朝起きて、ツイッターなど眺めていると、とんでもないニュースが飛び込んでくる。社会性クモの個性研究の第一人者であるところのPruitt氏の論文に不正なデータがあることがわかり、論文の取り下げが生じており、それが下手すると一本や二本に留まらず(現在は二本取り下げ)、大規模な撤回が生じる可能性が出てきているとのこと。 www.sciencemag.org げげげげ、クモの個性の話は「クモのイト」で一章割いて書いている大事なテーマ。Pruitt氏の仕事もめっちゃ面白いのでいくつか紹介している。 クモのイト 作者:中田兼介 出版社/メーカー: ミシマ社 発売日: 2019/09/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) で、撤回された論文がなにか見てみると大当たり。その個性の章でとりあげていた社会的ニッチ構築の話であった。で、いろいろ調べてみると、撤回された論文の第一著者が、おかしなデータを発見して