韓国の旅客船「セウォル号」事故は、朴槿恵(パク・クネ)大統領にとって“沈没”の契機だったのか。これまで高い支持率を維持してきた朴氏だが、昨年2月の就任後初めて不支持率が支持率を上回ったのだ。 世論調査会社「韓国ギャラップ」によると、朴氏の支持率は43%、不支持率は48%だった。20日、同社が最新の調査結果を発表した。 ブレない反日姿勢で人気を集めてきた朴氏にとって、支持率と不支持率が逆転するのは初の事態。朴氏が10日、次期首相候補に指名した元中央日報主筆の文昌克(ムン・チャングク)氏が「日本の植民地支配は神の意思」などとした過去の発言をめぐり、猛批判されていることが影響したとみられる。 朴氏の支持率は4月上旬まで60%前後で推移していた。ところが同月16日の旅客船沈没事故後、政府対応の不手際に対する批判が高まり、40%台後半に下落。今月17~19日に行われた今回の調査でさらに前週から4ポイ
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