2017年度は約250億人が鉄道を利用昨今では省エネ・節約志向から再評価を受け、利用客も増加しているとの話もある鉄道。国土交通省の「鉄道輸送統計調査 年報」(2018年9月発表の2017年度版が現時点では最新値)など各種公開資料を基に、日本の鉄道における利用客数などの動向を確認する。 まず最初はJR・私鉄を問わず日本国内の鉄道を利用した旅客数の推移。JRはほぼ全国展開、私鉄は一般的に地域との密着性が強いことから、利用者数はJR各社の合計の方が多いイメージがあるが、実際には私鉄各社の合計の方が多い。直近2017年度ではJRが94億8800万人、私鉄各社が154億8500万人で、合計で249億7300万人が鉄道を利用している計算になる。延べ人数であることは言うまでもない。 ↑ 鉄道・軌道旅客人数(億人)↑ 鉄道・軌道旅客人数(億人)(積み上げグラフ)バブル期までは漸増していた利用数も、バブル崩