「お金の量がじゅうぶんであれば好況がもたらされ、少なければ不況がもたらされる・・短期では無く、長期的にもお金の量が景気を左右し、文化・文明の質すら左右する」 mjsk #日本カネ不足協会 井上智洋 ヘリコプターマネー https://t.co/jZyNHMz5GB
当面、ツイッターのみ更新し、ブログ更新はどうしてもツイッターでは表現しきれない重要なニュースがあったときだけ、というようにする方針です。 ※私のツイッターは、当ブログのPC版の左上に表示しているツイッター窓で見て頂くか、「twitterでフォローして下さい」ボタンを押してツイッターを開いてみて下さい。 ※今回は、2年ぶり新著のご案内です。 2月4日 発売予定 『2016年、異次元大恐慌が始まる』 飛鳥新社 刊 ちなみに、私自身が考えていたタイトルとオビの原案はというと、 タイトル 原案:『世界大恐慌2.0 ――世界と日本を激変させる、歴史的大波涛』 オビ文言 原案:「資本主義でも、共産主義でも、民主主義でもない、異次元な新時代の幕開け」 というような、もう少し穏当(?)なものでありました。少なくとも「大恐慌=この世の終わり」ではありません! ※「世界大恐慌2.0」というのは、次に起こりそう
世の中、多数決など投票で物事を決めることは多いが、様々な投票がどういう癖を持つのか、詳しく考えた事のある人は少ないと思う。しかし、経済学の中には社会選択論と言う分野があり、そういう事を延々と考えている研究者がいる。ネット界隈の経済学徒の間で話題の新書、慶應大学の坂井豊貴氏の「多数決を疑う」は、一般向けに社会選択論の知見を紹介しつつ、さりげなく著者の政治観を世に問う意欲作で、民主主義云々と語りたい人にはお勧めできる一冊である。しかし、疑って読むべきところも多少あった。 1. 本書の概要 単純多数決だけが投票ではなく、決選投票を行う制度にしたり、選択肢に点数をつけるて合計するものなど種類がある。様々な意見の集約ルールがあるわけだが、方式が違えば結果も違ってくる。マルケヴィッチの反例を見ると、代表的な五つの集約ルール全てが違う結果を出す。どの集約ルールを選ぶべきなのであろうか。ルールによって、コ
主流派経済学にひそむ欺瞞 2008年にアメリカで勃発した金融危機は、起きるべくして起きた出来事ではあった。 リスクが大きいローン債券を証券化した「デリバティブ」(金融派生商品)が主役を演じたバブル崩壊劇であったが、そんな危険物を扱う市場を透明にしようとする努力はクリントン政権時にわざわざ禁止されていた。個々のトレーダーたちは成功すれば莫大な報酬を得る一方、失敗してもダメージは比較して小さい仕組みだったから、おのずと高リスクの取引にのめり込んでいった。なかでも証券の値下がりリスクに備える保険商品であるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は住宅市場の過熱とともに住宅ローン担保証券の損失に対して広く用いられるようになっていたが、検査が厳格でなく、しかも発行者には準備金を積み立てる義務がなかったため、保険大手のAIGが保証金の
久しぶりに、ブログ更新します。 JCILの機関紙「自由人」75号の書評コーナーに書いた原稿をのせます。 経済学素人が書いたものなので、いろいろまちがい等あるかもしれませんが、その点ご容赦ください。 「アベノミクス」(リフレ政策)を理解するために 【参考図書】 『歴史が教えるマネーの理論』(飯田泰之2007年ダイヤモンド社) 歴史が教えるマネーの理論 作者: 飯田泰之出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/07/27メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 95回この商品を含むブログ (36件) を見る『不況は人災です!』(松尾匡2010年筑摩書房)不況は人災です! みんなで元気になる経済学・入門(双書Zero) 作者: 松尾匡出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/07/07メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 479回この商品を含むブログ (22件) を
NHKで高橋是清のドラマをやっていたので、関連した本を読んでおく。 『昭和恐慌と経済政策』中村隆英の「Ⅳ章 危機の切迫」を読んでいるところ。 第一次大戦後の「ドイツは主としてアメリカからの資金の流入に依存して、国内における投資を進め、貿易を改善しかつ賠償を支払ってきた。ところが、世界恐慌以後、各国の海外への投資は急激に減少し、ドイツは海外からの投資を急に引き上げられたために、絶え間のない危機にさらされていたのである。オーストリアの大銀行、クレジット・アンシュタルトが支払いを停止したのは31年6月であった。大銀行の支払い停止は当然連鎖反応を呼び、ドイツは激しい金融恐慌に襲われた。ダナード銀行をはじめ、大銀行が相次いで支払いを停止するや、ドイツ政府はついに、為替を国家管理し、資本流出を禁止する強度の統制を実施するにいたった」 「ドイツに投資されていた各国の資金は、支払停止と為替管理によって今や
『銃・病原菌・鉄』はSNS上でよく言及される信奉者が多い、歴史学もしくは文化人類学の名著で、世界の文明の発達の違いを説明した本だ。内容はエピローグを読めば分かるのだが、大陸ごとの自然環境が大きく影響したと主張されている*1。 近世以降の征服者と被征服者を分けたものは、鉄器や銃や文字などの技術の差と、病原菌への免疫力の差であった。少数のスペイン人が南米を征服できたのは、軍事技術の差は勿論のこと、持ち込んだ感染症が現地社会を壊滅させたことが大きな理由である。 この二つの差がどこから来るかと言うと、農業と畜産の発生と発展に集約されるそうだ。技術者や官僚機構を支えるだけの食料生産能力が無ければ、技術の維持・発展ができない。また、家畜が傍にいて病原菌を媒介することで、自分に免疫がある感染症を異民族にもたらせるようになる。 農業と畜産の発生は、自然環境に大きく左右される。短期で安定して収穫できる植物が
市場均衡、合理的期待、効率的市場仮説…。これまでの経済思想では、もはや現実の世界を説明することは出来ない。物理学の視点から、経済学の常識へ果敢に切り込んだ『市場は物理法則で動く』。本書の翻訳者解説と、物理経済学の歴史的な経緯を紐解いたソニーCSL研究所・高安秀樹氏による解説記事「経済物理学の誕生と発展」を併せて掲載いたします。(HONZ編集部) 「『今回は違う(This time is different)』というのは、4つの単語からなる言葉の中で最も高くつくものだ」。これは、バリュー投資家として有名なジョン・テンプルトンが残した株式相場の格言である。 リーマン・ブラザーズ破綻直後の2008年9月、ある新聞コラムは、このテンプルトンの格言を引用してこう書いている。「テンプルトンが戒めた『今回は違う』という風潮は、バブル崩壊の初期に広がる。崩壊の怖さを知ってい
■著者に会いたい「黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」 《リチャード・ロイド・パリーさん(46)》 2001年、英国人女性ルーシー・ブラックマンさんが遺体で見つかった事件。発覚当時から事件を追い続けた英国人ジャーナリストが、手記をまとめた。 当時は英インディペンデント紙の特派員。「記事になる話」としか思わなかった。だが、世の関心が薄れても、次第に夢の中にまで事件が出てくるほど入れ込んだ。イラク戦争の取材中も頭を離れることはなかった。「ただの犯罪の話ではない。私がよく知る日本と英国という二つの社会が交わる物語だと思った」 初来日は16歳の時。クイズショーで優勝して得た日本旅行だった。ヨーロッパとは全く異質の文化に魅了され、英国の大学卒業後、日本で暮らすように。事件が起きたのは、日本を「第二の家」と思い始めた頃だった。友人らの話から、ルーシーさんが日本で感じた興奮と孤独が自身の
全体としては社会福祉政策が貧困緩和や公衆衛生に良く機能する一方で、経済成長にも貢献する*4と言うのがメッセージだ。 book
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く