プロダクトプレイスメントは、広告手法の一つで映画やテレビドラマ、漫画等の劇中において、役者の小道具として、または背景として実在する企業名・商品名(商標)を表示させる手法のことを指す。プロダクト・プレイスメントとも表記する。 誕生は1955年公開のハリウッド映画『理由なき反抗』といわれる。劇中でジェームズ・ディーンがポケットから櫛を取り出し整髪するシーンが何度も出てくるが、これを観た当時のアメリカの若者たちから「ディーンが使っていた同じ櫛はどこで買えるのか?」と映画会社のワーナー・ブラザースに問合せが殺到した[1]。これが新しい宣伝のビジネスモデルになると気づいた各映画会社は、以降一般企業との「劇中広告でのタイアップ」を始める。これが「プロダクトプレイスメント」と呼ばれ、一般化した。現在、アメリカではプロダクトプレイスメント専門の広告代理店が数十社存在する。 撮影後の映像に商品や広告を露出す