バーナンキFRB議長に厳しいクルーグマン教授だが、その辛辣さは嫌味の敬称である「さん」を「様」に格上げして度を増している。さらに、批判の矛先を広げ、今度は「サマーズさん」と相成った。こちらの「The Trap We’re In (Wonkish)」というエントリーである。「流動性の罠」なのに金融財政政策の大拡張をためらう当局への不満がサマーズ&バーナンキコンビに炸裂した格好だ。まあ、いつもの論調なのだが、ポイントは以下の通り。 ・インフレ率は下がり、デフレが現実味を帯び、われわれは「流動性の罠」に深く突っ込みそうだ。 ・このため、FRBが様子見姿勢にあるのはとても間違いである。 ・非伝統的手段は今やれ、今やれ、今やれ(連呼) ・財政ももっとやるべきだった。今やるべきことを十分やらないと、解決はより困難になる ・哀しいのは、政策当局者はこのことを知っていると思われることだ ・だって、FEDは