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ブックマーク / neue.cc (50)

  • neue cc - ConsoleAppFramework v5 - ゼロオーバーヘッド・Native AOT対応のC#用CLIフレームワーク

    ConsoleAppFramework v5 - ゼロオーバーヘッド・Native AOT対応のC#用CLIフレームワーク 2024-06-13 ConsoleAppFrameworkの完全に新しいバージョンをリリースしました。完全に設計しなおして実装も完全に作り直された、何もかもが新しいフレームワークになっています。設計指針として「Zero Dependency, Zero Overhead, Zero Reflection, Zero Allocation, AOT Safe」を掲げ、もちろん、他を圧倒的に引き離すパフォーマンスを実現しています。 これはコールドスタートアップ・ウォームアップなしでのベンチマークとなっていて、CLIアプリケーションでの実際での利用に最も即したものだと考えています。System.CommandLineと比較すれば280倍!メモリアロケーション量もほかのフレ

  • neue cc - R3のコードから見るC#パフォーマンス最適化技法実例とTimeProviderについて

    R3のコードから見るC#パフォーマンス最適化技法実例とTimeProviderについて 2024-05-01 4/27に大阪で開催されたC#パフォーマンス勉強会で「R3のコードから見る実践LINQ実装最適化・コンカレントプログラミング実例」という題でセッションしてきました! タイトル的にあまりLINQでもコンカレントでもなかったかな、とは思いますが、R3を題材に、具体的なコードをもとにした最適化技法の紹介という点では面白みはあったのではないかと思います。 Rxの定義 R3は、やや挑発的な内容を掲げていることもあり、R3は「Rxではない」みたいなことを言われることもあります。なるほど!では、そもそも何をもってRxと呼ぶのか、呼べるのか。私は「Push型でLINQ風のオペレーターが適用できればRx」というぐらいの温度感で考えています。もちろん、R3はそれを満たしています。 mutable st

  • neue cc - Claudia - Anthropic ClaudeのC# SDKと現代的なC#によるウェブAPIクライアントの作り方

    Claudia - Anthropic ClaudeのC# SDKと現代的なC#によるウェブAPIクライアントの作り方 2024-03-18 AI関連、競合は現れども、性能的にやはりOpenAI一強なのかなぁというところに現れたAnthropic Claude 3は、確かに明らかに性能がいい、GPT-4を凌駕している……!というわけで大いに気に入った(ついでに最近のOpenAIのムーブが気に入らない)ので、C#で使い倒していきたい!そこで、まずはSDKがないので非公式SDKを作りました。こないだまでプレビュー版を流していたのですが、今回v1.0.0として出します。ライブラリ名は、Claudeだから、Claudiaです!.NET全般で使えるのと、Unity(Runtime/Editor双方)でも動作確認をしているので、アイディア次第で色々活用できると思います。 GitHub - Cyshar

  • neue cc - R3 - C#用のReactive Extensionsの新しい現代的再実装

    R3 - C#用のReactive Extensionsの新しい現代的再実装 2024-02-27 先日、新しいC#用のReactive Extensionsの実装としてR3を正式公開しました!R3はRx for .NETを第一世代、UniRxを第二世代とした場合の、第三世代のRxという意味で命名しています。Rxとしてのコア部分(ほぼdotnet/reactiveと同様)は.NET共通のライブラリとして提供し、各プラットフォーム特化のカスタムスケジューラーやオペレーターは別ライブラリに分けるという形により、全ての.NETプラットフォーム向けのコアライブラリと、各種フレームワーク Unity, Godot, Avalonia, WPF, WinForms, WinUI3, Stride, LogicLooper, MAUI, MonoGame 向けの拡張ライブラリを提供しています。 GitH

  • neue cc - UTF8文字列生成を最適化するライブラリ Utf8StringInterpolation を公開しました

    UTF8文字列生成を最適化するライブラリ Utf8StringInterpolation を公開しました 2023-10-13 Utf8StringInterpolationという新しいライブラリを公開しました!UTF8文字列の生成と書き込みに特化していて、動作をカスタマイズした文字列補間式によるC#コンパイラの機能を活用した生成と、StringBuilder的な連続的な書き込みの両方をサポートします。 Cysharp/Utf8StringInterpolation 基的な流れはこんな感じで、Stringを生成するのと同じように、UTF8を生成/書き込みできます。 using Utf8StringInterpolation; // Create UTF8 encoded string directly(without encoding). byte[] utf8 = Utf8String

  • neue cc - 2022年(2024年)のC# Incremental Source Generator開発手法

    このブログでもSource GeneratorやAnalyzerの開発手法に関しては定期的に触れてきていて、新しめだと 2020/12/15 - UnitGenerator - C# 9.0 SourceGeneratorによるValueObjectパターンの自動実装とSourceGenerator実装Tips 2021/05/07 - 2021年のC# Roslyn Analyzerの開発手法、或いはUnityでの利用法 という記事を出していますが、今回 MemoryPack の実装で比較的大規模にSource Generatorを使ってみたことで、より実践的なノウハウが手に入りました。また、開発環境も年々良くなっていることや、Unityのサポート状況も強化されているので、状況を一通りまとめてみようと思いました。Source Generatorは非常に強力で、今後必須の開発技法になるので

  • neue cc - MemoryPackにみる .NET 7/C# 11世代のシリアライザー最適化技法

    MemoryPackという、C#に特化することで従来のシリアライザーとは比較にならないほどのパフォーマンスを発揮する新しいシリアライザーを新しく開発しました。 高速なバイナリシリアライザーである MessagePack for C# と比較しても、通常のオブジェクトでも数倍、データが最適な場合は50~100倍ほどのパフォーマンスにもなります。System.Text.Jsonとでは全く比較になりません。当初は .NET 7 限定としてリリースしましたが、現在は .NET Standard 2.1(.NET 5, 6)やUnity、そしてTypeScriptにも対応しています。 シリアライザーのパフォーマンスは「データフォーマットの仕様」と「各言語における実装」の両輪で成り立っています。例えば、一般的にはバイナリフォーマットのほうがテキストフォーマット(JSONとか)よりも有利ですが、バイナリ

  • neue cc - async/awaitのキャンセル処理やタイムアウトを効率的に扱うためのパターン&プラクティス

    async/awaitの鬼門の一つとして、適切なキャンセル処理が挙げられます。別に基的にはそんな難しいことではなく、CancellationTokenSourceを作る、CanellationTokenを渡す、OperationCanceledExceptionをハンドリングする。というだけの話です。けれど、Tokenに手動でコールバックをRegisterしたときとか、渡す口が空いてないものに無理やりなんとかするときとか、タイムアウトに使った場合の始末とか、ちょっと気の利いた処理をしたいような場面もあり、そうした時にどうすれば良いのか悩むこともあります。 こういうのはパターンと対応さえ覚えてしまえばいい話でもあるので、今回はAlterNatsの実装時に直面したパターンから、「外部キャンセル・タイムアウト・大元のDispose」が複合された状況での処理の記述方法と、適切な例外処理、そして最

  • neue cc - AlterNats - ハイパフォーマンスな.NET PubSubクライアントと、その実装に見る.NET 6時代のSocketプログラミング最適化のTips、或いはMagicOnionを絡めたメタバース構築のアーキテクチャについて

    タイトルはここぞとばかりに全盛りにしてみました!今回NATSの.NETクライアント実装としてAlterNatsというライブラリを新しく作成し、公開しました。 github - Cysharp/AlterNats 公式の既存クライアントの3倍以上、StackExchange.RedisのPubSubと比較して5倍以上高速であり、通常のPubSubメソッドは全てゼロアロケーションです。 そもそもNATSとはなんぞやか、というと、クラウドネイティブなPubSubのミドルウェアです。Cloud Native Computing Foundationのincubating projectなので、それなりの知名度と実績はあります。 PubSubというと、特にC#だとRedisのPubSub機能で行うのが、StackExchange.Redisという実績あるライブラリもあるし、AWSやAzure、GCP

  • neue cc - DFrame - C#でテストシナリオを書く分散負荷テストフレームワーク

    と、いうものをリリースしました。Web UIとなるDFrame.Controllerと、負荷テストシナリオをC#で書くDFrame.Workerの組み合わせで成り立っていて、DFrame.Workerをウェブ上のクラスターに配置することで(Controllerと接続するただの常駐アプリなので、配置先はオンプレでもVMでもコンテナでもKuberenetesでもなんでもいい)、1から数千のワーカーが連動して、大量のリクエストを発生させます。また、テストシナリオをプレーンなC#で記述できるということは、HTTP/1だけではなく、あらゆる種類の通信をカバーできます。WebSocket、HTTP/2、gRPC、MagicOnion、あるいはPhotonや自作のTCPトランスポート、更にはRedisやデータベースなどが対象になります。 DFrame.Workerは通常の.NETの他に、Unityにも対

  • neue cc - .NET 6とAngleSharpによるC#でのスクレイピング技法

    C# Advent Calendar 2021の参加記事となっています。去年は2個エントリーしたあげく、1個すっぽかした(!)という有様だったので、今年は反省してちゃんと書きます。 スクレイピングに関しては10年前にC#でスクレイピング:HTMLパース(Linq to Html)のためのSGMLReader利用法という記事でSGMLReaderを使ったやり方を紹介していたのですが、10年前ですよ、10年前!さすがにもう古臭くて、現在ではもっとずっと効率的に簡単にできるようになってます。 今回メインで使うのはAngleSharpというライブラリです。AngleSharp自体は2015年ぐらいからもう既に定番ライブラリとして、日でも紹介記事が幾つかあります。が、いまいち踏み込んで書かれているものがない気がするので、今回はもう少しがっつりと紹介していきたいと思っています。それと直近Visual

  • neue cc - C#のasync/await再考, タイムアウト処理のベストプラクティス, UniTask v2.2.0

    お題を3つ並べましたが、記事は逆順で書いていきます!というわけで、UniTask v2.2.0を出しました。改めてUniTask v2とはUnityのためのゼロアロケーションasync/awaitと非同期LINQを実現するライブラリで、とv2リリース時の解説記事を貼っつけましたが、ちょいちょい細かい改善を続けてまして、今回v2.2.0になります。 PlayerLoopへのループ挿入のカスタマイズ対応 現状のUnityはPlayerLoop上で動いていて、Unity 2020.1のリストをここに置いておきましたが、デフォルトでは120個ぐらいのループがエンジンから駆動されています。UpdateループだけでもScriptRunBehaviourUpdate, ScriptRunDelayedDynamicFrameRate, ScriptRunDelayedTasks, DirectorUpd

  • neue cc - UnitGenerator - C# 9.0 SourceGeneratorによるValueObjectパターンの自動実装とSourceGenerator実装Tips

    ValueObjectは好きですか?私は大嫌いです。いじょ。 ざっくり言えばプリミティブ型に専用の型を付ける教義です。例えばUserIdをintとして扱っているとTeamIdと取り違えるかもしれないし、Hpに突っ込んでしまうかもしれない。StrengthとIntelligenceとAgilityとSpeedは別物なのだから全部intじゃなくて区別して欲しい、そうじゃないと間違った演算しちゃうぞ、と。まぁそういう自体を避けるために、それぞれラップした個別型を作るのです。int strengthじゃなくてStrength strengthだぞ、と。 これは一見正しく実際正しいのですが、問題もあります。一つに面倒くさい。ラップしたctorを作るのだけでも定形でウザ、と思いますが、更に等値とか実装するのは面倒くさい。また、そのままだと計算できなくなるので、算術演算のために生の値を.Valueで取り

  • neue cc - async decoratorパターンによるUnityWebRequestの拡張とUniTaskによる応用的設計例

    UniTask v2も2.0.30まで到達し、いい加減そろそろ安定したと言える頃合いです(ほんと!)。GitHub Star数も1000を超えて、準スタンダードとして安心して使ってもらえるレベルまで到達したと思うので、基盤部分から入れ込んで設計するとこんなことができますよ、という一例を出してみます。 UnityWebRequestはかなりプリミティブな代物で、そのまま使うよりかはある程度はアプリケーションに沿ったラッパーを被せることがほとんどなのではないかと思います。しかし、ライブラリ単体でアプリケーションの要求を全て満たそうとするとヘヴィになりすぎたり、というかそもそもアプリケーション固有の要求には絶対に答えられない。というわけで、理想的なラッパーというのは、それ自身が極力軽量で、拡張性を持たせたプラガブルな仕組みが用意されているものということになります。プラガブルな拡張性がないと、例え

  • neue cc - ProcessX - C#でProcessを C# 8.0非同期ストリームで簡単に扱うライブラリ

    C#使う人って全然外部プロセス呼び出して処理ってしないよね。というのは、Windowsがなんかそういうのを避ける雰囲気だから、というのもあるのですが、ともあれ実際、可能な限り避けるどころか絶対避ける、ぐらいの勢いがあります。ライブラリになってないと嫌だ、断固拒否、みたいな。しかし最近はLinuxでもばっちし動くのでそういう傾向もどうかなー、と思いつつ。 避けるというのはOSの違いというのもありそうですが、もう一つはそもそも外部プロセスの呼び出しが死ぬほど面倒くさい。ProcessとProcessStartInfoを使ってどうこうするのですが、異常に面倒くさい。理想的にはシェルで書くように一行でコマンドと引数繋げたstringを投げておしまい、と行きたいのですが、全然そうなってない。呼び出すだけでも面倒くさいうぇに、StdOutのリダイレクトとかをやると更に面倒くさい。非同期でStdOutを

  • neue cc - 2019年を振り返る

    今年はどういう年だったかというと、うーん、まともに会社として動き出した年、ですかね。去年Cysharpという会社を作りましたが、その時点では一人だったので会社感も全く何もなかったのですが、今年から何人か入ってきたので、やっと会社として体をなしてきました。 ブログの数があからさまに減ってますが、Cygames Engineers' Blogに書いている分もあるのでそこはしょーがない。今年は講演も結構した気がします。CEDECやUniteなど大きなイベントでも話してきましたし、特にUniteのUnderstanding C# Struct All Thingsは好評だったようで、アンケート結果でも実質一位(正しくは4位、1~3位はUnity Technologies Japanの人だったので、それを除いたらという謎基準により)だったので、嬉しみがあります。 ライブラリは、なんか一年中ずっとM

    griefworker
    griefworker 2019/12/31
    OSS はアート。
  • neue cc - MessagePack for C# v2によるC#における最新のI/Oパイプライン最適化

    MessagePack for C#のVersion 2を日リリースしました。出る出る詐欺で、一年がかりでリリースまで漕ぎ着けました!とにかくめっちゃ時間かかった、死ぬほど私のリソースが取られていた、ので当にリリースまで持ってこれてよかった……。めでたし。 今回はとてもOSSっぽく開発していて、メインの開発はMicrosoftのVisual StudioチームのPrincipal Software EngineerであるAndrew Arnottさんが書いています。私はそれに対してひたすら、APIデザインが好きじゃないだの、パフォーマンスが私の基準に満たしてないだの、文句つけまくる仕事をしていました。しかしコードのクオリティはさすがに非常に高くて、私だけだったらここには至れなかっただろうことを考えると、いい感じの共同開発ができたんじゃないかなあと思います。その結果として、一年前に掲示さ

  • neue cc - .NET Core時代のT4によるC#のテキストテンプレート術

    C# Advent Calendar 2019用の記事となります。C# Advent Calendar 2019はその2もあって、そちらも埋まってるので大変めでたい。 さて、今回のテーマはT4で、この場合にやりたいのはソースコードジェネレートです。つまるところC#でC#を作る、ということをやりたい!そのためのツールがテンプレートエンジンです。.NETにおいてメジャーなテンプレートエンジンといえばRazorなわけですが、アレはASP.NET MVCのHTML用のViewのためのテンプレートエンジンなため、文法が全くソースコード生成に向いていません、完全にHTML特化なのです。また、利用のためのパイプラインもソースコード生成に全く向いていない(無理やりなんとか使おうとするRazorEngineといったプロジェクトもありますが……)ので、やめておいたほうが無難です。 では何を使えばいいのか、の答

  • neue cc - CIや実機でUnityのユニットテストを実行してSlackに通知するなどする

    前回(?)CircleCIUnityをテスト/ビルドする、或いは.unitypackageを作るまででは、ユニットテストに関する部分がうまく行ってなくて放置でした。放置でいっかな、と思ってたんですが、改めてユニットテストをCIでがっつり実行したい、というかIL2CPPのテストをがっつしやりたい。という切実な要望が私の中で発生したので(N回目)、改めて取り組んでみました。 さて、オフィシャルな(?)ユニットテストのコマンドラインの実行の口は、Writing and executing tests in Unity Test Runnerの最後の方のRunning from the command lineの節に書いてありました(コマンドライン引数のほうのマニュアルにはリンクすら張ってなかったので気づかなかった……!)。つまり、こんなふうにやればいい、と。 Unity.exe -runTes

    griefworker
    griefworker 2019/05/07
    RandomFixtureKitのエッジケースになり得る値だけを詰めるモードはライブラリ開発で助けられそう。
  • neue cc - 2018年を振り返る

    毎年恒例ということで、今年も振り返ります。だいたい30日に書いてるのですが、理由は12月30日は私の誕生日なので色々ちょうどよいかな、と。いよいよ35歳なので、例のあれ、35年定年説になりました。そのへんどうでもいい外れ値をひた走ってるので一般論はあんま関係ないんですが、体力は落ちてる実感ありますね!肥ったし。文章はどんどんてきとーになってくし。 と、いうわけで、今年は客観的には激動の年です。会社辞めて会社作って会社作って。私生活でも色々あり、イベントが多くて中々どうして落ち着かなかった年です。そのため成果という点では不完全燃焼が否めないですね、どうしても集中しきれないし時間も上手く捻出できないし。GitHubの草生やしで考えれば、もう全然すっかすっか。その中でUniRx.AsyncやMagicOnion2など、今年もちゃんと大きめの成果を出せたのは、意地です。特にUniRx.Asyncの