先日ネットで、ご飯を白クマの形にしてカレーに浮かべた「クマカレー」なるものを見て、びっくり仰天した。そのユーモラスな姿を見て自分でも作りたくなった。せっかくならアレンジしたい。そうだ、クマじゃなくて猫にしよう。白羽の矢を立てたのは、彦根のゆるキャラ「ひこにゃん」だった。 ひこにゃんカレーを作りたい。溢れる気持ちをおさえられず、スーパーに走る。材料はレトレトカレー、ご飯、のり、福神漬け、らっきょう。カレーらしい材料をチョイスしたことで、僕は早くもご満悦だった。 だがそんな浮かれ気分もすぐに消し飛ぶ。ひこにゃんの顔とかぶとの土台はご飯だ。手でご飯を整えなければならない。だが手先が不器用なため、顔の丸みと三角のかぶとに大苦戦。手にご飯つぶがひっつくたびにイラっとしてしまい、早くも暗雲が立ち込める。 なんとかご飯を顔の形にし、のりで目と鼻を作る。のりをはさみで小さく切る難しさは前に作った「いなりら