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ブックマーク / magazine-k.jp (33)

  • 最善なアウトプットのための、適切な“調べる”を調べたい

    こんにちは、心は永遠の大学生、山田苑子です。 いま、大人の勉強と調べ物というテーマは、大ブームらしいです。『調べる技術国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』が好評で早くも六刷3万部とか(*1)。『独学大全』も出版後すぐ話題になっていました。 誰でもネットで簡単に検索できる時代となった結果、結局「調べる」が結構難しいことだ、ということが可視化されつつあるのがこの5年位じゃないかな。私自身、ちょっとだけ大学で非常勤講師をした時は、結局学生に調べる方法ばかり伝えていたような気がします。だからこそ「調べる」が今、ブームなんでしょう。 現実問題として、「調べ過ぎる」ほうが怒られる。 でもね、ちょっと待って欲しい。私、仕事として複数業界の専門誌ライターをしてもうすぐ10年目に突入する者なんですが、原稿を納品して「よく調べてくれた!」「そんなに調べ上げてくれて、すごいね!」などと言われたことは、ま

    最善なアウトプットのための、適切な“調べる”を調べたい
    gcyn
    gcyn 2023/04/21
    『原稿を納品して「よく調べてくれた!」「そんなに調べ上げてくれて、すごいね!」などと言われたことは、まぁ、ほぼ無いに等しい/クライアントさんとしては「サッサと出してくれ」としか言いようがありません』
  • 突き破るべき地面はどこに

    第18信(藤谷治から仲俣暁生へ) 仲俣暁生様 数年前に「フィクショネス」をたたみ、昨年は仕事と書庫のために借りていた「隠れ家」も引き払って、この一年はずっと自宅で仕事をしていたのですが、最近はまた河岸を変えています。 家から自転車で十五分くらいのところにある、ちっぽけな図書館の資料閲覧室に資料やゲラやノートを持ち込んで、ガリガリやっているのです。最初は、ちょっと気分を変えられたら、くらいの気持ちでしたが、これが実に具合がいい。 隣席との間に仕切りのある机と椅子がいくつか並んでいて、棚には百科事典や便覧のたぐいが置いてあり、いつも六分から八分の席が埋まっていて、高校生が受験勉強をしていたり、退職したらしきオジサンオバサンが資格試験のを読んだりしています。コンセントもなければヘッドライトもありません。特定の席でしかパソコンを使うこともできません。その特定の席でも、Wi-fiがないからネット

    突き破るべき地面はどこに
    gcyn
    gcyn 2019/08/29
    『自由という概念は一枚岩ではありませんから、こちらはこちらの自由を模索し、試行するだけ』『一見、いかにも芸術表現を尊重しているように書かれていますけれど、実際には「文化芸術」の範囲を制限するものです』
  • いま本をめぐる環境は、とてもよいのではないか

    あけましておめでとうございます。今年で「マガジン航」は創刊から10年を迎えることになります。 昨年は下北沢に誰でも来ていただける「編集室」をあらたに設けました。今年はこの場所を拠点に、ウェブメディア以外にもいろいろな活動をしてまいります。今後も「マガジン航」をどうぞよろしくお願いいたします。 *   *   * この年末年始は仕事を離れて自分の読みたいだけを読んで過ごした。10年前にこのサイトを立ち上げたときに漠然と思い描いていたような、電子化へと急激に舵を切るような「の未来」は、2019年の現在もまだ現実には訪れていない。けれどもいま私たちが享受している書物をめぐる環境は、読者という立場に身をおくかぎりは、きわめて快適といっていいだろう。 仕事納めのあと、買ってからしばらく積んであったの山を崩し、手始めに野崎歓『水の匂いがするようだ――井伏鱒二のほうへ』(集英社)にとりかかった。一

    いま本をめぐる環境は、とてもよいのではないか
    gcyn
    gcyn 2019/01/09
    古い過去も自分が経験した過去も移行期だったのに今の移行期にだけ文句をいうようなことになるなら仕方ない話ですよね(「とはいえ…」という気持ちもありつつ、ポジティブな話を書かれる方は少ないので好感で)。
  • 出版業界は沈みゆく泥舟なのか

    まるで沈みゆく泥舟のようではないか、と思う。日の出版業界のことだ。 このコラムは毎月、基的に月初に公開することにしている。毎月更新される小田光雄氏の「出版状況クロニクル」や、ジュンク堂書店の福嶋聡氏の「屋とコンピュータ」といったコラムを意識しつつ書いているのだが、これまではできるだけポジティブな話題を見つけるようにしてきた。でも今月はどうしても筆が進まず、公開が週をまたいでしまった。いまだに何を書いてよいやら、という諦めのような境地にさえなっている。 「文字もの」電子書籍は未だに紙の4% そうした思いを抱いた理由の一つは、先月に相次いで公開された出版市場統計である。 まず、インプレス総合研究所から2017年の日電子書籍と電子雑誌の市場規模が発表された。同研究所の調査によると、昨年の電子書籍市場規模は前年比13.4%増の2241億円、電子雑誌市場規模は前年比4.3%増の315億円。

    出版業界は沈みゆく泥舟なのか
    gcyn
    gcyn 2018/08/07
    『夏の文庫本フェアは果たして、若い世代の読者に届いているのだろうか』『かつて、国費を使って電子書籍を「緊急」かつ大量に制作しようというプロジェクトがあった』『その成果はいまどこにあるのか』
  • ロジスティックス革命と1940年体制の終わり

    「マガジン航」のエディターズ・ノートは毎月1日に公開することにしているのだが、今月はどうしても考えがまとまらないまま最初の週末を越えてしまった。理由はほかでもない、出版物流の限界がはっきりと露呈してきたからであり、それを前提とした出版産業の未来をポジティブに考えることが難しいと思えたからである。 取次自身が認めたシステム崩壊 出版関係者の多くが読んでいると思われる二つのネット連載が、この問題に触れている。まず小田光雄氏の「出版状況クロニクル」は6月1日の記事(第121回)で「新文化」(4月26日付)や「文化通信」(5月21日付)などが伝えた大手取次のトーハン、日販の経営者の生々しい発言を紹介している。 「出版業界は未曽有の事態が起こりつつある」(トーハン・藤井武彦社長) 「取次業は崩壊の危機にある」(日販・平林彰社長) こうした大仰な発言の背景にあるのは、取次という出版流通ビジネスの屋台骨

    ロジスティックス革命と1940年体制の終わり
    gcyn
    gcyn 2018/06/04
    『「電子書籍」をめぐる議論のほとんどは、いま思えば徒労だった』『アマゾンもグーグルも電子書籍にはすっかり興味を失ったようで、その後は技術的なアップデートがほとんどなされていない』
  • Twitterは言論プラットフォームたりうるか?

    政治から身の回りに関わることまで、私たちは日々議論を通じてさまざまな意思決定を行っている。歴史を遡れば、時代背景や技術環境に応じてその基盤(プラットフォーム)となるべきメディアも変化し続けてきたことがわかる。 21世紀初頭はTwitterが突如、私たちの意思決定に大きな影響を及ぼすメディアとして存在感を増した時代と記録されるはずだ。2006年に「140文字の短文を投稿する」という極めてシンプルな仕組みで生まれたTwitterは、2017年現在、世界で3億人がアクティブに利用するソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)となっている。 筆者も2007年からTwitterを使っている。私ごとではあるが、フリージャーナリストとして独立したのがちょうどその頃だったので、ブログを書くような手間もかからず、素早く情報が拡散されるTwitterはありがたい存在だった。大きな発表や事件が起こったときに、

    Twitterは言論プラットフォームたりうるか?
    gcyn
    gcyn 2017/11/16
  • 八戸ブックセンター訪問記

    昨年暮れに青森県八戸市にオープンした八戸ブックセンターのことがずっと気にかかっていた。あまり聞いたことのない「市営の書店」だということ、私の住む東京・下北沢で「屋B&B」を経営している内沼晋太郎さんがそのディレクションを担当していること。そしてなにより、ネット等の記事を読んだだけでは、あまり明瞭なイメージが浮かばないこと。以上が理由である。 これは現地に行ってみるしかないと思っていたところ、私が客員で教えている大正大学の地域構想研究所が発行する「地域人」という雑誌から、ローカルメディアの特集を組むというので声をかけていただいた。誌で「ローカルメディアというフロンティアへ」を連載中の影山裕樹さんや、内沼晋太郎さんとともに座談会に出ることになり、幸いにも、その流れで八戸ブックセンターを訪れることができた。 まもなく刊行される『地域人』の次号に八戸ブックセンターについて寄稿した記事が掲載され

    八戸ブックセンター訪問記
    gcyn
    gcyn 2017/07/12
    『本のセレクトショップ」とあり、多くのメディアでも「市営の書店」と報じられていた』『「品揃えのいい公共図書館の分館」といったほうが、その佇まいが伝わるかもしれない』
  • 新潮社がBook Bangをはじめたわけ

    昨年12月1日、出版界隈をざわめかせたサービスがローンチした。「Book Bang(ブックバン)」という書評総合サイトがそれだ。書評サイト自体は珍しくない。しかし新潮社が手がけるにもかかわらず、多彩な――いっけん競合とも思える――出版社・新聞社・取次会社が一堂に会していることで、「いったいどんな背景や狙いがあるのか?」と業界関係者が関心を寄せたのだ。担当者である新潮社「のまわり」WEB事業室・長井藍さんに話を聞くことができたので、気になるポイントについて紹介していきたい。

    新潮社がBook Bangをはじめたわけ
    gcyn
    gcyn 2016/01/22
    "『「本との出会い」のきっかけを提供したい、というところからはじまった事業』『きっかけの重要な部分を占める「人からの推奨」=「書評」を充実させ、多くの人に読んでもらいたいとの想い』/新潮社がBookBangをはじ
  • 「フリーライブラリアン」のすすめ

    私の肩書の一つは、フリーライブラリアンです。「図書館外で図書館司書のようなはたらきをする人」という意味で、数年前から使っています。 きっかけは、二つありました。一つ目は、司書のはたらきは人から必要とされている、けれど届いていない、と感じる出来事があったこと。当時勤めていた大学図書館でのレファレンス(調べものの手伝い)について友人に説明すると「図書館の人にそんな質問してよかったの?」という反応をされることが、たびたびありました。図書館を利用していないわけではない友人たちの反応から、司書にできることが世間で知られていない、知られていないがために活用されていない、と感じました。 「かかりつけの司書」となるまで そうこうしているうちに、ある年配の社会人大学院生との間で、印象に残るやりとりがありました。社会人入学をされるくらいだから、とても熱心な方です。レファレンスでは、単に質問内容だけを聞くのでは

    gcyn
    gcyn 2015/08/09
    "「フリーライブラリアン」のすすめ | マガジン航 [kɔː]
  • 音楽教育理数系編入論【前篇】

    『学校で教えてくれない音楽』(大友良英著・岩波新書)という書名はトリッキーである。著者が意図したわけではないだろうが、言葉の(日語とは限らない)曖昧さが潜んでいるのである。 おそらく著者は、これを「学校で教えてくれない(種類の)音楽」という意味でつけたのだろう。しかし僕はこのタイトルを、半ば意識的に誤解して読み始めたのだった。つまりこれは、「学校で教えてくれない音楽(というもの)」についてのなのではないかと。 音楽学校を除いて、日のいわゆる「普通の」学校、小中高等学校で、音楽を教えないことは、誰もがうすうす気がついていると思う。 確かに、僕が公立の小中学校に通っていた時にも、「音楽」と称する授業はあった。「音楽室」と称する部屋さえあった。そのへやには音楽に使うもの――ピアノとか、ほかの楽器とか、楽譜立てとか――があって、黒板には五線が引いてあり、壁には作曲家の肖像画が飾られていた。さ

    gcyn
    gcyn 2015/06/03
    最後の方のドレミファの話、大友さん的なのとこの稿との間の感じなんですけど、小学校でバケツベース的な一弦楽器を取り入れるの良いって思ってるのです、僕は。/音楽教育理数系編入論【前篇】 | マガジン航 [kɔː]
  • EUが電子書籍のVAT軽減税率を認めないわけ

    3月5日、EU司法裁判所はフランスとルクセンブルクが電子書籍に適用していたVATの軽減税率をEU法違反と判決した(判決文[PDF]。下はこの判決を報じたニュース映像)。この2国は、電子書籍を紙のと同じ扱いとして、2012年からフランスは5.5%、ルクセンブルクは3%と軽い税率で販売することを許可していた。 他のEU加盟国は電子書籍を「電子的なサービス品目」として扱い、20%前後の税率を適用していたため、統一市場として不平等な競争の様相を呈していた。 EUの今回の判断は、「電子書籍は紙のとは違う」「加盟国はEUの税制を遵守し足並みを揃えなければならない」というメッセージを明確に発した。 © European Union, 2015 EUの付加価値税体系はどうなっているか この記事を書いている私はベルギーの首都、そして欧州の首都とも称されるブリュッセル在住である。ベルギーでは基税率は21

    EUが電子書籍のVAT軽減税率を認めないわけ
    gcyn
    gcyn 2015/03/11
    『紙の本が電子になった途端に20%の高税率がかけられるのは』『本当の敵は』/マガジン航:EUが電子書籍のVAT軽減税率を認めないわけ
  • 池澤夏樹電子全集プロジェクトにたずさわって

    昨年来、池澤夏樹の書籍が続々と電子化されているのを知っていますか? 2014年7月1日に発表されて、それからほぼ予定通りに進んできた。シリーズ名は impala e-books、発行は ixtan、製作・発売はボイジャー。著者の池澤夏樹さんをはじめとして、このプロジェクトにはたくさんの人々がかかわっている。私もそのなかのひとりで、製作のうちの、テキストの編集をし、それを電子ファイルに変換するところまでを担当している。大きなプロジェクトのごく一部を担い、半年あまり作業を続けてきた。 池澤作品のアーカイヴ これを書いている2015年2月23日現在、すでに発売されているのは25冊、最終のチェック段階にあり、発売間近なものが2冊ある。ふつうの読書でも半年の間に一人の作家の作品を20冊以上読むのはかなりなことだと思うが、電子化のための編集となれば、池澤夏樹のテキストにまみれていると言っても全然おおげ

    gcyn
    gcyn 2015/02/26
    "マガジン航:池澤夏樹電子全集プロジェクトにたずさわって
  • 楽天Koboライティングライフが日本で開始

    12月18日午前10時、「楽天Koboライティングライフ」のベータ版がリリースされました。7月の東京国際ブックフェアでは「年内リリース」と予告されていたので、「なんとか間に合った」といったところでしょう。リリース当日、渋谷の楽天カフェで行われた記念イベントに行ってきましたが、懇親会では関係者の方々が少しほっとしたような表情だったのが印象的でした。 コンセプトは「出版に自由を」 イベントはまず楽天ブックス事業 副事業部長 田中はる奈氏が、楽天Koboライティングライフのコンセプト「出版に自由を」について説明しました。 ・著者がストレスなく簡単にコンテンツを出版できること ・著者ができる限り多くの読者へアクセスできるようにすること ・著者が自分のを効果的にプロモーションする体制を整えること それを実現するための特徴は、以下の3つとのことでした。 ・価格を無料に設定できる ・独占配信じゃなくて

    gcyn
    gcyn 2014/12/22
    ”マガジン航:楽天Koboライティングライフが日本で開始
  • Editors’ note

    今年の春に日語訳が刊行されて以来、ことあるごとに人に薦めているがあります。アメリカの新人作家、ロビン・スローンの『ペナンブラ氏の24時間書店』(東京創元社)という小説です。 これがどういう作品で、ロビン・スローンがどういう人物であるかは、他のサイトでこんな記事を書いたことがあるので、そちらを参照していただくとして、なぜ多くの人に『ペナンブラ氏〜』を読んでほしいかというと、このは私がずっと抱いていた不満をズバリと言い当て、しかもスカッと解消してくれるだったからです。 それはどんな不満か。ようするに、「が好き」な人はウェブやテクノロジーの話題に疎く、逆にITやネットの専門家とは、について突っ込んだ話をすることが難しい。文理融合の呼び声がかかって久しいですが、少なくとも日では「二つの文化」(C. P. スノー)の間の壁はいまだに高く、溝は深い。しかしこの小説は、「」と「コンピュー

    gcyn
    gcyn 2014/09/15
    『本が好き」な人はウェブやテクノロジーの話題に疎く、逆にITやネットの専門家とは、本について突っ込んだ話をすることが難しい』/マガジン航:Editors’+note
  • 読書のためのスターター・キット

    お盆も過ぎ、そろそろ暑さも和らいでほしい今日このごろ、電子書籍をめぐる話題も、7月のブックフェアが終わって一段落なのか、あまり大きな動きがありません。そこで今回は、雑談めいた話題で書いてみようと思います。 毎年夏になると、書店ではさまざまな出版社による「文庫フェア」が行われます。比較的小さな書店でも、店内の一角にそのためのスペースをとり、「新潮文庫の100冊」や「カドフェス2014(角川文庫)」や「ナツイチ2014(集英社文庫)」などが展開されている光景は、夏の風物詩としてすっかり定着しました。むしろ、いまやルーチン化しているのではないか、とさえ感じるほどです。 こうした「文庫フェア」は、現在はネット上でも同時に展開されています。それぞれの特設サイトにはラインナップされたの紹介文があり、の一部が立ち読みでき、気に入ったはネット経由で購入できるのですが、残念なことに、フェアに選ばれる作

    gcyn
    gcyn 2014/08/25
    文庫は単行本から挿絵や凝った装丁を排除する判断を経ているのでリフローの電子書籍にもし易いんではと期待するのですが、他に例えば価格設定判断の問題等で電子化されないのでしょうかしら。/マガジン航:読書のた
  • キンドル・アンリミテッド登場は何を意味するか

    米アマゾンが定額読み放題サービス、「キンドル・アンリミテッド」を始めた。OysterやScribdといった他の定額Eブック読み放題サービスも既に始まり、TxtrやBlloonといった、どこの誰がやっているのかわからない同様の新参サービスもできはじめている。 も「定額読み放題サービスが主流」になるのか? デジタル時代に音楽配信がiTunesやMP3ファイルのダウンロードから、PandoraやSpotifyなどに代表されるストリーミングサービスに代わり、映画やTV番組がオンデマンドのケーブルサービスからNetflixGoogle Playなどのストリーミングサービスに代わってきつつあるのを目の当たりにすると、も当然、定額読み放題サービスが主流になっていく、と論じる者がいてもおかしくはない。 だが、当にそうだろうか。 いまのところ、キンドル・アンリミテッドが提供する60万タイトルのうち、

    キンドル・アンリミテッド登場は何を意味するか
    gcyn
    gcyn 2014/08/02
    "マガジン航:キンドル・アンリミテッド登場は何を意味するか
  • リアル書店で電子書籍を売るO2O事業が続々登場

    一般社団法人日出版インフラセンター(JPO)は6月16日、有隣堂ヨドバシAKIBA店で、「リアル書店における電子書籍販売実証事業」のメディア向け説明会を行いました。昨年12月22日に朝日新聞が「めざせ『ジャパゾン』」と報じたコンソーシアムが、実際に動き出したというわけです。 私は当時この報道を受け、「マガジン航」へ「リアル書店で電子書籍を売るということ」という記事を寄稿しました。「なぜいまさらコンソーシアムで実証実験?」と批判をした以上、どういう形で世に送り出されることになったかを確認する義務があると思い、説明会へ行ってきました。 有隣堂ヨドバシAKIBA店に足を踏み入れると、電子書籍カード「BooCa」のコーナーはすぐに目に付きました。なにせ、この大きさ。非常に目立ちます。まるでトレーディングカード売り場のようです。新刊が並んでいた棚を一つまるごと撤去し、カード展示用のブースに入れ替え

    gcyn
    gcyn 2014/07/14
    "マガジン航:リアル書店で電子書籍を売るO2O事業が続々登場
  • 最終回 床が抜けそうにない「自分だけの部屋」

    自宅に棚を持ってきてからというもの、蔵書の数は格段に増えていた。ネット書店を利用し、多いときで月に30冊以上、一度に20冊近くというペースで買っていたからだ。を書くのには資料となるがとにかく必要となる。事実の裏取りをしたり、考え方を深めたりするためだ。図書館で借りて済ませなかったのは返却が面倒くさかったし、しばらくは手元に置いておきたい、という理由からだ。また4畳半の床抜けアパート(シリーズの第1回を参照)で受け取ってそちらに置いておかなかったのは、歩いて20分以上もかかるため、行くのがおっくうになり、足が遠のいてしまったからだ。 床抜けアパートから持ってきた二つの棚のうち、図書館書棚(木製、幅90 ✕ 奥行29.5 [上部17] ✕ 高さ215センチ)は南向きのサッシに直角の向きで設置していた。隣の子ども部屋との間にあるふすまをふさがないために、サッシの上のカーテンレールを外し、

    gcyn
    gcyn 2014/07/10
    "マガジン航:床が抜けそうにない「自分だけの部屋」
  • NYタイムズはデジタル企業への脱皮をめざす

    ニューヨーク・タイムズの「Innovation」と題された社内資料であるエグゼクティブ・サマリーの存在がリークによって表に出て、出版界にいる人々の間で話題となった。その後、ソーシャルメディア情報サイトであるMashableがこのサマリーの完全版を入手した。その少し前、ニューヨーク・タイムズの編集主幹であるジル・エイブラムソンが突然解雇され、リークやMashableによる資料公表と解雇になにか繋がりがあるのではないかと憶測を呼んでいる。このエグゼクティブ・サマリーを読んでみた。 1851年に創刊されたニューヨーク・タイムズ。その後、ドイツからの移民の息子で優れた新聞社経営者であるアドルフ・オックスがこの新聞社を買収し世界でも一流の新聞に育て上げた。ニューヨークのタイムズスクエアは、アドルフがニューヨーク・タイムズを42丁目に移転したところからつけられた名前だ。 現在、アドルフの子孫であるサル

    NYタイムズはデジタル企業への脱皮をめざす
    gcyn
    gcyn 2014/06/25
    新聞などのデジタル化では追跡記事や統計に期待ー。/ マガジン航:NYタイムズはデジタル企業への脱皮をめざす
  • NextPublishingが出版社の未来を変える

    電子出版協会(JEPA)は6月11日、株式会社インプレスR&Dが手がけるデジタル・ファースト出版方式「NextPublishing」の現状についてのセミナーを行いました。講師は代表取締役社長 NextPublishingセンター センター長 井芹昌信氏と、NextPublishingセンター 副センター長 福浦一広氏です。既存の取次・書店流通を使わない新しい出版ビジネスが、いまどの程度まで可能性を広げつつあるのか? という意味で、興味深い内容でした。プレゼン資料はJEPAのセミナー報告ページにあるので、詳細が知りたい方はそちらをご参照下さい。 「伝統的出版(Traditional Publishing)」 とは何が違うのか? 井芹氏によると、一般的な出版のプロセスは、企画、執筆、編集、制作、製造、流通に分解できます。そして、電子出版のイノベーションは、主に製造と流通に起きています。つま

    gcyn
    gcyn 2014/06/23
    『校正はPDFで行いそれを元データに反映することで、EPUBを校正しなくて済む』『400部で粗利』/マガジン航:NextPublishingが出版社の未来を変える