大リーグ機構は、ことし7月に行われるオールスターゲームの開催地をジョージア州アトランタから変更すると発表しました。ジョージア州で成立した選挙に関する法律が、黒人などマイノリティーの投票を妨げると批判が相次いでいることを受けた措置だとしています。 大リーグ機構のロブ・マンフレッドコミッショナーは2日、ことし7月に南部ジョージア州アトランタで予定されていたオールスターゲームの開催地を変更すると発表しました。 ジョージア州では、選挙の期日前投票での身元確認を厳格化して有権者の投票権を制限する法律が先月、成立し、州の人口のおよそ3分の1を占める黒人などのマイノリティーの投票を妨げると批判が相次いでいました。 背景には、黒人などのマイノリティーは、経済的な理由から運転免許証など政府発行のIDカードを持つ人が比較的少ないことがあります。 声明でコミッショナーは「大リーグはすべてのアメリカ人が投票権を持