乱射事件が起きたドイツ・ミュンヘンのショッピングモールから、両手を上げて避難する人たち(2016年7月22日撮影)。(c)AFP 【7月23日 AFP】乾いた発砲音、パニックになった人々の悲鳴、鳴り響くサイレン━━22日(日本時間23日未明)にドイツ南部ミュンヘン(Munich)市街で武装した男が、乱射による殺りくを繰り広げた。 住民らがショッピングモール「オリンピア・ショッピングセンター(OEZ)」で買い物を楽しみ、マクドナルド(McDonald's)で食事をしていた時に恐怖は始まった。パニックになった買い物客が商業施設から逃げ出す中、武装した警官の対テロ要員がたちまち道を埋め尽くして実行犯を捜した。 当初、実行犯は3人いると思われていた。しかし、モールから約1キロ離れた地点で、自らの手で命を絶った襲撃犯の遺体が発見された。ドイツとイランの二重国籍を持つ18歳の男で、単独犯とみられている