シリアルケーブルは、WANに接続するルータや端末アダプタに使用されることが多く、シスコのルータでは「V.35」というVシリーズ勧告で規定された規格のものが使用されます。 物理層で動作するデバイスには「ハブ(Hub)」と「リピータ(アクティブハブ)」があります。ハブは、LAN上のPCをつなぐ「回線集約装置」で、ハブを中間に配置することで、1対Nのやり取りが可能になります。 ハブは、受信ポートで受け取った信号をそのポート以外のすべてのポートに送ります。受信側は、自分あてのデータであれば受け取り、自分あてでなければデータを破棄します。 ハブには、「パッシブハブ(Passive Hub)」と「アクティブハブ(Active Hub)」の2種類があり、パッシブハブは電気信号に対する処理機能はなく、受信ポート以外のポートに送り出すだけです。アクティブハブは、受信した電気信号を元の形に増幅してから受信ポー