成長著しい産業に身を置く会社。そのすべてが成功を収められるワケではありません。一方、斜陽な業界であっても、奮闘して成長している会社もあります。それらを左右する要素の1つが、経営者の考え方やそれに基づく立ち居振る舞いです。 私は弁護士、税理士の両資格を持ち、上場企業の取締役でもあります。100社以上と顧問契約する弁護士の業務では、上場やM&Aといった企業にとって大成功の場面に立ち会うこともあれば、裁判所から選任されて破産管財人に就任するなど、企業にとって最悪のケースにかかわることもあります。経営を考えるにあたり、売り上げや利益、資金繰りといったおカネが大切な場面では、税理士としての知識や資格が生きています。上場企業取締役としては、設備投資のタイミング、新規事業の取捨選択、社員教育、リスクヘッジなどについて懸命に知恵を絞っています。 成長している会社の意外な共通点 このような1人3役は珍しいと
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