禊の故事は、秀麗な書法とともに、雅会の典型として後世の東アジアで文人の憧憬となりました。 本特集では王羲之の書法や蘭亭修禊をはじめとする雅会に関する書画文房の作品から、日本・中国に通底する文人文化を紹介します。このたび連携企画20周年を迎える台東区立書道博物館と当館の展示を通して、文人たちの憧れの世界をご堪能ください。 おすすめ作品
イベントカテゴリ: 祭り・催し 講座・教室(学ぶ・聞く) 観賞・コンサート(見る・聴く) 開催エリア(中学校区):南部地区(中部・知多・味美) 特別展 生誕110年記念「比田井南谷~線の芸術~」 「書」とはなにか。「文字」という書の最大の特徴をも削ぎ落とした、線表現の実験の軌跡。 令和4年9月9日(金曜日)から10月16日(日曜日)まで 比田井南谷(1912~1999)は、明治45年、神奈川県鎌倉に生まれました。父は「現代書道の父」とよばれる書家比田井天来。母は仮名書家比田井小琴。 書学院(父、天来が創設した書の研究機関)が所蔵する碑法帖に囲まれて育ち、徹底して古典から書法を学んだ南谷ですが、模索するうちに到達したのは、文字性を放棄した心線の表現でした。 南谷の心線作品は当時の書壇に大きな衝撃を与え、賛同者を得て前衛書運動へと発展していきました。アメリカ、ヨーロッパでも称賛され、世界的に認
【開催情報などをご確認の上お申し込みください。】 参加をお申し込みの際にアンケートがあります。お手数ですが回答のご協力をお願いいたします。 ワークショップで使用する道具をご自身で用意していただく必要があります(下記〈持ち物〉の項目をご確認ください)。 少人数制です。参加するには必ずお申し込みが必要です。 (当日の座席・配付資料は、参加お申し込み人数分のみ用意します。そのため、お申し込みなしでの当日入場できません。予めご了承ください。) 「デザイン書道入門」ワークショップ 2022 講師=美登英利さん/グラフィックデザイナー、デザイン書家。 日時=2022年7月31日(日)13:00〜17:00(開場12:30) 会場=マツモトアートセンター 2階 多目的スペース 募集定員=5~10名(最大12名)〈少人数制・要申し込み〉 参加費=4,000円 ※当日会場払い 持ち物=下記①~⑦をご確認くだ
江戸時代には、欠けた書物を分割し、書の美術品である古筆切(こひつぎれ)として、鑑賞、蒐集することが流行し、筆跡鑑定を職業とする古筆家(こひつけ)が成立しました。 2021年に(財)センチュリー文化財団より慶應義塾に寄贈いただいた「センチュリー赤尾コレクション」には、江戸初期から昭和期までの約300年の鑑定活動を通じて、古筆本家に集積した膨大な資料や記録などがまとまって存在しています。現在整理作業を進めていますが、その学術的価値の高さは計り知れません。本展では、その一部を初公開するとともに、慶應義塾の所蔵作品を加えて、古筆家の人々の活動と、鑑定文化を紹介します。 主催:慶應義塾ミュージアム・コモンズ、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 協力:慶應義塾大学三田メディアセンター
独孤本定武蘭亭序並蘭亭十三跋(部分) 趙孟頫筆 中国 元時代・至大3年(1310) 原跡=王羲之筆 中国 東晋時代・永和9年(353) 高島菊次郎氏寄贈(会期中頁替あり、画像の頁は2月1日(火)~20日(日)まで展示予定) 令和4年(2022)は、中国書画史に燦然と輝く巨星、趙孟頫(字子昂)(ちょうもうふ(あざな すごう)、1254~1322)の没後700年にあたります。趙孟頫は、南宋時代(1127~1279)の末期に、宋の太祖の11代目の子孫として呉興(浙江省)に生まれました。26歳で宋王朝の滅亡に遭い、33歳でモンゴル人が統治する元王朝(1271~1368)に召され、世祖(せいそ)から英宗(えいそう)までの5人の皇帝に仕えて、晩年には従一品の高官に任ぜられました。 漢民族王朝である宋の皇族出身でありながら、異民族王朝の元に仕えたことから非難も受けますが、趙孟頫は漢民族の伝統文化の護持に
【奈良】京都清水の陶工で、在野で中国古印の研究に尽力した加藤慈雨楼(じうろう、1904~2000)の作品や業績を紹介する「加藤慈雨楼―磁印凜々(じいんりんりん)―」が、依水園(奈良市水門町)内の寧楽(ねいらく)美術館で開かれている。 慈雨楼は京都の窯業(ようぎょう)の家で育ち、幼い頃から漢詩や絵に親しんだ。1933年に篆刻(てんこく)家の園田湖城(こじょう)に入門。篆刻結社「同風印社(どうふういんしゃ)」で研鑽(けんさん)を積み、やきものの印「磁印」を多数制作した。家業に専念して一時篆刻から離れたが、60歳を過ぎてから、再び中国の古印の研究に取り組み、同美術館などのコレクションを調査した。 企画展では知られざる慈雨楼の功績を紹介。王羲之(おうぎし)の「蘭亭序(らんていじょ)」を彫った入れ子式の磁印や、大覚寺(京都市)所蔵で、8センチ四方に般若心経278文字を配した白磁の印など、本人の作品や
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