高知市民図書館を立ち上げた渡辺進さん(88歳)が2014年11月1日午前0時59分に急性肺疾患のため、高知市内の病院で亡くなりました。告別式は6日正午から午後1時まで、高知市知寄町3-501-2のベルモニー会館知寄で仏式で行われます。喪主は長男の武さんです。 一部の研究者や学生だけではなく、市民皆に図書館を利用してもらおうと、分館・分室を設置し、移動図書館を巡回させ、さらに、障害者のことも忘れてはならないと、福祉施設として整備されるより先に、図書館内に点字図書館を設置し、図書館での出版事業を行い、レコード・コンサートや映画会なども開催して視聴覚資料の充実も図りました。移動図書館には、農業改良普及所の職員も同乗させ、本を貸すとともに相談にも応じるといった、先進的な取り組みをされました。 これらの取り組みは、第2次世界大戦後の日本の公共図書館の発展に大きな影響を与えました。当時、利用が低迷して