時々行く配達先の企業があるが、この会社、階段しかないフロアに百個くらい荷物を届けることが時々あり、みんなが嫌がる しかしその企業でいつも出てきてくれる女性は女神みたいな人で、おそらく同じくらいのアラフォーなのだが、いつも事前にフロアに冷房をつけて涼しくして置いてくれて、終わったら冷えたお茶とおしぼりを出してくれる 「階段しかなくてごめんなさい。いつもありがとう」と言ってくれる 汗だくになった身に冷たい麦茶は冬でも染みる 階段しかないフロアに配達することは他でもあるけれど、ここまで毎回気遣ってくれるところはなくて、みんなあの会社に行くのは嫌だけど、あの女性がいるからまあマシか、と思っている 最近その女神が独身だと知ってしまった 年齢もあまり変わらないし、声を掛けてもキモいとは思われないと思うんだが、どうなのかな 一度ラインの交換をしたいとかいきなり言ったらダメだよな 本当は少し話したいけど次