昨夏は前年比マイナス10%を記録した北米映画 アメリカの劇場主たちが、久々に良いムードに酔っている。本格的な夏はこれからだが、どうやら今シーズンは売り上げアップが期待できそうなのだ。 ここしばらく、アメリカの興行主は観客動員数の伸び悩みに頭を抱えていた。NetflixやAmazonなどストリーミングサービスが普及し、ケーブルチャンネル各局もクオリティの高いドラマをどんどん送り出して「テレビのルネサンス」と呼ばれる時代が訪れたせいか、とくに若い人たちは、あまり映画に行かなくなってきている。家とは違う体験をしてもらうために、映画館はスクリーンやサウンド、椅子などのアップグレードに投資しているのだが、そのせいでチケットが高くなるという皮肉な悪循環を生むことにもなってしまった。 業界にとって一番の稼ぎ時は、夏(ハリウッドにおいては、正式には5月頭から8月末まで)とホリデーシーズン(感謝祭前の11月
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