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scienceとspaceに関するgavのブックマーク (71)

  • 土星の衛星タイタンや冥王星の内部海はなぜ凍らないのか?、岡山大が解明

    岡山大学は12月23日、土星の衛星タイタンや木星の衛星エウロパ、ガニメデ、また準惑星の冥王星など、太陽系の外惑星とその衛星などに豊富に存在する水について、低温かつほかの天体構成物質が存在する環境下で、その表面から内部海に至るまでの地殻をなす水がどのような状態であるのかを理論的に突きとめたと発表した。 同成果は、岡山大学 異分野基礎科学研究所(理学部)理論化学研究室の田中秀樹教授、同・矢ヶ崎琢磨特任講師(現・大阪大学大学院 基礎工学研究科 特任准教授)、同・松正和准教授らの研究チームによるもの。詳細は、米天文学会の発行する国際科学雑誌「Planetary Science Journal」にオンライン掲載された。 低温かつ一定の圧力がある環境下においては、気体と水が一緒に凍結したガスハイドレートが生じることがある。通常、疎水性分子であるメタン、エタン、プロパンなどは、液体状態の水に対する溶解

    土星の衛星タイタンや冥王星の内部海はなぜ凍らないのか?、岡山大が解明
  • JAXAが会見、はやぶさ2カプセルには「数mmサイズのサンプルがどっさり」

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月15日、小惑星探査機「はやぶさ2」に関するオンライン記者会見を開催し、再突入カプセル内部のサンプル確認について、最新状況を報告した。これまでにサンプルキャッチャーA室の開封まで進んでおり、目視できる量・サイズのサンプルを確認。予想以上の量が入っており、関係者は喜びを見せた。 キャッチャーA室の様子。まさに「大漁」といえる量が入っている。写真では茶色く見えるが、肉眼では黒いとのこと (C)JAXA 今回、津田雄一プロジェクトマネージャは不在だったのだが、ビデオメッセージを寄せており、その中で「明らかにリュウグウで採取された砂が相当量入っていることが確認できた。これではやぶさ2は、サンプルリターンミッションを完全完遂できたことになる」と、プロジェクトを総括。 「計画してから10年以上、打ち上げから6年。私たちが夢にまで見た小惑星の砂、地球外の天体のサンプ

    JAXAが会見、はやぶさ2カプセルには「数mmサイズのサンプルがどっさり」
  • 未知の惑星「プラネット・ナイン」にそっくりな系外惑星を発見! 太陽系内での発見の手がかりになる可能性 - ナゾロジー

    太陽系には、冥王星のはるか外側を回る未知の惑星「プラネット・ナイン」が存在しているという説があります。 未だにその正体は不明ですが、このプラネット・ナインと性質がそっくりな惑星が他星系で発見されました。 カリフォルニア大学バークレー校の研究チームが、12月10日に天文学の科学雑誌『Astronomical Journal』で発表した新しい研究では、地球から336光年離れた二重連星系の惑星「HD 106906 b」は予想されるプラネット・ナインそっくりの軌道を回っていると報告しています。 これは未だ発見できないプラネット・ナインの形成を理解する手がかりになるかもしれません。 >参照元はこちら(英文)

    未知の惑星「プラネット・ナイン」にそっくりな系外惑星を発見! 太陽系内での発見の手がかりになる可能性 - ナゾロジー
  • 東大など、約100億光年彼方のクエーサーで鉄などの存在量比の推定に成功

    東京大学と京都産業大学は12月2日、共同開発した近赤外線高分散分光器「WINERED」を、ヨーロッパ南天天文台がチリ共和国に設置した新技術望遠鏡に搭載して約100億光年離れたクエーサー6天体の分光観測を実施し、取得したスペクトルに見られる輝線の強度から鉄とマグネシウムの存在量比を推定したところ、宇宙化学進化の理論モデルと一致することが判明したと発表した。 同成果は、東大大学院 理学系研究科附属 天文学教育研究センターの鮫島寛明特任助教、東大の吉井譲名誉教授(米・アリゾナ大学スチュワード天文台教授兼任)、京産大 神山天文台の河北秀世天文台長(同大学理学部教授兼任)らの共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal」に掲載された。 金属でもっとも知られた存在といえる鉄。その起源をたどると、かつて輝いていた大型の恒星たちの内部にたどり着く

    東大など、約100億光年彼方のクエーサーで鉄などの存在量比の推定に成功
  • ALPINEプロジェクト、初期宇宙の銀河が予想以上に成熟していることを観測

    東京大学 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)、早稲田大学(早大)、国立天文台の3者は10月27日、国際共同研究プロジェクト「ALPINE(アルパイン)」において、南米チリの電波望遠鏡群「アルマ望遠鏡」を活用し、初期宇宙で成長途中にある118個の銀河を調査した結果、その多くが大量の塵や金属元素を含んでおり、加えてすでに「回転円盤銀河」となる兆候を示しているなど、従来の予想に反して遥かに銀河が成熟していたことを明らかにしたと発表した。 初期宇宙における大量の星間塵を含んだ回転円盤銀河のイメージ。この(画像)では、アルマ望遠鏡を使った電波での観測で示されるように、赤色部分がガス、青および茶色の部分が星間塵を表している。背景は、VLTやすばる望遠鏡の可視光観測データに基づく多数の銀河がはめ込まれている。(c) B. Saxton NRAO/AUI/NSF, ESO,

    ALPINEプロジェクト、初期宇宙の銀河が予想以上に成熟していることを観測
  • 土星の衛星タイタンから、生命誕生のカギになるかもしれない「非常に奇妙で珍しい分子」が発見される - ナゾロジー

    これまで星間空間でしか発見されていなかった「シクロプロペニリデン」がタイタンの大気中から発見された。 / Credits: Conor Nixon/NASA’s Goddard Space Flight Center

    土星の衛星タイタンから、生命誕生のカギになるかもしれない「非常に奇妙で珍しい分子」が発見される - ナゾロジー
  • すばる望遠鏡、M105楕円銀河の周囲に広がる低金属量の古い星々を観測

    国立天文台は10月7日、海外の研究チームがすばる望遠鏡を活用して、楕円銀河「M105」を取り囲むように散らばっている「惑星状星雲」の分布を測定することにより、低金属量の古い星々が銀河の周りに広く存在していることを明らかにしたと発表した。 同成果は、ヨーロッパ南天文台やマックス・プランク地球外物理学研究所などの国際共同研究チームによるもの。詳細は、天文物理学誌「Astronomy & Astrophysics」に掲載された。 天の川銀河も含めて、この宇宙に存在する観測可能な銀河のほとんどが、銀河群や銀河団、さらには超銀河団といった階層構造の一部として存在している。例えば天の川銀河の場合は、アンドロメダ銀河(M31)やさんかく座銀河(M33)、そしてより小型のそれらの伴銀河などと共に「局部銀河群」を構成している。そして、局部銀河群は周辺の銀河群と共に「おとめ座超銀河団」の一員であり、さらにおと

    すばる望遠鏡、M105楕円銀河の周囲に広がる低金属量の古い星々を観測
  • 超大質量ブラックホール 「宇宙のクモの巣」の中心で発見

    ブラックホールの中心とそのガスの網に閉じ込められた銀河の想像図。欧州南天天文台提供(2020年9月29日提供)。(c)AFP PHOTO /L. CALCADA/EUROPEAN SOUTHERN OBSERVATORY 【10月2日 AFP】宇宙が誕生したビッグバン(Big Bang)から間もない頃に、超大質量ブラックホールの「宇宙のクモの巣」にかかった6つの銀河を発見したとする天文学者チームの研究結果が1日、発表された。謎多き超大質量ブラックホールの生成過程の解明に一歩近づく可能性があるという。論文は国際天文学誌アストロノミー&アストロフィジックス(Astronomy and Astrophysics)に掲載された。 宇宙の歴史の初期に登場したブラックホールについては、ビッグバン直後に生まれた宇宙最古の星々である「ファーストスター」の崩壊によって形成されたと考えられている。だが、それら

    超大質量ブラックホール 「宇宙のクモの巣」の中心で発見
  • 宇宙にある「金」はどこからやってきたのか?元素の起源が覆った可能性あり - ナゾロジー

    金やプラチナはなぜ効果な貴重品なのでしょう? それは金が星の核融合では作られない重い元素だからです。このため宇宙のどこに行っても金は珍しい存在です。 では、そんな重い元素はどこで生まれているのでしょうか。 これまで、その主な起源は中性子星の衝突だと考えられてきました。 しかし、9月15日付けで科学雑誌『The Astrophysical Journal』に掲載された研究は、中性子星衝突の発生頻度では、現在の宇宙が持つ金の推定量を作り出すことはできないと報告しています。 一体、金は宇宙のどこでうまれているのでしょうか?

    宇宙にある「金」はどこからやってきたのか?元素の起源が覆った可能性あり - ナゾロジー
  • 銀河中心のガンマ線過剰放出の起源は暗黒物質の対消滅ではない、Kavli IPMU

    東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)は9月14日、ガンマ線宇宙望遠鏡「フェルミ」が10年以上前に観測した天の川銀河中心部から過剰に放出された高エネルギーガンマ線に関する観測データについての詳細な解析と、最新モデルによる徹底的な分析を実施した結果、その過剰な放出がダークマター(暗黒物質)の有力な候補とされている「WIMP」(ウィンプ:Weakly Interacting Massive Particle)の対消滅によって起きた可能性が否定され、暗黒物質の性質に強い制限を与えたと発表した。 同成果は、Kavli IPMUのオスカー・マシアス特任研究員を中心とする国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が発行する物理学専門誌「Physical Review D」オンライン版に掲載された。 フェルミは、2008年6月にNASAによって打ち上げられた高

    銀河中心のガンマ線過剰放出の起源は暗黒物質の対消滅ではない、Kavli IPMU
  • アルマ望遠鏡、オリオン座の三連星の周囲に特異な巨大原子惑星系円盤を発見

    工学院大学と国立天文台は9月4日、アルマ望遠鏡を用いた観測から、若い三連星「オリオン座GW星」の周囲に、特異で巨大な三重の塵のリングが存在していることが確認されたことを発表した。 成果は、カナダ・ビクトリア大学のジャーチン・ビー氏、同ルオビン・ドン氏、工学院大学教育推進機構の武藤恭之准教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に掲載された。 天の川銀河の恒星の過半数は、ふたつ以上の恒星が共通重心を中心にして公転する「連星系」として生まれていることが知られている。太陽も現在は単独だが、46億年前に誕生した際にはパートナーがいたという説もあり、星の形成領域で同時期に複数の恒星が誕生することから、ふたつ以上の星が連星系をなすのは至って普通のできごとのようである。 現在、4000個以上の系外惑星が発見されているが、連星の周囲を公転す

    アルマ望遠鏡、オリオン座の三連星の周囲に特異な巨大原子惑星系円盤を発見
  • 宇宙が終わる前、死にゆく星は最後の花火を打ち上げる、新説

    2012年にNASAのハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河系の古い白色矮星。これらの白色矮星の年齢は120〜130億歳で、宇宙で最も早い時代に生まれた星々である。新しい研究によると、白色矮星は宇宙で最後まで生き残る星々でもあり、想像を絶するほど遠い未来に爆発するまで生き続けるという。(IMAGE BY NASA AND H. RICHER, UNIVERSITY OF BRITISH COLUMBIA) 宇宙の歴史の最終章は、うすら寂しいものになると予想されている。 はるかな未来、すべての星々が燃え尽きたあと、宇宙は寒くて暗い空間になり、興味深いことは起こらず、それどころか何も起こらなくなるだろうと、物理学者たちは考えている。宇宙が膨張し、物質の密度が下がると、利用可能なエネルギーはどんどん少なくなっていく。途方もなく長い歳月を経て、宇宙はいわゆる「熱的死」を迎える。 しかし、宇宙から光が消える

    宇宙が終わる前、死にゆく星は最後の花火を打ち上げる、新説
  • これまでで最大規模のブラックホール同士の衝突を検出!初の中間質量ブラックホールの発見に - ナゾロジー

    現在世界で稼働している2つの重力波検出器LIGOとVIRGOが、これまでで最大規模のブラックホールの衝突を検出しました。 それは太陽質量の約85倍と66倍のブラックホールの衝突で、これにより太陽質量の約142倍にもなる、さらに巨大なブラックホールが形成されたと考えられています。 これだけだと「へえ、すごいですね」で終わってしまいそうですが、重要なのはこれらブラックホールの質量です。 恒星質量ブラックホール(太陽質量の100倍)~大質量ブラックホール(太陽質量の100万倍)という範囲の中間質量ブラックホールは、実はまだ宇宙で直接発見された報告がなく、ブラックホールのミッシング・リンクとして注目されているものなのです。 今回、科学雑誌『Physical Review Letters』と『The Astrophysical Journal Letters』に掲載された新たな研究は、最大規模のブラ

    これまでで最大規模のブラックホール同士の衝突を検出!初の中間質量ブラックホールの発見に - ナゾロジー
  • 謎の「中間質量」ブラックホール発見か 太陽の約142倍 国際研究

    独マックス・プランク重力物理学研究所が提供したバイナリーブラックホール合体のシミュレーション画像(2020年9月2日提供)。(c)AFP PHOTO /N. Fischer, H. Pfeiffer, A. Buonanno/MAX PLANCK INSTITUTE FOR GRAVITATIONAL PHYSICS 【9月4日 AFP】極めて高密度なため、光でさえその重力から逃れることができない宇宙の怪物ブラックホールに関する現時点での理解によれば、存在すらするはずがないブラックホールを発見したとする研究結果が2日、発表された。これまで検出された中で最古の重力波の観測に基づく結果だという。 2つのブラックホールが合体して形成された重力波「GW190521」は、質量が太陽の約142倍で、観測史上初の「中間質量」ブラックホールだと、約1500人の科学者で構成される2つの国際研究グループが2

    謎の「中間質量」ブラックホール発見か 太陽の約142倍 国際研究
  • 準惑星ケレスの地下に「活動中の海」があると判明。生命体誕生の可能性もあり! - ナゾロジー

    準惑星ケレスには、表面に明るく輝く領域があると知られていました。 これまでの観測ではその明るい領域が何であるのか詳細は不明でしたが、NASAの探査機ドーンが調査を行った結果、これが塩の1種である炭酸ナトリウムであることが明らかになりました。 地球では、炭酸ナトリウムは海底にある熱水噴出孔の周辺に存在する物質で、ケレスに塩水が存在していることが示唆されたとのこと。 さらに最新の調査では、ここに地球以外では見つかっていないハイドロハライト(含水塩岩)という鉱物が確認されました。 ハイドロハライトは海水が存在することを示す明確な証拠となります。 こうした調査からNASAの研究チームは複数の論文を学術誌『Nature』で発表し、そこではケレスの内部が想像よりも高温であること、地下に塩水の貯水層が存在しており、それが地表に現在も湧き出していることなどを報告しています。 まさか岩石の固まりと考えられて

    準惑星ケレスの地下に「活動中の海」があると判明。生命体誕生の可能性もあり! - ナゾロジー
  • 準惑星ケレスは「海洋天体」 研究

    無人探査機ドーンが撮影した準惑星ケレス(2015年6月2日提供)。(c)AFP PHOTO HANDOUT-NASA 【8月11日 AFP】太陽系内の小惑星帯にある準惑星ケレス(セレス、Ceres)は不毛の岩石小惑星と長年考えられていたが、表面下に海水をたたえる海洋天体であることが10日、主要探査ミッションの結果で明らかになった。 ケレスは、火星と木星の間の小惑星帯にある最大の天体で、自身の重力を持つため、米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ドーン(Dawn)」が周回観測を行い、表面の高解像度画像を撮影することができた。 欧米の科学者チームは最新の研究で、ドーンから送信された、約35キロ離れた距離から撮影したケレスの画像を分析した。 研究チームは2000万年前に形成されたオッカトル(Occator)クレーターに着目し、その表面下に塩水の「広大な貯留層」が存在することを断定した。 英科学誌

    準惑星ケレスは「海洋天体」 研究
  • 史上最大の3D宇宙地図が完成、「宇宙の膨張の完全な物語」

    膨張する宇宙の3D地図。スイス連邦工科大学ローザンヌ校が公開した映像より(2020年7月19日公開)。(c)AFP PHOTO / SWISS FEDERAL INSTITUTE OF TECHNOLOGY LAUSANNE (EPFL) 【7月20日 AFP】世界30機関の宇宙物理学者ら数百人が協力して完成させた、史上最大の宇宙の3D地図が20日、公開された。銀河やクエーサー(準恒星状天体)など400万個以上の天体の解析結果を示したものだ。 「宇宙の膨張の完全な物語」を構築できたと、カナダ・オンタリオ(Ontario)州にあるウォータールー大学(University of Waterloo)のウィル・パーシバル(Will Percival)氏は述べた。20年以上をかけたプロジェクトで、「これまでで最も広範囲の宇宙時間について、最も正確な膨張史の測定」ができたという。 3D地図の作成には、

    史上最大の3D宇宙地図が完成、「宇宙の膨張の完全な物語」
  • 超大質量ブラックホールの誕生を解明する手がかりが見つかる - ナゾロジー

    130億光年近く離れた宇宙の果てからは、太陽の数十億倍という超大質量ブラックホール(Supermassive black hole:SMBH)がいくつも見つかっています。 ビッグバンから10億年未満という時代に、これだけ巨大な質量のブラックホールが存在する理由は、既存の理論では説明ができず、天文学の大きな謎になっています。 これを説明するために、科学者は2つの可能性を考えているそうです。 1つは重い恒星の死によって誕生した太陽質量の100倍程度のブラックホールが種となり、急成長したという恒星崩壊説。 もう1つは、初期宇宙を漂っていたガス球(水素ガスの塊)が、星にならずに直接重力崩壊を起こして、太陽質量の数10万倍というブラックホールを生み出したという直接崩壊説です。 このどちらかを決定するためには、SMBHの最小質量(誕生時の質量)がどの程度であったかを知る必要があります。 今回の研究は、

    超大質量ブラックホールの誕生を解明する手がかりが見つかる - ナゾロジー
  • 「事象の地平面」を持たない新たなブラックホールの姿が理論的に導かれる。 情報問題も解決可能 - ナゾロジー

    内部構造のある「事象の地平面」を持たない新しいブラックホールの姿が理論的に導かれたブラックホールは強重力で、物質が取る高密度の新たな相と捉えることができるこれまで謎の多かったブラックホールの保持する情報量も、従来の予想と整合的に計算できる ブラックホールというと、なんでも吸い込む宇宙に空いた穴のようなものを想像する人が多いでしょう。 これまでイメージされてきたブラックホールは、まさに穴の様な存在で、「事象の地平面」という重力の滝壺みたいな領域に落ちてしまうと、光さえ脱出できなくなると言われていました。 このため、内部がどのようになっているかは一切わかりません。 しかし、理化学研究所と京都大学の研究者による共同研究チームは、ブラックホールの内部を論理的に記述した新しいブラックホールのイメージを発表しました。 新しいイメージでは、ブラックホールが「事象の地平面」を持たない高密度の物体であるとさ

    「事象の地平面」を持たない新たなブラックホールの姿が理論的に導かれる。 情報問題も解決可能 - ナゾロジー
  • まるでむき出しの木星、ガス惑星の核、初の発見

    太陽系外惑星TOI-849bは、主星のすぐ近くの軌道を回る。海王星とほぼ同じ直径をもつ大きな惑星だが、岩石からなり、信じられないほど密度が高い。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, UNIVERSITY OF WARWICK) 地球から約730光年、銀河系のスケールで言えばさして遠くないところで、太陽に似た恒星の周りを回る不思議な惑星が見つかった。主星からの距離が非常に近く、大きくて、密度が高い。他にこのような惑星は、太陽系内はもちろん、はるか彼方の宇宙でも見つかっていない。 TOI-849bと名付けられたこの灼熱の惑星は、これまでに観測された岩石惑星の中で最も重く、地球40個分もの質量がある。これだけ質量が大きければ、木星のような巨大ガス惑星になるはずなのに、なぜかほとんど大気がない。現在の惑星形成理論では、この天体の形成過程を説明することはできない。 「TOI-

    まるでむき出しの木星、ガス惑星の核、初の発見