【上海=河崎真澄】米マイクロソフトが22日に発売する新しい基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7(セブン)」の海賊版が中国で早くも氾濫(はんらん)している。上海市内の店頭には海賊版が堂々と並べられており、価格はディスク1枚がわずか5元(約65円)からと驚く安さだ。 店員によると、地元の大学生などに人気で、この店ではすでに数百枚を販売したという。原盤の入手ルートやどこまで正しく動作するかなどは不明だ。 中国語対応の「ウィンドウズ7」海賊版は本物そっくりのデザインのパッケージにディスクが1枚収められている。パソコンにセットするとOSのダウンロード指南も表れた。別の店員によると、海賊版を搭載したパソコンもすでに各地で販売されており、“コピー天国”の混乱ぶりには歯止めがかからないようだ。 ソフト著作権保護団体ビジネス・ソフトウエア・アライアンス(BSA、米ワシントン)が5月にまとめた2008年海賊版ソ