東京からイタリアに出張した日本人男性3人が北部ミラノのナイトクラブで計7265ユーロ(約97万円)を支払い、帰国後に1人が「ぼったくりだ」と訴えていることが分かった。10日のコリエレ・デラ・セラ紙などが伝えた。イタリアでは日本人客に法外な値段を請求したローマのレストランが閉店させられ、観光相が謝罪したばかり。 3人は昨年12月11日夜、ナイトクラブ「プッシー・キャット」を訪れ、翌未明まで滞在し、代金をカードで払った。うち1人が帰国後、日本にあるイタリア政府観光局に対し、酔っていたことから8万円程度の支払いだと勘違いしていたと説明、苦情を訴えた。連絡を受けたイタリアの消費者団体が調査を行い、同国での訴訟を男性に勧めたという。ナイトクラブ側は高級シャンパンを次々と注文し、従業員らにもおごったことから高額な請求になったとしている。(共同)