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  • 秋山真琴の積読崩し | 西尾維新『不気味で素朴な囲われた世界』

    さて、このシリーズは西尾維新がわりと気でミステリに挑んだ作品と認識しているので、こちらも相応の覚悟をして読み始めた。具体的には「萌えキャラ殺し」という二つ名を西尾維新が持っていることから、いちばん可愛らしいキャラが犯人か被害者で、次に可愛らしいキャラが被害者か犯人に違いないという偏見をもって挑んだ。しかし、読み始めてすぐに困ったのは、串中小串、童野黒理、伽島不夜子、病院坂迷路、どの女性キャラも等しく魅力的だったことだ。いちばん可愛らしいなと感じたのは伽島不夜子ことふや子だが、面白いのは誰だったと問われれば病院坂迷路だろう。前作に登場した病院坂黒が人間嫌いだとすれば、病院坂迷路は人間嫌われと言える。まったく「静かなる人払い令」とは奇妙な呼び名で、彼女が入部した部活は彼女以外全員が幽霊部員となり、彼女のクラスは彼女以外全員が不登校となってしまうのだ。学校内においても、彼女が道を歩けば、人々

    genesis
    genesis 2007/10/17
    曰く,「いちばん可愛らしいキャラが犯人か被害者で、次に可愛らしいキャラが被害者か犯人に違いないという偏見をもって挑んだ。しかし、読み始めてすぐに困ったのは...どの女性キャラも等しく魅力的だったことだ」
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