【読売新聞】 新型主力ロケット「H3」2号機が17日午前、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられる。鹿児島県内には、ロケットの発射場が宇宙センターと内之浦宇宙空間観測所(肝付町)の2か所ある。実は鹿児島は、江戸時代に
いまから60年前の1961年、アメリカ初の有人宇宙飛行が行われました。NASAの有人宇宙飛行計画「マーキュリー」の一環として実施された弾道飛行です。 関連:アメリカの宇宙飛行士による最初の有人宇宙飛行から今年で60年 アラン・シェパード宇宙飛行士が搭乗した「フリーダム7」の軌道解析を支えたのがNASAの女性数学者キャサリン・ジョンソン(Katherine Johnson、1918-2020)でした。今日のようなデジタルコンピュータがまだ新しかった時代のことです。 アラン・シェパードの弾道飛行は成功裏に終わりましたが、翌1962年にはジョン・グレン宇宙飛行士によるアメリカ初の有人地球周回飛行が行われました。この時、ジョンソンはコンピュータによる軌道計算をチェックしたことで、後年とくに名前を知られるようになりました。 当時のコンピュータは故障や停電の発生も多く、信頼性が低かったため、グレンはジ
ISS(国際宇宙ステーション)に滞在中のNASAの宇宙飛行士が5月中旬、スペインに向けた心温まるメッセージをツイートした。しかし、予想だにしなかった方面から“炎上”を引き起こしてしまった、とスペインの複数メディアが報じている。 名物料理取り違え「大罪」 現在、日本の星出彰彦とともにISSに長期滞在しているシェーン・キンブローはスペイン語も交えて「オラ! エスパーニャ!(こんにちは! スペイン!) 先日、サラマンカ上空を通過しましたが、トルメス川が目に飛び込んできました」と、宇宙から撮影した写真を添えてツイッターに投稿した。 だが、そのツイートの2文目が問題となった。 「宇宙食でパエリアが食べられればいいのに……」 Hola España! We flew by Salamanca recently and the Tormes River was in plain sight. Wish
世界初の有人宇宙飛行を達成したユーリ・ガガーリン飛行士を一面で報道する米紙(1961年4月12日撮影)。(c)AFP 【4月12日 AFP】60年前の4月12日、旧ソ連のユーリ・ガガーリン(Yuri Gagarin)飛行士が人類初の宇宙飛行を成し遂げ、米国との宇宙開発競争で自国の勝利を確実にするとともに、歴史に新たな一ページを刻んだ。 旧ソ連は長年にわたり、この歴史的ミッションに関する詳細の多くを明らかにしなかった。その結果、数十年を経てガガーリン氏の宇宙飛行は虚構のベールに覆われてしまった。 この記事では、ガガーリン氏の伝説的飛行について知っておくべき五つのことをまとめた。 ■「さあ行こう!」 金属工場の見習工から軍のパイロットになったガガーリン氏は数千人の候補から選ばれ、宇宙飛行のために必要な厳しい訓練を受けた。 1961年4月12日、カザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地(Baiko
打ち上げ発射場へ運ばれる青と白の特別塗装をしたソユーズ2ロケット(Credit: GK Launch Services)ロシアでソユーズ宇宙船や多くの人工衛星を打ち上げてきた「ソユーズ」ロケット。通常はグレーとオレンジの塗装ですが、今回は青と白を基調とした機体の色になります。日本時間3月20日(土)15時7分打ち上げ予定のソユーズ2ロケットでその打ち上げの様子を見ることができます。 2021年は旧ソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を行ってから60年の節目に当たります。ガガーリンを乗せた宇宙船を打ち上げた「ボストーク」ロケットを参考にしてこの塗装が施されています。通常の機体でオレンジ色の部分を青色に、グレーの部分を白色に変更したということです。 発射台にそびえ立つソユーズロケット(Credit:GK Launch Services)機体の青色は、ソユーズロケットの打ち上
野口さんを乗せた「クルードラゴン」打ち上げ成功! 宇宙船コックピットの歴史も見てみよう2020.11.16 21:0017,644 岡本玄介 ボタンやダイヤルが並んでいるメカメカしさもイイ。 日本人宇宙飛行士の野口聡一さんを含む、4名の宇宙飛行士を乗せたSpaceX「クルードラゴン」1号機。これが日本時間の16日午前9時27分に、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられました。そして国際宇宙ステーション(ISS)に合体するのは、17日の13時頃を予定しており、半年ほど滞在します。 Liftoff! pic.twitter.com/Unf1ScdVFB — SpaceX (@SpaceX) November 16, 2020NASAによる生配信の様子もどうぞ。 Video: NASA/YouTube「クルードラゴン」は、5月に宇宙飛行士のボブ・ベンケンさん、ダグ・ハーリーさんをISS
東西冷戦下のNASA=アメリカ航空宇宙局で技術者として活躍し、アメリカの宇宙開発を裏方で支えた黒人女性の数学者、キャサリン・ジョンソンさんが死去しました。101歳でした。 ジョンソンさんはアメリカと旧ソビエトが宇宙開発にしのぎを削った1960年代、数学者としてロケットなどの打ち上げに欠かせない地球を周回する軌道の計算を担当しました。とりわけアメリカ人の宇宙飛行士による初めての有人飛行のプロジェクトに貢献するなど、長年アメリカの宇宙開発を裏方として支えました。 一方、黒人や女性への差別を乗り越えて活躍したことが注目を集め、ジョンソンさんを主人公にした映画「ドリーム」は3年前のアカデミー賞でノミネートされ、日本でも公開されました。 ジョンソンさんは1986年、NASAの研究機関を退職し、24日、101歳で亡くなったということです。 オバマ前大統領はツイッターに「星に手を伸ばした生涯を終え、彼女
日本初の人工衛星「おおすみ」は、1970年に鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)から打上げられました。それから50周年を迎える今年、「おおすみ」が打ち上げられた日にシンポジウムを行い、これまでの50年を振り返り、これからの50年を展望する機会とします。 宇宙科学分野の探査の今後について、戦略的中型と公募型小型に加えて超小型探査機や軌道間輸送機などの新たな視点を含めて展望します。 ライブ配信 [ 2020年2月11日(火・祝) 13:00〜16:30 ] 宇宙科学・探査と「おおすみ」シンポジウム https://youtu.be/tmDq3n-wdKA 開催概要 日時
日本の初めての人工衛星「おおすみ」が打ち上げられてから11日で50年になります。これまで打ち上げられた日本の人工衛星と探査機は合わせて240基余りと世界で4番目に多くなっていて、長く携わってきた関係者は「限られた予算と人員でよくやってきた」と振り返っています。 人工衛星の打ち上げに成功したのは、旧ソビエト、アメリカ、それにフランスに次いで世界で4番目でした。 その後、X線を観測する天文衛星「はくちょう」やハレーすい星を調べる探査機「さきがけ」のほか、最近では「はやぶさ2」など比較的小さな科学衛星を打ち上げてきたほか、気象衛星や通信衛星など実用衛星の利用も進めてきました。 アメリカの政府機関のまとめによりますと、これまで打ち上げられた日本の人工衛星と探査機は240基余りで、ロシア、アメリカ、それに中国に次いで、4番目に多いということです。 「おおすみ」の打ち上げにも参加したJAXA=宇宙航空
日本初の人工衛星「おおすみ」が打ち上げられてから、2020年2月11日で50周年を迎えます。それを記念して日本のロケット開発や宇宙研究に関する資料の展示会「日本初の人工衛星『おおすみ』打ち上げ50周年」が国立科学博物館で開催されます。 これまでに打ち上げられた「おおすみ」から「はやぶさ」など、ロケットの追尾に使われたJAXA内之浦宇宙空間観測所のレーダ用コンソール、ラムダロケット等に搭載された機器、初期のベビーロケット関連資料等を展示。また、JAXA宇宙科学研究所より「はやぶさ」のイオンエンジン等の搭載機器も展示される予定です。 開催期間は1月28日(火)から2月24日(月)まで。国立科学博物館の入場料は一般・大学生 630円(高校生・高等専門学校生以下および65歳以上 無料)となります。 展示物と常設展示中の関連資料は以下のとおりです。 ■展示物 ・宮原(みやばる)司令制御精密レーダ用コ
2019年9月10日、打ち上げを待つH-IIBロケット8号機。青い空、青い海、寄せる波、南国の濃い緑と白い砂浜。「世界一美しい発射場」と呼ばれる。 9月25日、H-IIBロケット8号機が、夜空を一瞬で昼に変え、轟音と共に飛び立った。搭載していた宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機は軌道に乗り、打ち上げは成功。当初予定された9月11日の打ち上げは、移動発射台で火災が発生するという前代未聞の事態で中止となったものの、迅速な原因究明と対策によって予定期間内に打ち上げることができた。H-IIAロケットと合わせると42機連続打ち上げ成功となる。 種子島宇宙センターから初のロケットが飛び立ったのは1968年9月17日。半世紀が経過し、2020年度には新しいロケットH3が飛び立とうとしている。種子島の歴史と未来、ロケットを打ち上げる難しさと醍醐味について、JAXA種子島宇宙センター藤田猛所長にお聞
2019年10月11日、ロシア(旧ソ連)の伝説的宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフ氏が亡くなりました。85歳でした。 ■ガガーリンと同時代に活躍、アポロとの歴史的ミッションにも参加ボスホート2号に搭乗したアレクセイ・レオーノフ氏による人類初の宇宙遊泳(Credit: FAI)レオーノフ氏は1960年代に旧ソ連で進められていた有人宇宙飛行計画において選ばれた、ユーリ・ガガーリン氏をはじめとした宇宙飛行士たちの一人でした。 1965年3月18日、レオーノフ氏はパヴェル・ベリャーエフ氏とともに宇宙船「ボスホート2号」に乗って地球周回軌道に打ち上げられました。ボスホートはガガーリン氏も乗った宇宙船「ボストーク」を改良したもので、ボスホート2号には伸縮するトンネルのような形をしたエアロックが装備されていました。 打ち上げ同日、展開されたエアロックに入ったレオーノフ氏は、地上からの指示を待ち船外へと漂い
読む宇宙旅行 2024年8月 3年ぶり好条件の流星群、約80年ぶりの新星爆発!? —真夏の夜は星空を見上げて
生活雑貨や食品など様々な商品が購入できる100円ショップ。 この季節になるとプール用品や昆虫採集用品など、夏休みに関連するアイテムの特設コーナーも目立ちます。それに、近年になって自由研究に使用できるアイテムも次々に登場し、ピックアップされるようになってきたと思います。 今回、100円ショップ「ダイソー」の特設コーナーで偶然発見したのが、どう見てもパッケージ買いしたくなる宇宙が広がっている「3D パズル」です。 それも、サターンVロケットやボイジャー1号、キュリオシティなど、非常に魅力的なラインナップ。1個100円(税抜)ということもあり、店頭に出ていた全種類を購入しちゃいました。 以下が今回手に入れた8種類の3Dパズルです。 ・3Dパズル 太陽系模型(No,120) ・3Dパズル サターンVロケット(No,121) ・3Dパズル スペースシャトル(No,122) ・3Dパズル 月面探査機(
「ムーンショット」という言葉を聞いたことはありますか?科学に関心のある方にはなじみのある言葉かもしれません。文字どおりの意味は、月へ向かう宇宙船を打ち上げることですが、1969年にアメリカが人類を初めて月に送り込んだアポロ11号の成功を機に困難かつ壮大な計画や挑戦の意味を持つようになりました。ことしは人類初の偉業からちょうど半世紀。宇宙をめぐる状況は、国際宇宙ステーションの民間利用、火星への有人飛行、月を周回するステーション建設計画、さらには“宇宙軍”の創設など激変しながら、新たなステージへと進もうとしています。各国が次々と打ち出す「ムーンショット」によって、私たちはどんな世界へと踏み込もうとしているのでしょうか。 (アメリカ総局記者 添徹太郎) アポロ11号が打ち上げられたのは、50年前の1969年7月16日。3人のアメリカ人宇宙飛行士が地球に無事帰還したのは7月24日でした。 人類初の
米カリフォルニア州のNASAのジェット推進研究所で、笑顔で取材に応じるスー・フィンリーさん(2019年7月11日撮影)。(c)Robyn Beck / AFP 【7月18日 AFP】1950年代後半、旧ソ連が世界初となる人工衛星の打ち上げに成功し、米国も地球軌道に衛星を投入すべく開発を急いでいた。スー・フィンリー(Sue Finley)さんが、米航空宇宙局(NASA)の研究開発を行う機関「ジェット推進研究所(JPL)」で働き始めたのは、そうした宇宙競争が激しさを増していた1958年のことだ──。 82歳となったフィンリーさんは、NASAで最も長く働く女性の一人。NASAでは、アポロ計画など宇宙開発において不可欠な存在だった「人間コンピューター」として働いていた。彼女のような人間コンピューターの貢献は長らく表に出てこなかったが、最近になりようやく認められるようになった。 フィンリーさんが加わ
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