便の色がおかしいとき 便の色はなぜ変わるか 便は食べたものが消化、吸収され消化管より分泌された胆汁(たんじゅう)などが加わったものです。その結果、色は茶から黄土色をしているのがふつうです。ときに胆汁の緑色が加味されていることもあります。それ以外の色のときは何かおかしいと一般的に感じます。すなわち黒っぽい便、赤い便、白い便のときです。 黒っぽい便、赤い便は血液が混入した便で、消化管のどこかが出血した結果です。黒っぽい便は肛門から遠い場所の出血です。赤い便は肛門近くの出血です。 子どもに多い出血便は腸重積(ちょうじゅうせき)、感染性胃腸炎、切れ痔です。 腸重積 腸が腸の中に入り込み腸閉塞(ちょうへいそく)になります。速やかに元に戻す必要があります。1歳前後の乳幼児が多く、おなかの痛み、嘔吐が最初あります。 おなかが痛いときは、おとなと同じようにおなかをかばう仕草をします。歩ける子どもではうずく