9月9日から11日にかけて開催される、日本最大級のゲーム開発者カンファレンス「CESA DEVELOPERS CONFERENCE 2008(CEDEC 2008)」。その開催に先駆け、「いま、必要とされるゲームプロデュース」という内容で講演を予定している、ゲームリパブリック社長の岡本吉起氏にインタビューする機会を得た。 岡本氏と言えば、カプコン時代には「ストリートファイターII」シリーズや「バイオハザード」シリーズ立ち上げの功労者として知られ、独立した現在は経営者という新たな立場からゲーム業界に深く携わってきている。その岡本氏から見た“ゲームプロデュース”とは一体何なのか。CEDEC 2008開催前に、その講演内容について少しだけ語っていただいた。 あえて今、プロデューサーを再定義する 岡本吉起氏 ―― 今回、なぜプロデュースについて語ろうとしたのか教えてください。 岡本吉起氏(以下、敬