再ブームによって注目を集めているレコードですが、「盤面に針を置いて回すことで再生する」ということは分かっても、詳しい仕組みまで知っている方はあまりいないのではないでしょうか。そんなレコードの録音や再生の仕組みについて、解説します。 CDとレコードの仕組みの違い 現在、音楽を聴くメディアとして一般的に知られてきたCD。そのCDとレコードの最大の違いは「データの記録・再生方法がデジタルかアナログか」という点です。 CDではディスクに電気信号を記録し、そこにレーザー光線を当てて反射を読み取ることで音を再生します。 データ化することで小さなディスクに多く記録できるのが特徴ですが、「音」というアナログの信号をデジタル変換するため、(人間の耳ではあまり分からないとはいえ)どうしても音質が多少変化してしまいます。 一方で、レコードでは音をそのままダイレクトに記録し、それをそのまま音として再生するため、デ