中国政府が、大都市で深刻化する大気汚染への対応を迫られている。国民の環境意識は高まっており、対策の遅れは社会の不安定化につながりかねない。 ◆業務用マスク スモッグが重く低く立ちこめる北京市内。何かが焦げたような臭いが街中に漂う。外をしばらく歩くと、目や鼻、のどに違和感を覚え、室内にいても頭にずんと重みを感じる。 北京に1日滞在すれば「たばこを21本吸ったのと同じ計算」(中国誌「新民週刊」)と言われ、「N95」の表示がある業務用マスクが品薄状態だ。1枚約7元(約100円)と通常のマスクより割高だが、健康被害をもたらす微粒子状物質(PM2・5)の吸引を確実に防ぐのに必要とされる。安価な偽物も出回っている。 1月下旬、国営中央テレビのアナウンサーが中国版ツイッター「微博」に、屋外で交通整理にあたる警官が「マスク着用を禁じられている」と書き込むと同情論が広まり、公安省は一転、「状況に応じたマスク
中国政府が、大都市で深刻化する大気汚染への対応を迫られている。国民の環境意識は高まっており、対策の遅れは社会の不安定化につながりかねない。 ◆業務用マスク スモッグが重く低く立ちこめる北京市内。何かが焦げたような臭いが街中に漂う。外をしばらく歩くと、目や鼻、のどに違和感を覚え、室内にいても頭にずんと重みを感じる。 北京に1日滞在すれば「たばこを21本吸ったのと同じ計算」(中国誌「新民週刊」)と言われ、「N95」の表示がある業務用マスクが品薄状態だ。1枚約7元(約100円)と通常のマスクより割高だが、健康被害をもたらす微粒子状物質(PM2・5)の吸引を確実に防ぐのに必要とされる。安価な偽物も出回っている。 1月下旬、国営中央テレビのアナウンサーが中国版ツイッター「微博」に、屋外で交通整理にあたる警官が「マスク着用を禁じられている」と書き込むと同情論が広まり、公安省は一転、「状況に応じ
ムシーア(CNN) 2002年にスペイン沖で起きた史上最大規模とされる重油流出事故は、8年経った現在も地元地域の住民や生態系に深刻な被害を及ぼしているようだ。 2002年11月、スペイン北西部ガリシア地方沖でバハマ船籍の重油タンカー「プレステージ」号が暴風雨に見舞われ座礁、船体の亀裂から大量の重油が流出した。スペイン政府は沿岸部への被害を食い止めるため、タグボートで沈没船を沖合にえい航するよう命じた。だがその数日後、船体が二つに折れて海底に沈没。重油が海に流れ出し、数百万ガロンに上る重油が沿岸地域に打ち上げられた。 このプレステージ号の沈没は、史上最大規模の重油流出事故のひとつとされている。10万人以上ものボランティアが油膜の除去作業に追われた。スペイン政府および欧州連合がこの除去作業に費やした費用は数十億ドルに達したという。 世界自然保護基金(WWF)によると、事故による環境汚染で推定2
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