スポーツの秋、張り切りすぎにご注意を−。スポーツ中(格闘技を除く)にけがをして東京消防庁に救急搬送される人が、平成20年で10月が476人と最も多いことが、産経新聞の取材で分かった。中でも普段体を動かす機会の少ない中高年者が転んでけがをする事例が目立つという。 同庁によると、平成20年にスポーツ中にけがをして救急搬送されたのは4517人。10月は中高年者のけがが目立ち、50代の女性が子供の運動会で「大玉転がし」に参加し、転んで手首を骨折し入院。60代の女性が卓球のラリー中に転んで両手首を痛めて入院するなど、競技者同士の接触の少ない軽度の運動でも、けがにつながる事例がある。 12日は体育の日。スポーツイベントが多いが、中高年者は体力を過信せず、「頑張りすぎ」に注意した方がよさそうだ。