名古屋出入国在留管理局(名古屋市)で3月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が死亡した問題で、収容中の監視カメラ映像の全面開示や再発防止策の徹底を求める署名活動をする学生たちが16日、東京・永田町の参院議員会館で記者会見した。約7万7000筆集まった署名の声を紹介した他、第三者による調査機関の設置や、職員の処分が軽すぎるとして見直しなどを入管に求める提言について説明した。【上東麻子/デジタル報道センター】 出入国在留管理庁は8月10日にウィシュマさんの死に関する最終報告書を公表。同12日に約2週間分の監視カメラ映像を約2時間に編集し、遺族だけに開示した。遺族が精神的ショックを受けて半分程度しか見ることができなかったため、今月10日に再視聴の機会を持ったが、遺族側が求めた代理人弁護士の同席が認められず、視聴は取りやめとなった。入管側は全映像の開示や遺族への複製映像提供な